liberte.yoe

何者でもない一人の人間の自由な小言

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最近の記事

スーパー銭湯とやら

先日川崎にあるスーパー銭湯に行ってきた、土曜の20時頃というのもあり、そのスーパー銭湯は人が多く混雑していた。 私は人が多い銭湯というのはどうも苦手だ。そういった混んでいる銭湯は、銭湯というより遊園地や水族館の様にアトラクション待ちで混んでいる場所という感じがする。 遊園地ではアトラクションに参加するために並んでいるが、銭湯のサウナに入る為に並ぶという行為をしたくないのである。 アトラクションといえば、その川崎のスーパー銭湯ではなにやらアウフグースという熱波を浴びせる熱波

    • 裸の椅子取りゲーム

      最近やたらとサウナが流行り始めている。 テレビをつけてもラジオをつけてもサウナの話でもちきりである。 今回はそんな流行りモノ好きな日本人の話。 まずサウナがなぜ流行っているのか、 2019年のドラマ「サ道」の放送をきっかけに続々とサウナに行き始める人が多くなったと感じる。 それまでのサウナの立ち位置は銭湯の風呂のオマケであったり、年配の方の憩いの場というイメージからか若者はほとんど寄りつかなかった。 しかし現在では年配の方より若者のほうがサウナに行っているのではないか、テ

      • 銭湯

        幼い頃からよく銭湯に連れて行ってもらっていた。 家に風呂がないわけではないが広い浴槽ではなかったため、時折広い浴槽がある銭湯に行っていたのだ。 近所の銭湯に行くことが多く、そこには小さいラドン式の風呂があった。 浴室内に一定の濃度のラドンガスをとどめるため、そこの浴室は四角い透明の箱のような形をしていたのを覚えている。ちょうど電話ボックスが三つ分ぐらいのサイズだ。 幼いころの私はそこがお気に入りで他の風呂とは違うスタイルにわくわくしていた、またラドン風呂内の壁には南国の森のよ

        • 映画

          映画 私が映画を初めて観たのは、風邪で小学校を休んでいる時テレビでやっていた午後のロードショーだったか。その時は寝ていなくてはならなかったのだが家には一人でおり、調子も良くなったからか居間のテレビをつけるとと映画がやっていた。 その映画はどんな物だったかは定かではないが、ほかの皆が学校にいるのに私は一人で映画を観てまだ子供ながらなにか背徳感を感じていたのは間違いない。 余計わくわくして映画を観ることができたのを覚えている。 そしてこのわくわく感は昼間だけではないのだ、私の家で

        スーパー銭湯とやら

          ヒトの人生

          ヒトの人生 時折ふと人生について考える事はないだろうか。 ヒトとは何か、なぜこの世に生まれたのか、なんのために生きるのか、目的はあるのか、その他にも多くのことに疑問を抱くことがある。 だが1つだけ、本能的なものが遺伝子に組み込まれているとすれば子孫繁栄ではないのか、自身の子孫を残す目的のために生きるといった野生の動物的な要素。 その動物的な要素として、ヒトでたとえるならまず生きるために食事をし、子孫繁栄のため異性と結婚をし子供を授かる。次に子育てといったところだろうか。ここ

          ヒトの人生

          煙草

          昨今のコロナ渦により、愛煙家の肩身がさらに狭くなっている。街や居酒屋、カフェなどでは禁煙というのがほとんどである。 私自身も愛煙家であり煙草を嗜好品として楽しんでいる、電子煙草も勧められ試した事もあるがどうも匂いや味が合わずに未だに紙煙草を吸っている。 そんな中昔ながらの喫茶店では今でも喫煙できる場所がちらほらある、私はそんな喫茶店を見つけては紙煙草とコーヒーを楽しむのである。 数多くある煙草の銘柄、色々と吸ってみたが現在はアメリカンスピリッツの黒色に落ち着いている、通称ア

          サウナ

          最近巷ではサウナが流行りだしているらしい。私自身銭湯やサウナが大好きである。 幼い頃からよく親に銭湯に連れていかれていた記憶がある、そのためスーパー銭湯と言われるところより公衆浴場の銭湯のほうが落ち着くのだ。のびのびとゆっくり浸かれる風呂は家では体験できない。 サウナに関してはこれと言って特にこだわりはない、しいて言うならば客層を見たほうが良い、若者が多く何人か連れで来ているサウナは外れだ、彼らはただの流行りに乗りたいだけの輩だからだ。 マナーも悪くサウナの本質を知らない、

          喫茶店

          喫茶店を選ぶポイントがいくつかある、客が多すぎず煙草が吸えて昔ながらの内装ということだ、店主がお年を召した方だと尚良い。 私がよく行く喫茶店はまさにこのポイントを抑えていて居心地が良く何時間でも居座ってしまうの。 その喫茶店では一番奥にある角の席に座り、自分で換気扇の紐を引いてから煙草に火をつける。 煙草を二口ほど吸うと店主が水を持ってきてくれるのでそのタイミングでまずはホットコーヒーを頼む。 コーヒーと煙草の香りの中、永井荷風の[ふらんす物語]を手に取り、巴里への思

          麦酒

          仕事を終えると今日は無性に酒が飲みたいと思った、そこで友人に連絡するとちょうど近くにいるとの事で19時に待ち合わせをし電話を切った。 居酒屋につくとまず最初にビールを注文する。 煙草に火をつけゆっくりと肺にいれ注文したビールを待つ、そうしている間にテーブルにビールが運ばれてきた。ジョッキは冷えていて凍っている、中には黄金色の液体と晴れた日の雲のような白い泡が入っている。 友人とジョッキを突き合わせ乾杯しグッと三口ほど飲むと、白い泡の柔らかい壁の向こうから黄金色の液体がぱちぱ

          休日

          朝、目が覚めるとまだ頭がぼーっとしていて二度寝してしまおうかと考える。だが大抵はそう考えているうちにベッドから起き上がり窓を開けコーヒーを淹れる準備をする。 お気に入りの豆を手挽きのコーヒーミルを使って粉にするのだが、この豆を挽いている時の音がなんとも言えない休日感を感じさせてくれる。 コーヒーの香りと窓から入ってくる秋の風が部屋を包み込み「二度寝してしまわなくて良かった」と心のなかで独り言のようにつぶやく。