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煙草

昨今のコロナ渦により、愛煙家の肩身がさらに狭くなっている。街や居酒屋、カフェなどでは禁煙というのがほとんどである。
私自身も愛煙家であり煙草を嗜好品として楽しんでいる、電子煙草も勧められ試した事もあるがどうも匂いや味が合わずに未だに紙煙草を吸っている。

そんな中昔ながらの喫茶店では今でも喫煙できる場所がちらほらある、私はそんな喫茶店を見つけては紙煙草とコーヒーを楽しむのである。
数多くある煙草の銘柄、色々と吸ってみたが現在はアメリカンスピリッツの黒色に落ち着いている、通称アメスピ黒。このアメスピの黒は香料や保存料の添加物を使わずに世界的に希少なペリック葉をウイスキーを作った後のオーク樽を使用しその中で発酵させたものを天然の煙草葉とブレンドしている。
この工程を行うことで、煙草本来の味とオーク樽で熟成されたウイスキーのような香りを楽しむ事ができる。

喫茶店へ来たらまずブレンドを注文し、煙草に火をつける。煙草を深く喫い込みまずは口の中で味わう、そして肺に流し込むのだ。そうしているうちにコーヒーが運ばれてくる、コーヒーの香りとペリック葉の深い味わいが重なりホッと一息つくことができるのだ。

また私は冬に喫う煙草のほうが旨く感じる、冬の冷たい空気と葉の燃える煙を一緒に肺に流し込み吐き出す感覚が良い。

煙草を嗜む者の肩身は狭くなってきているが、未だに煙草を楽しめる数少ない昔ながらの喫茶店はなくならないでほしいと日々考えてしまう。


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