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#01【リベラルアーツの学校】設立までのロードマップ|by 学びラボ

ロードマップを作りました

5月6日にnoteを開設して数日で、予想以上の方に見ていただきました。
【リベラルアーツの学校】を構想している仲間ともども心強く思っています。

この記事を目にして、いったいどのような学習コミュニティを作ろうと思っているのか、というみなさまの問いへの答えと現状報告です。

学びラボ |専任3名・客員4名

こちらで適宜、教材やサロンの準備状況や開設までの経過をお知らせしていきます。

私は いとばや先生いとばや|人類学)と申します。

専任教員: 

  • いとばや先生

    • 文化人類学 (インドネシア、シンガポール留学)

  • いささん先生

    • 国際関係学(オランダ留学)

  • 社会学(公立大教授、韓国出身)

客員教員:

  • 英語学者(カリフォルニア大学)

  • 歴史学者

  • 文学者

  • 美術史家

わたし(いとばや先生)がコロナ禍の在宅勤務の悶々とした日々、放送大学や読書会といったオンラインでの学び直しに目覚め、また大学での教歴が28年(研究歴は34年)にもなるのを契機に、大学院時代の学びの仲間やこれまでの共同研究者の先生方に声をかけてきました。

学問は最高の遊びである」これまで教育と研究に励んできた仲間たちの共通の思いです。さらにそれを学びあう「こういう学びの場があるといいね」というのを形にしたのが学びの自由を目指す「リベラルアーツの学校」の構想です。

校名は仮称で、もう少し親しみやすい名前を考案中です

「学問は最高の遊びである」|共通理念

通信制大学の学生になろうと私の学部時代の卒業証明書(成績証明書)を出身大学から取り寄せてみました。卒業要件124単位を超過し50単位も多く修得していることに驚きました。法学部だけでなく、教育学部や工学部の授業。第二外国語のほかにイタリア語、アラビア語、タイ語などよくもいろいろな授業に手を出したものだとあきれました。もちろんアルバイトに遊びに一日が24時間では足りない毎日でした。

それが今の学生はほぼ無遅刻・無欠席で毎日学校に通い、それが終わるとアルバイトと毎日が目の回る忙しさだそうです。でも何かが我々世代とは大きくことなります。

英国の人類学者ストラザーンが「監査文化」と称した時代精神が大学だけでなく、アカウンタビリティを求められる多くの領域で息苦しさを作り出しています。

GPAを気にしながら楽勝科目で時間割をびっちり組む。3年の夏から秋は20社でインターンシップ。教育ローンを組んで授業料を支払っていることもあり親には小遣いを頼れない。休み中のバイトなしには友人との旅行やサークル活動もままならない。今の学生にわたしが「大学は最高の遊び場、だった」といっても伝わるものはなにもありません。

※ SNSを横目にみるとリベラルアーツは中高年のもの(暇人の教養)というのが多くの人の認識なのだと感じています。

やっとロードマップについて


大学での学びを「苦役」から「最高の遊びに」

【第一段階】noteを起点にeラーニングの学習サロンを試作

  • 専任・客員とも本業がまだ忙しく本腰を入れられないかもしれません。しかし、「学びラボ」と称して、リベラルアーツの教育理念の再検討と皆様の意見をもとに教材開発に励んでいきます。その特徴は、

    1. 古典リベラルアーツを21世紀の教育概念から再構築する

    2. ARCS(教授法)モデルや成人学習理論を顧慮したeラーニング教材

    3. トリビアの泉的な各論の楽しさ

    4. 社会経験をもとにした各人の生活領域での実践(アウトプット)

  • Google workspaceの「Googleクラスルーム」上に試作教材を掲載

  • 学習コミュニティの意見をもとに改善をすすめる

【第二段階】北米の最新LMS(教育支援システム)上に移行

  • 同期/非同期にかかわらず仲間とともに学ぶ「eラーニングの学習コミュニティ」を作ります。

  • まだ人文・社会領域が中心のこじんまりとした規模です。※ がんばって50科目くらい

【第三段階】「リベラルアーツの学校」開校

  • 自然科学や文学分野、芸術分野の客員教員を招聘

  • 小規模な通信制大学と変わらない規模にまで充実す

  • 👉科目数は90科目(3段階の学習レベル)

  • 👉オンラインのゼミナール開催(月4回録画あり)

【第四段階】「分散型の学びのエコシステム」の実現へ

  • もくもくとeラーニングの課題を動画の早送りで進める時代の終焉です。「顔の見える」学習者のコミュニティが20世紀の学校教育では実現しえなかった未来の学びをもたらします。

  • やっと設立当初の目的である「学びの自由」の実現が見えてきます。

  • 21世紀型の教育モデルに沿ったLMSの中の学習コミュニティの完成

  • 👉放送大学や一般の通信制大学より10年先の教育モデルを目指します

ロードマップ 2024年現在

マリリン・ストラザーン(人類学者、ケンブリッジ大学)のミネソタ大学での記念講演(2017年)

設立への現状はどうなの?|2024年5月現在

  • noteプレミアムを開始して、Google workspaceを契約しました。

  • 東京都の創業支援事業に申し込み、中小企業診断士による開業までのサポートを受け始めました。

  • 学びラボの教員5名が同期、非同期で情報交換や打合せを行い、相互の研鑽をすすめています。


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