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会社を作った頃の話

代表の的場です。先週10月23日(月)で会社を設立して丸3年が経ちました。
今日は、その頃の話について、書いてみたいと思います。


副業からはじめた

当社の基礎となるビジネスを副業で始めたのは、コロナ禍真っ只中の2020年6月でした。
以前勤めていた外資系企業の元同僚を手伝う形で、海外の子供向けYouTubeチャンネルの日本進出の戦略を作る仕事を副業として受けました。

その時は起業するなんて頭には全くなく、コロナ禍で外出が出来るわけでもなく、当時本業の業務量に忙殺されていた事もあり、気分転換的+お金が稼げれば御の字くらいの気持ちでスタートしました。

私が支援していたチャンネルを運用している会社は複数の幼児教育YouTubeチャンネルを所有していて、全て合わせると1億人以上のチャンネル登録者数がいる会社でした。
日本からの視聴は、再生数は低いものの平均視聴時間が長く、「日本市場に可能性を感じている」といった状況でした。
しかしながら、日本の子供向けコンテンツ市場は、国産コンテンツが独占している状態。そこに風穴を開け、先方のコンテンツ認知を拡大していく宿題を預かりました。

Les Enfan TV 始まりの経緯

2ヶ月ほど業務をやっているうちに、他にも多くの子供向けYouTubeチャンネルが類似の課題を抱えている事に気づきました。私は、自身が番組の取りまとめ役となり、「YouTubeだけでなく、動画配信サービスにも幼児番組を提供するサービス(コンテンツをキュレーションするためのブランド)を始めたい」そんな考えに至り、そのキュレーターサービスに「Les Enfan TV」という名前をつけ、当社の歴史が始まりました。2020年9月の事でした。

実は、Les Enfan TVの名前の由来はフランス語の「les enfants」=「こどもたち」です。海外への渡航が容易に出来なくなった当時の社会情勢の中で、「単純に英語教育番組を供給するのではなく、多種多様な文化に触れられるような番組を日本に持って来たい」と考えたところから、会社名を多様性の象徴として、あえて英語にせず、フランス語にちなんで名付けました。

毎日が映像編集の創業期

当社を創業した2020年10月から翌年の春にかけての私の生活は、昼は本業・夜は夜な夜な動画編集をする生活でした。創業から半年間で、300時間分の子供向け番組を買い付け、買い付けた作品に日本語副題等を挿入する作業を私自身でやっていました。動画のエンコーディング時間=睡眠時間のような生活を1年近く続けていました。
この経験が、その後の当社のビジネスモデル構築にとても役立ちました。YouTube向けの作品からテレビ向けの作品まで幅広く動画を見込んだ事で、YouTubeチャンネルの勝ちパターンが見えてくるようになりました
やはり、仕事を覚えるためには、ひたすら手を動かす事が重要と35歳で改めて体感する事が出来ました。

創業当時の自宅のデスク。
Macを2台並べて、1台は資料作り、もう1台では映像編集や動画の納品作業をしていました。

ビジネスの変遷

最新版の弊社の会社案内では、ミッションを下記のように紹介しております。

2023年9月版会社案内より引用

一方、創業2年目の2021年12月の会社案内では、同じページにて、下記のように記載していました。

2021年12月版会社案内より引用

創業初期は、子どもたちが好奇心を持って楽しい時間を過ごせるための番組を配信する会社であると考えていました。創業から丸3年が経ち、現在は創業期の子供ビジネスの経験を活かし、広くメディアビジネスに携わっており、当社の売上の中で、子供向けコンテンツビジネスが占める割合は、5%以下になりました。
ビジネスが変化をしても、ビジネスの核となる考え方の根底には、常に「メディアの消費者の中にいる子どもたち」がいます。大人から子どもまで楽しめるメディア体験を作る事、それが私の仕事人としてのこだわりです。

こだわりの背景にある息子の存在

ビジネスのコアに「子どもたち」を意識する背景には、2018年4月に生まれた息子の存在があります。
仕事以外の時間のほとんどを息子と過ごしていて、幼稚園への送迎のほか、お風呂も夜の添い寝も私の担当です。休みの日は習い事に遊びにと1日中ずっと一緒に過ごしています
息子とは電車や車など共通の話題をもてているので、毎日飽きる事のない時間を過ごせています親子の間で共通の話題を持つ事は、親子関係の構築・教育において、非常に重要であると考えています。
動画配信サービスがスマートテレビで視聴される機会が増えていく中で、リビングの中心にあるテレビで、世代をまたがって親子共通で楽しめるテレビ番組は、そんな親子関係の構築に非常に有用なツールではないかと考えています。だからこそ、世代を超えて楽しめるエンタメ体験を作る事に、私はこだわりを持って仕事をしています。

私はキャリアを通して、日本アニメからMTVの恋愛リアリティーショーまで幅広いコンテンツの番販に関わってきましたが、息子の存在が私のその後の進む道を示してくれました。

子どもとのドライブ中の一コマ。
車の中での会話が共通の話題を持つ上でとてもいきています。

「レザンファンティーヴィー」へのこだわり

ビジネスモデルの変化から定期的に会社名をレザンファンティーヴィーからビジネスの実態にあった名前に変更するべきか悩んできました(少なくとも、20回はこの悩みにぶち当たったと思います)。そして、毎度最終的には会社名は変えてはいけない!との結論に至っています。

周囲には、毎度「メールアドレスの変更が面倒だから」との理由を言っていますが、本当の理由は、創業時の経験や息子との親子関係からの学びを常に意識していたい、そのために、レザンファンティーヴィーの名前を守っていく事が、私自身のミッションだと日々考え、仕事をしております。


最後までお読みいただきありがとうございました!
次回は 11/2 更新予定です。
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▼レザンファンティーヴィー株式会社HPはこちら▼
https://www.lesenfantv.jp/

公式Xアカウント
https://twitter.com/LesEnfan_TV

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