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雑誌づくり②あこがれとこころの温度

こんにちは。kikiです。



梅雨のはずなのにアトリエの外はからっとした晴天。これが続けばいいのにな。甘いものでも食べながらのんびり読んでいただけたら嬉しいです。



さて、今回は雑誌づくりの2回目。

雑誌づくりの最初にして最も大きな壁「雑誌のコンセプトと内容」のお話です。



突然決まった雑誌づくり。

「どんな雑誌にしようかな?何を載せようかな?」と今まで集めてきた雑誌を前に頭の中には楽しい妄想いっぱいでうきうきわくわく。




雑誌はファッションや料理、インテリアから読み物や学びまで、色々なものが一冊に詰まっている事が魅力だと思っているので、内容のぎっしり詰まった、見て楽しい読んで参考になるようなものにしたい!と張り切ってコンテンツを考え始めました。




ですが、これがなかなか進まない。





『伝えたいこと』ありきの雑誌やコンテンツ。



今考えると、大事な伝えたい部分が定まっていない状態でスタートしたので進まないのは当たり前ですよね。






しかし、それよりも雑誌を作ってみたい!という気持ちから入った私は、憧れのファッション雑誌を眺めつつなんとなくオシャレっぽい内容、ちょっと見栄えのしそうなタイトルを考えていました。




ある程度コンテンツが決まったところで、ちょっとした違和感をもったまま内容を詰めていっていましたが、なかなか『これ!』というものを見つけられずにいました。




大好きな雑誌みたいにファッションに料理にライフスタイルにイラストに全て詰め込んだのに何かが違う、、




心がここにない感じ、、オシャレなイメージで付けたタイトルに無理矢理内容を合わせて作っているような苦しい感じ。
何か違うんだけど、でもどうしたらいいかわからない。




うきうきで始めた雑誌づくりも、この先が見えない状態にときめきのカケラも無くなってしまっていました




そんな時、ふと思い出したのが以前たまたま読んだ『「暮しの手帖」とわたし』という本のこと。



NHK連続テレビ小説とと姉ちゃんのモチーフ本であり、「暮しの手帖」創刊者しずこさんの唯一の自伝でもあります。





あれ?確かあの本は雑誌を作る女性の話だったはず、、、もう一度読み返したら何かヒントが見つかるかも!




その時既に本は手元には無かったので、著者である大橋鎮子さんの関連著書もまとめてすぐに注文しました。
予想通り、その本には私がいちばん知りたかったこと、そして大切なことがシンプルに力強く書いてありました。



しずこさんが「暮しの手帖」を作った理由
「家族を、女の人を、しあわせにする雑誌を、つくりたい。」



そっか!わたしにはこのいちばん大切な”何のため”の部分が抜け落ちていたんだ!とやっとやっとやっと気付きました。



それからは、

何のために雑誌を作ってるんだっけ。
誰に向けて雑誌を作ってるんだっけ。
そもそも、何を伝えたい届けたいんだっけ。



今までのモヤモヤをひとつづつ消していくかのように、自分に質問を投げてはすみっこに隠れている本当の気持ちを見つけだす作業をくり返しました。



上のような質問の他にも、


自分が欲しいものはどんなもの?
自分が好きでみているブログやInstagramはどこが好きなの?どこに惹かれるの?
その雑誌を読んでどんな気持ちになりたいの?



などなど、いろんな方向から自分に質問をしてたくさん考えました。



こんな自問自答を経て、最終的に見えてきた自分の気持ちは意外とシンプルで、



“雑誌を通してアトリエのあたたかくて可愛くて幸せそうな様子を見て、ちょっとときめいてほっこりした気持ちになって欲しい”


というものでした。




とくに背伸びする必要もなく、雑誌だからあれもこれも載せないと!という決まりもないんだなと、知らないうちに自分の雑誌に対する固定観念に縛られてしまっていたみたいです。





自分の気持ちに気づいてからは、少しずつ雑誌の方向性も見えてきて、結果今回のような等身大の手作り感あふれる雑誌ができました。(雑誌の様子はインスタグラムに載せているので見ていただけると嬉しいです♫)




そして今回みつけた雑誌をつくる目的、そこにある自分の気持ち、雑誌の世界観を見失わないために、1ページ目にアトリエからのメッセージイラストを載せることにしました。


アトリエ紹介


『MILKTEA TIME』を開いてくれたみなさんが、このメッセージを読んでアトリエに遊びにきたような気持ちになってくれたらうれしいなと思っています。




さてさて、今日はここまで。
今回は雑誌づくりの最初にして最も大きな壁「雑誌のコンセプトと内容」のお話でした。



最後まで読んで下さりありがとうございました。

次は、意外と頭が固くて苦労するkikiのおはなしです。


またアトリエにあそびにきてくださいね。

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