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人生「捨てる」方がうまくいく

「自由であり続けるために20代で捨てるべき50のこと 」
四角大輔さん著

現在27歳。
貴重な20代もおそらくあっという間に終わるだろう、、
だからこそ悔いのないようにしたい。

そう考えていたらふと目に留まったこの1冊。

他の本では「20代でやるべきこと」という文言はいくつも見たことあるけど、「捨てる」と書いてある本にあまり出会わなかったので興味を持った。

今回、読んだ中で印象に残った文章があったので共有できればと思います。

環境も仕事も物、お金、全てとどまると澱んでくるから循環させる。

38ページ1部引用

例えば職場が慣れ親しんだ場所で、
仕事内容もずっと同じことの繰り返しだと確かに楽で居心地もいいし苦労することはない。
でも仕事や環境には必ず人が入れ替わったり、
新たな業務依頼が来ることだってある。
顧客も社会経済も変わっていく。

周りが変わっていくのなら
川の流れの様に少しづつでもいいから変化をしていく必要があると感じる。

とどまり続けると、ため池の水みたいに濁っていき、
良いものも汚れていくことに気づかない。

お金に関しても
貯金をしているだけだったら銀行にただお金を入れているだけ。

そのお金をある会社に株式投資すればその会社が経済を潤してくれ、日本あるいは世界のお金を循環させて自分の生活にもいい影響が出てくるかもしれない。

人間関係だって
慣れ親しんだ関係でい続けてもいいが、
一歩踏み出して新しい人間関係を作ることで自分に良い影響をもたらしてくれた経験がある。

私は当時社会人になって同じ会社で働いて2年、
今までの友達と会社の所属チームの人、家族との付き合い以外は誰かと交友することもなかった。

ある日偶然会社の他のチームで知り合った女性になぜか話しかけたくなって、思い切って話してみた。
理由は前から雰囲気や話し方が魅力的だなと
感じていた人だったから。
すると、思わぬことに話が弾んだ。そして共通点も多かった。

そこから会社以外でもご飯に行く様になり、その人の趣味である個性的なファッションにも感化され、自身も洋服や髪色、ネイルなどのファッションの幅を広げていき、新しい自分を見つける事ができた。

新たな「風」を自分に吹き込むことは勇気がいる事だけど、いい影響が沢山あると実感した。

見返りを求めずどんどん誰かに手放す。

39ページ1部引用


私も以前は、自分が一番好きだから自分の得を望み、自分が幸せになりたいという気持ちが強かった。
なので人のために行動しても必ず自分へのメリットを考えて行動してしまっていた。

でもこういった思考に人は気づいてしまうんだろうと思う。そしてそういう考えのところにはいい出会いや結果はよってこないことも痛感した。

むしろどんどんギブして行く人の方が後にいい出会いや人脈、お金だって集まってくる。
見返りの気持ちはばれる。

安いから買うではなく、「これが欲しい」から買う。

44ページ1部引用

これ、わたしも昔から「安いから」といって本当に欲しいかわからないようなコスメを買ってしまったり、プチプラファッションを買いあさったりしていた。

でも結局使わないで放置していて捨てる始末…本当に欲しいものが安いものであるならいいのだが…

自分が本当に求めているものは何かを考え、ほしいと直感で感じたものを値段ではなく「価値」としてお金を使うようになった。

1日の終わり、寝る前は空腹がいい。

98ページ1部引用

胃に食べ物がたまっていると内臓が休まること無く、質の悪い睡眠になる為、普段は3時間前に食事をすませるようにして、睡眠の質が良くなったと感じた。

そしてこれは私だけかもしれないけど、
空腹で寝た方が次の朝も食欲が安定して朝からドカ食いや次の昼くらいまでメンタルが安定するようになった気がする。

そもそも人間は1日に一回は空腹の時間が必要で1日3食というのも多いくらいなのだそう。

空腹でイライラするくらいなら食べた方がいいけど、ある程度身体を軽くしておく方が
行動力も上がったように感じたので今後も空腹を意識して生活していきたい。

他人の気配がない時間を作る。自然はなお良き。ノイズがなくなり思考がシンプルになる。

107ページ1部引用

トイレやお風呂で一人でいるときこそ思考がクリアになって、
ふとしたアイデアがでてくることも関連しているのだろうか。

気配がなく邪魔されない空間は自分と向き合える最高の時間。よくカフェとかで作業や読書をするが、周りの人の気配や話し声で無意識に気が散って集中力が半減している気がする。
ただ、周りがざわついている方が勉強しやすいという人もよく聞くので、人によりけりかもしれない。

自然ではないかもしれないが、私は夜景をぼーっと見るのが好き。
ビルの屋上のような高い場所からの景色を見つめるとスーッと瞑想のようなモードになる。
日常でごちゃごちゃした頭のなかがその時間だけ消えてくれて、本質の悩みや思考だけ残ってくれる。

彼氏に浮気されたときはよく夜景をぼーっと見て
今後どうしようか…など考えていた。(笑)

瞑想をする。まつ毛の先まで一つ一つの体を意識して呼吸まで意識して見つめる。

125ページ1部引用

「瞑想」といえば少しスピリチュアルな印象を持っていた私。
正直、今もまだ瞑想の魅力に気づけていない。

ただ、瞑想はストレス軽減、集中力の向上、メンタルコントロール等いろんな影響をもたらしてくれ、
じぶんを見つめなおす時間を作ることができるのでどんどん取り入れていきたい。

まつ毛の先まで、と普段意識しない自分の体の隅々も意識する経験ってほとんどないので
どのような効果が出るのか、自身でも楽しみである。

どう思われているか、ではなく「いかに伝えたいのか」

138ページ1部引用

コミュニケーションで気遣うこと、配慮することが大切なのはもちろんだが、「どう思われているのか」を考えすぎて意見や気持ちを押し込めてしまいがちな人って多い気がする。

相手の気持ちいい答えをいい、他人の基準で生きていくのではなく、「自分は本当はどう思っているのか」「自分の思いはこの言葉で伝わっているのだろうか」と考える意思が大切だと思う。

ただ、ビジネスの場では気持ちや自分の考えを伝える場じゃない時もあるので、状況を鑑みて臨機応変に対応していく。

本気で伝えたい想いは言葉に出すべきである。
本気の思いを自分の言葉で伝えると相手にも伝わる。

結果意見を否定されても怖がらないでいい、人それぞれ考えが違うことは当たり前なのだから、否定されることは当たり前。

10伝えて1受け止めてくれればいい。

全て肯定してほしいから伝えるのではない。
ただ自分の想いに自分は全力により沿ってあげたい。
それくらいで考えるようにしてだいぶ生きやすくなった。
自分が伝えたいことは惜しまず伝える。押し殺さない。

自分のためにリスクを引き受けてくれた人だけに。人間関係をシンプルにする。

141ページ1部引用

先ほど話したの「一歩踏み出して新しい人間関係を作ることで自分に良い影響をもたらしてくれた」話と矛盾しているようにみえるが、そうではないとわかった。

人間関係をシンプルにするというのは
「自分の時間を奪う人、自分本位のために相手の時間を奪っていることに気づいていない人」のような人間関係を早めに切ること。

自分の時間を奪う人というのは、相手に相談する方がかなり多い人、助けてもらってばかりな人、自分の都合で相手を振り回す人等。

そして「自分の為にリスクを引き受けてくれる人」や「自分がこの人と過ごしてポジティブな影響を受ける人」の関係を維持、増やして人間関係の質を高めていくことが重要。

そのような人間関係に振り回されては自分の貴重な時間がもったいない。
リスクを引き受けてくれた人は、自分の味方になってくれる人なので大切にするべきであり、自分もその人に真摯に向き合っていくべき。

以上、つらつらと書かせていただいたが
これらのことって20代で気づくといいのであって、
どの年代でも人生通して大事なことだと感じた。
なので30代、40代それ以上になってもいつでも頭に入れておきたい考え方だなと思った。

そして今回「この本の「捨てる」というタイトルに惹かれた」といっているのに

私、タイトル以外で「捨てる」という言葉を1回も使っていない…!!

(この本では「捨てる」といういい方ですが、
私の中では「現状・行動を○○に変える」と頭で言い換えているのでしょう…)

では!


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