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檸檬読書記録 クリスマス絵本5選

どんどんクリスマスが近づいている。

色々な家で様々な色や飾りのリースが飾られていたり、お店にクリスマスグッズが増えたり、木々はカラフルなライトで彩られ、至る所でクリスマスソングが流れている。クリスマスが近づくにつれて、どんどん気分が高揚してくる。
クリスマスはやっぱり素敵だ。

そんな最高のクリスマスのお供には、素敵なクリスマス絵本がピッタリだと思う。なので今回はいくつか紹介していこう思います。

個人的にクリスマス絵本で、見た目が最も気に入っているのは…

ジョーン・G・ロビンソン『クリスマスってなあに?』

同じタイトルで、ミッフィーで有名な作者が手がけた絵本もあるが、これは全くの別物。
こちらはイエス様のことや、クリスマスの過ごし方について、とにかくクリスマスのことが書かれた知識的絵本。
とにかく、絵が良い。
表紙の朱色が綺麗なのは勿論、限られた色を使ってシンプルに仕上げているのが魅力的。
飾っておくにもおすすめな1冊。


もう1冊は、こちらも赤が綺麗な絵本。

イアン・ファルコナー『オリビア クリスマスのおてつだい』

子豚の女の子オリビアシリーズの、クリスマスの話。
こちらも数色だけという、シンプルな線と色合いが素敵な作品。
タイトル通りに、クリスマスやサンタが待ちきれないオリビアが、飾り付けなどをお手伝いしてクリスマスを待つ話。
だけどお手伝いも、少し予想外のことをしたり、オリビアは常に元気一杯。眺めても見ていても楽しい作品。


もう1冊は、

クレメント・クラークムア:詩・ターシャ・テューダー:絵『クリスマスのまえのばん』

こちらは打って変わって、色々な色が使われている。けれど落ち着いた色合いで、昔ならではのレトロ感が素敵な絵本。
内容はタイトル通り、クリスマス前の晩の出来事が書かれている。何故か子供ではなく、父親がサンタを目撃し、歓迎するという話。
詩というだけあって、リズミカルで歌を聴いているような、なんともコミカルで楽しい。

サンタだ、サンタが くちぶえを ふき
トナカイたちに よびかけている!

「いそげ ダッシャー、いけ ダンサー
さあ プランサー、それ ビクスン、
とばせ コメット、キューピッド、
いいぞ ダンダー、ブリッツェン。
かべを つたって やねへ でろ。
がんばれ いっきに かけあがれ!」

クリスマス前に読んで、気分を上げるのに持ってこいな絵本だと思う。


もう1冊は、

ベーメルマンス『マドレーヌのクリスマス』

有名なマドレーヌシリーズの、クリスマスの話。
といっても、クリスマス感はやや薄め。
クリスマスの前の晩、マドレーヌ以外の子どもたちや先生までも風邪をひいてしまう。マドレーヌが1人、テキパキと世話をすることに。すると魔術師が訪ねてきて、絨毯を買いその後助けたことで素敵な贈り物ならぬ魔法をもらう、という内容。

クリスマスという観点からは、少し物足りなさを感じるかもしれない。けれど心優しいマドレーヌの姿に心が温かくほっこりするような素敵な作品だと思う。
後、個人的には絵が好き。


最後は、

J&A・アルバーグ『ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』

ゆかいな郵便屋さんが、クリスマスイブに色々な場所へ手紙を届ける話。
物語は至ってシンプルでだか、届ける相手が赤ずきんちゃんだったり、ハンプティダンプティだったり、童話の人物で面白い。
だけど何よりも面白いのが、実物の手紙やカードが、実際に入っているということ。
そして手紙だけでなく、実際に遊べるパズルやすごろくなども入っていて、次に何が出てくるのだろうとめくるのが楽しくわくわくする作品。
そして絵も優しくて可愛い。
この本は、自分で持つというよりも、誰かにプレゼントするのにピッタリな1冊だと思う。


まだまだ、クリスマス絵本で素敵な作品はたくさんある。
そもそもクリスマスというテーマになっているだけで、魅力的になる気がする。
だけどここまでにして、今回は閉じようと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
全ての人が、よりよいクリスマスを迎えられますよう祈っております。
ではでは。


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