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最低の恋人



少しばかりの
楽しかった思い出 
いくつもの
些細でも大事だったこと

互いの
駄目なところ

それら全部
二人で作ったことだったのに

一つのすれ違いで
何もかも否定してしまった

最低の恋人


あの時間を否定することは
自分をも否定することだと
わからないのかい?

ぼくが騙した
とでも?

じゃ
きみが騙した
んだね


さよなら
最低の恋人

きみの心は
やがて迎える冬よりも
冷たい






でも
きみの可愛いとこ

好きだったよ




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