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海外旅、鉄道、登山 生物学の隅っこに棲息中

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海外旅、鉄道、登山 生物学の隅っこに棲息中

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頒布同人誌まとめ

本記事は筆者がこれまでイベントなどで頒布した同人写真集の紹介記事になります。また今後サークル参加予定のイベントについても随時更新していきます。 参加予定イベント同人サークル「御室紀行」として申し込む予定のイベントです。以下に紹介する同人誌はこちらのイベントで頒布予定です。(ここに記載した全てのイベントに参加するかは未定です) コミックマーケットC104 2024年8月11日∼12日 東京ビッグサイト 8月12日(月曜日) 東地区フ-26aにスペースをいただいています。

    • 人民鉄路の看板列車を探せ

      わざわざ海外まで出張って行って、鉄道乗り回している皆様こんにちわ 普通列車でのんびり車窓を眺める旅もいいものだが、鉄道会社の看板背負った最優等列車に乗るのもまた格別である。 その国の鉄道会社の技術の粋を集めて、最優等列車にふさわしい設備とサービスを整え、そして何よりその国の鉄道史に受け継がれてきた伝統を引っ提げて颯爽と走る列車はカッコいいのだ。 例えば世界最長の鉄道・シベリア鉄道の看板列車といえば、列車番号1,2を掲げるロシア号がモスクワとウラジオストクを一週間近くかけて

      • 中国-台湾航路乗船記(福州琅岐-馬祖福澳-基隆)

        前回に引き続き今回も海路国境越えのお話。 前回の記事では韓国平沢港から中国煙台港までの海路国境を越えた。 今回は中国福建省福州市馬尾区から台湾福建省馬祖南竿島までの両馬航線と、南竿島から台湾本島基隆市までの新台馬輪航路を使って、台湾海峡を船で越えて行く。 両馬航線(福州-馬祖南竿)何かと緊張感が強調されがちな台湾海峡であるが、中国福建省と台湾は文化的にも経済的にも結び付きが非常に強く、それと対応して両岸を行き来する航路も複数設定されている。 新型コロナウイルスの流行によ

        • 韓国-中国航路乗船記(平沢‐煙台)

          みなさま国境越えてますか。 国境越えのロマンといえば陸路、そして陸路よりも海路であるというのは、古来より旅人の間で言い伝えられてきた定説です。 今回の記事はそんな海路国境を、韓国京畿道平沢市(평택시、pyeongtaek)から中国山東省煙台市(烟台、Yāntái)までを結ぶマイナー国際航路に乗って越えていきましょうというお話です。 韓国‐中国航路について 韓国‐中国を結ぶ旅客航路について日本語でまとまっている資料はあまり多くないが、「フェリーで海外旅行に行こう」というサ

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        頒布同人誌まとめ

          再びロシアへ②

          ロシア欠乏症に罹患している皆様、お待たせしました。 半年ぶりのロシア記事の更新です。 前回はこちらから その前の記事はこちらから 前回の記事では、ウランバートルから夜行列車に乗って、無事ロシアに入国し、ウラン・ウデ駅に到着したところまでをお伝えした。今回はその続きである。 さてさて最後に不穏な言葉を残しておばちゃんが立ち去った後、 とりあえず駅の待合室で今後の方針を考える。急遽立てた旅程なので、ホテルはモンゴル方面に戻る最終日の分しか抑えていない。現金は20000ルー

          再びロシアへ②

          旅カメラのすすめ

          (本記事は独断と偏見に満ち溢れた記事です。カメラに強い拘りを持つ方は回れ右してください。) 一人旅中毒のみなさま、旅先で写真撮ってますか? 今回はカメラを買っては壊し、借りては壊し、カメラ歴12年で10台(+4台)のカメラを渡り歩いていてきた筆者がおすすめする旅カメラのお話しです。 旅カメラに必要なこと まず旅に持っていくカメラを選ぶ上でスペック表は捨てましょう。あんなものはメーカーの自慰自己満足行為でしかないです。ウン千万画素なぞ意味がないです。スマホの解像度確認しろ

          旅カメラのすすめ

          欧州最後の森林鉄道Mocăniţaを行く

          旅先を選択するときに「唯一の」とか「最後の」とかいう形容詞に弱い皆様こんにちわ 今回は2020年3月に訪れた欧州最後の現役森林鉄道ことMocăniţa森林鉄道についてのお話である。 新型コロナウイルスが中国から流出し、韓国、日本そしてイタリアへと感染が拡大していくさなかの2020年2∼3月、筆者はイスタンブールからキーウまで陸路で旅をしていた。国境で、ホテルで、列車内で、「俺は中国人じゃねぇ」と連呼しながら(当時は中国人の入国禁止が出始めていた)、ルーマニアまで辿り着いた。

          欧州最後の森林鉄道Mocăniţaを行く

          再びロシアへ

          ロシア欠乏症に罹患してる皆様へ 9か月ぶりにロシアに行って来ましたという自慢お話です (筆者はロシアによるウクライナ侵略を一切支持しておらず、ロシア軍は直ちにウクライナから撤兵すべきであるという立場にあることは最初に表明しておく) 前回2023年3月にロシアに渡航した折の記事はこちら ロシアから帰国して9カ月、前回渡航した折はモスクワやペテルブルグを堪能し、しばらくは来なくても大丈夫と思って出国したつもりだったのだが、悲しいかなそんな満足感は日々の雑事にかまけるうちに霧

          再びロシアへ

          ソウルで補身湯を食べる

          (本記事は通常日本の食文化では扱わない肉類を食べることに関する記事です。そのような食文化に対して忌避感を覚える方、あるいはそのような文化に対する攻撃材料を探しているような方はお帰りください。) 突然だが読者諸君、十二支に出てくる動物を食べつくしたいと思ったことはないかい? 私は常に思っている。人生の楽しみの3分の1くらいは食べることだと思っているので、美味しいものにかぎらずStrangeなものもどんどん食べてこその人生じゃないだろうか。 ということで十二支の動物を食すこと

          ソウルで補身湯を食べる

          人民鉄路の顔 東風4型をお手軽に撮りに行こう

          読者諸君、東風4型ディーゼル機関車を知っているかい? 1974年製造開始、延べ製造数5000輌を大幅に超え、中国の津々浦々を走り抜けた傑作機を撮りに行きたくはないかい? 本記事はそんな東風4(DF4)をお手軽(要出典)に撮りに行きたいというフットワークの軽い海外鉄諸兄向けの記事である。 東風4型の生き残る地、それは浙江省金温鉄路 いかに5000輌以上の大所帯といえども、寄る年波には勝てず…(そして中国政府肝入りの巨額のインフラ投資による電化路線の伸長と車両の近代化には勝

          人民鉄路の顔 東風4型をお手軽に撮りに行こう

          破壊され、鹵獲され、展示される戦車たち

          2022年2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの大規模侵攻。 当初から両国ともに積極的に自国の主張を発信していたが、その一環として相手国の鹵獲兵器を展示して戦意高揚をはかったり、自国への支援を呼び掛けていた。 2023年2∼3月、そのような鹵獲兵器を見学しにラトビア・リトアニア・ロシアの三国を訪れた。 (本記事中ではロシアによるウクライナへの侵攻に対しての是非については触れないが、筆者としては侵攻に断固反対でありロシアは今すぐに撤兵すべきであるという立場をここで

          破壊され、鹵獲され、展示される戦車たち

          ラトビア狭軌鉄道Bānītī

          ソ連崩壊後、EUに加盟し西側世界への傾斜を強めるラトビアでは様々なインフラが西側標準のものへの置き換えが進む。しかしそんなラトビアにも旧ソ連時代に建設されたまま、観光鉄道という形ながらいまだ現役の狭軌鉄道が存在する。 ソ連の残り香を求め、そんなラトビアの狭軌鉄道Bānītīを訪ねた。 (訪問日:2023年2月27日) この鉄道はラトビア東部の都市グルベネGulbeneとアルークスネAlūksnes間33㎞を結ぶ。かつてはアルークスネから先、エストニアとラトビアの国境の街ヴァ

          ラトビア狭軌鉄道Bānītī

          2023年ロシア渡航の手引き

          筆者は2023年3月10日から20日までの間、ロシアに渡航していた。昨年2月からのロシアによるウクライナ侵攻により非常に行きづらくなってしまったロシアであるが、現状観光のための渡航は可能である。筆者が確認できた範囲における情報を記事にしておくことで今後渡航する予定の方に役立てばと思う。なお本記事の情報は基本的に筆者がロシアに滞在していた時点での情報である。(最終更新:4月16日) ロシア渡航は危険か 2023年4月現在、外務省海外危険情報ではロシア全域にレベル3が発令され

          2023年ロシア渡航の手引き

          カシミール・ラダック 移動の記録

          2022年9月下旬~10月上旬にかけて、インド北部ジャンムー&カシミール連邦直轄領とラダック連邦直轄領を旅した。そのときの記録。 見どころや観光名所は素晴らしいガイドブックがあるのでそちらに譲るとして、本記事ではあまり日本語情報が多くない公共交通機関での都市間移動に絞ってコロナ後2022年秋時点での情報を残しておく。 (ネット環境があまりよくない地域も多いので荷物が許すのであれば紙のガイドブックを持っていくのがおススメ。) (私は上の本を持って行ったがこちらはもう新刊では

          カシミール・ラダック 移動の記録

          2022年2∼3月ジョージア・アルメニア・トルコ旅の記録

          本記事は筆者が2022年2~3月にジョージア・トビリシを起点として、アルメニアを経由し、トルコ・イスタンブールまでを旅した折の振り返りツイートをまとめたものになります。旅程などの詳細を本文にまとめたりはしていませんが、ツイートを掘り返すのも大変になってきましたので記録用にこちらに残しておきます。

          2022年2∼3月ジョージア・アルメニア・トルコ旅の記録

          Stand with Ukraine in Tbilisi

          2022年2月24日 ロシアがウクライナに侵攻した。 私はちょうどその日の夜のエミレーツ航空便で日本を出国するところだった。 旅の準備もそっちのけでSNSで状況をひたすら追いかけた。 翌日ジョージアの首都トビリシに到着し、市内中心部のホテルで情勢を追いかけていると、窓の下で行進している人々を見かけた。 反ロシア感情の強いこの国では侵攻の翌日から国会議事堂前でウクライナ侵攻に対する抗議デモが結成されていたのである。 その日は長時間フライトの疲れもあり、そのまま上から眺めるだ

          Stand with Ukraine in Tbilisi