大企業20年のキャリアから一転、ベテランマーケターがスタートアップ&地方IT企業に入社した理由とは?
こんにちは!learningBOX広報PRの佐藤です。
私たちは「世界の誰もが、いつでも、どこでも、自由に学べる未来を創る」というパーパスを掲げ、学習管理システム「learningBOX」を開発している兵庫県たつの市のIT企業です。
今回は、今年入社したメンバーのインタビューをご紹介します✨
実は、当社には大企業から入社してきてくれたメンバーがいるのです!大企業で20年ほど教育関係に携わっていたベテランマーケターが、なぜ地方企業の当社に入社を決意されたのか?元キャリアアドバイザーでもある私は個人的にも興味があったので、インタビューさせてもらいました😊
企画部 PRマーケティング課 箱田卓也
【プロフィール】
埼玉県生まれ、埼玉県育ち。公立の小中高を経て筑波大学へ。卒業後、新卒でベネッセコーポレーションに入社。他社に一度転職し、さらに起業し、またもやベネッセに出戻り。JICA(独立行政法人国際協力機構)に出向して、いい具合に外の風を感じましたが、2024年5月に通算20年以上勤めたベネッセを退職。learningBOX株式会社に入社しました。
子どもの頃から、テレビ番組に参加したり、ゲーム機でなくパソコンを買ってもらったり、既存のサークルに満足せず自分で作ったりと、人と違う選択をして異なることを経験するのが生きがいです。一見すると面倒なことも、おもしろく楽しく仕立てて選んでいます。
また、幼い頃の将来の夢は学校教諭、そして外交官でした。世話好きでおせっかいなので、自分が関わる人たちが成長していく様子を見たかったんですよね。学校教諭は子どもたちを直接応援できるし、外交官は広いフィールドで諸外国との懸け橋になり、世界各地で笑顔を増やせたら…という想いがありました。
現在は2人の子どもの父親として、時間的にも思考的にも育児が大部分を占めています。人間がどうやって能力を身につけるのか、興味をもつのか、そして将来にどう影響するのかを観察しながら、自分が関わることで可能性をぐいぐい拡げられるといいなと思いながら溺愛しています。
これまでのキャリアについて
前職のベネッセでは、進研ゼミの教材開発から始まり、自身のがんばりが数値で表せる楽しさが魅力的なマーケティングに従事しました。ベネッセが得意とするダイレクトメールをはじめ、マスメディアや電話営業、イベント、Webサイト、ライブコマースなど、全国の学生とその親御さんに向けてマーケティングとセールスができることはほぼ全てやってきました。
なかでも印象に残っている思い出の仕事は、CMとタブレット教材。CMを担当した際、当時の人気子役を起用して商品認知を高めた結果、地方の情報番組から声がかかり出演させてもらいました。出演のために訪ねた先は都内とは全く異なる環境で、全国区の仕事をしていることを改めて感じました。また、現在では当たり前となったタブレット教材をベネッセとして初リリースした際は、マーケティングのチームをけん引して一大プロジェクトを成功におさめ、お客さまに非常に喜ばれ、スキル・キャリアともにかなりの成長を感じました。
JICAでの出向を終えた2016年、家庭環境に大きな変化がありました。介護が始まり、結婚・育児で家族中心の生活になり、これまで仕事だけに費やしてきた生活に無理が生じてきました。そして少し前の2014年以降、職場では続々と仲間が転職し、私にとって以前のような心地よい環境ではなくなってきたことがきっかけです。
ベネッセに悪いところは決してないので働き続けることはベターではありましたが、自分や家族にとってさらに上のベストを探すことも生き方の選択肢の一つと思い、ゆっくりじわじわと転職を考えていきました。
learningBOXとの出会い
登録した転職サイトでは、うれしいことに日々スカウトの連絡をいただいていました。企業規模も中小から大企業まで、教育業界のみならず知見の全くない業界からもお声がけいただきました。そのなかで、興味を抱いた企業・組織との面談を通して「こんな会社があるのか」と社会見学のように企業研究をさせてもらい、現代社会を学ばせていただきました。
しかし、私にとってはあまりに多く、全てに対応しきれずスカウトをいただいてもお断りしていました。実は、learningBOXからのスカウトも一度はスルーしていました。けれども、なぜか印象に残っていたため、カジュアル面談を申し込みました。さらに、ベネッセと資本業務提携をしているにもかかわらず、スカウトをもらって初めてlearningBOXという企業の存在を知りました(笑)。
大企業からスタートアップ地方企業へのチャレンジ
決め手は3つあります。
・業績が右肩上がりでとても好調
・でも、効果をあげているマーケティング施策は不明瞭
・社員の皆さんがあたたかい
端的に「なぜこんなに好調なの?」という問いの答えがよくわからないので、社員のみなさんがとても鋭い感覚を持たれているんだろうと思います。それと同時に、確かなエビデンスをもって具体的な戦略を立てたらさらに伸びるのでは?と。そこにこそ、私の経験が生かせるのではないかと思いました。
また、社員数もとても心地よい規模で、直接の意思疎通ができるレベル。伝言ゲームで業務を進める必要はないので、工数も減らせます。そしてなにより一人ひとりの持ち場が広く、大きな歯車となって事業を動かすことができるため、自分の存在意義をより強く感じることができます。
さらに、learningBOXのみなさんは人柄が素敵です。地方の良さがしっかりにじみ出ています。働くうえでこのあたたかさは貴重です。人間関係の心配事を最小化でき、業務に集中できています。
ほぼありませんでしたね。心配なことがあれば自分で動いて解決しようと思っていましたし、この柔軟さがスタートアップの魅力だと感じています。
大企業からスタートアップへの転職の場合、給与面で不安を感じることが一般的だと思います。learningBOXは前述のように売り上げの伸び幅に非常に高いポテンシャルをもっているため、入社後に自分が率先して伸ばしていけば、給与はあとからついてくると感じています。
確かにギャップはありますね。ギャップの中身は、恐らく他のスタートアップ各社と同じだと思います。大企業と比べて、整備されていないルールや制度、フォーマット、さまざまありますが、全部些細なことだと思います。必要であれば設定・制定すればよいので、大企業の事例をもとに必要なときに動こうと思います。
社員の半分以上がエンジニアなので、エンジニア向けの制度に驚きました。エンジニアの方々にとってとても心強く、働きやすい環境ではないかと感じています。自然と無理なく楽しくスキルアップできるし、それを事業に貢献して働きがいにもつなげられるという、素敵なエコシステムは魅力的ですね。そんなエンジニアの方々と同じ土俵に立てるよう、マーケターの私もスキルアップに励みたくなる制度です。
👇エンジニア向けの制度「AtCoder手当」についてはこちら
learningBOXについて
一言で言うと「ゆるさを活用している会社」だと思います。
スタートアップなので企業の成長のためにスピーディな動きが必要と思いますが、その速さは必要十分。他社からみると「ゆるい」と思うかもしれませんが、無理もなければ無駄も無いので、ちょうどよいのだと思っています。
また、明確に定めていないルールも多いので社員がゆるい範囲で動くことができ、業務に広くかかわることが可能です。
私は2024年7月時点でマーケティング職に属し、セールスの前段階を担当していますが、まずはマーケティングのスキルを生かして周辺業務に拡大し、プロダクトの最適化にも関わっていければと思います。また、スキルアップの機会を作り、社内にマーケティング人材を増やすことができると、みなさんの感度がより高まり、お客さまに最上のプロダクトをお届けし、その先のユーザー体験も最高になるのではないかと考えています。
さらには、現在海外のビジネススクールでMBAを進めており、この知識も生かして事業のみならず、経営的な視点・視座をもって臨めたらと思います。併せてJICAで興味関心が再燃した海外教育において、語学力を生かしたグローバル展開にも関わっていきたいです。
さいごに
今回は6月に入社した新メンバー箱田のインタビューをご紹介しましたが、いかがでしたか?実は、箱田は私の上司にあたります。箱田が入社する前、豊富なキャリアと実績をお持ちなのでさぞストイックな方なのか…?と正直ビビッていました(笑)。でも、いざお会いしてみたら、写真の通り朗らかなお人柄でホッとしたのを覚えています。業務でも困ったことがあるとちゃんと話を聴いたうえで的確な提案もしてくれる、頼れる上司です✨
地方IT企業である当社の存在はまだまだ知られていないですが、不思議なことに、知っていただくと箱田のように印象に残る人が多いです。それはきっと「播磨の小京都」とも呼ばれる城下町の趣きが色濃く残るたつの市という立地に、IT企業があるというギャップもあるのかもしれません。
👇たつの市ってこんなところ
箱田は東京メンバーのためフルリモート勤務ですが、兵庫県たつの市の本社勤務のメンバーの中では、わざわざ全国津々浦々からたつの市へ移住&入社をしてくれた人が24人もいます。
そんな自然豊かな町にあるIT企業は、地方から世界を目指してクラウド型eラーニングシステムを開発しています。マーケティングに強みを持つ箱田が加わったことで、さらにジャンプアップしていけるのでは…とワクワクしています!
👇eラーニングシステム「learningBOX」にご興味がある方はこちら