見出し画像

キャッシュマシンに関して

現代では、さまざまなビジネスモデルが生まれており、面白いと感じたビジネスモデルについて学び、紹介したいと思います。

キャッシュマシンに関して

キャッシュマシンとは、企業が現金を支出してから回収するまでの時間差を逆転して事業を運営するビジネスモデルです。

企業にとって、キャッシュ(現金)の状態は非常に重要です。
いくらモノが売れても、キャッシュが無くなると倒産してしまいます。
つまり、企業内に現金が残る仕組みを作ることも重要になります。

キャッシュマシンでは、企業にキャッシュを残すことができます。

具体的な事例としては、古くからある手法ではありますが、銀行の「小切手」があります。
銀行は、お金を預けるところですが、大量に引き出されると倒産してしまいます。小切手は、書いた人に紙を渡して、実際にお金を受け取る人が来たときに、現金を渡します。銀行は、小切手を使うことで、その場で引き出されずに、受取人が来た時だけ、現金を渡すため、銀行にキャッシュが残るようになっています。

また、「受注生産」も同じです。
コンピュータでいうと、デル社が、様々なCPUやメモリ、ハードディスクのモデルを選んで、注文を確定してから、製造し、その後、PCが届くと思います。つまり、支払いが確定してから、製造し、その後、製品が届くのですが、実はビジネスモデルとしては、顧客の支払いが確定してから、部品メーカーにお金を払う仕組みになっていて、デル社には、キャッシュが残るようになっています。

さらに、Amazonもこれを利用しています。
Amazonでは、在庫の回転が速く、在庫を抱えない仕組みになっています。実は、Amazonでは、顧客から商品の購入を受け、支払いを受け取ってから、サプライヤーに支払いをしており、Amazonには、現金が残る仕組みとなっています。

要するに、キャッシュマシのビジネスモデルでは、先に支払いを受け取ってから、製品原価を払うというように逆転させることで、企業にキャッシュが残る仕組みとなっています。

サブスクとも相性が良い

キャッシュマシンのビジネスモデルは、売上の回収と支払いのタイミングのズレを利用して企業にキャッシュを残すビジネスモデルです。サブスクのように毎月確実に売上が回収出来るのであれば、あとはサプライヤーへの支払いを調整することで、キャッシュを残すことができます。このため、キャッシュマシンとサブスクは相性が良いです。

回収は早く、支払いは遅く、キャッシュを残す

キャッシュマシンのビジネスモデルについて説明しました。
通常は、在庫を仕入れて現金を払い、モノを販売し代金を回収するというビジネスを想像すると思いますが、
キャッシュマシンのビジネスモデルでは、商品が売れて、代金を受け取ってから、サプライヤーにお金を渡すという仕組みとなっており、企業には常に現金が残るようになっています。

会社に現金を残すために、回収を早く、支払いを遅くするにはどうすればよいか考えることが重要です。キャッシュマシンのビジネスモデルを学び、現金が残るビジネスをしましょう!!

この記事が参加している募集

#最近の学び

182,202件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?