Leah - テルアビブから東京へ。

2018年にテルアビブを離れ、東京へお引っ越し。 日々の仕事や生活の中で、イスラエルと…

Leah - テルアビブから東京へ。

2018年にテルアビブを離れ、東京へお引っ越し。 日々の仕事や生活の中で、イスラエルと日本を比べて「面白いな」と思うことを書いていきます。 おかしな日本語があったら、こっそり教えてください。

最近の記事

人生計画は 、向上心の充足 ― ―つまりは 「努力の予定表 」なのである 。

本多静六「人生計画の立て方」を読みました。 本多静六さんの略歴は以下の通りです。 本多静六ほんだ ・せいろく 1866(慶応2)年、埼玉県生まれ。苦学の末、1884年(明治 1 7 )年に東京山林学校に入学。一度は落第するも猛勉強して首席で卒業。その後、ドイツに私費留学してミュンヘン大学で国家経済学博士号を得る。1892(明治 2 5)年 、東京農科大学(現在の東大農学部)の助教授となり、「月収4分の1天引き貯金」と1日1頁の原稿執筆を開始 。研究生活のかたわら植林

    • オタクの恋愛。ピュアだから美しい。ただしイケメンに限る。

      漫画「ヲタクに恋は難しい」を読みました。アニメオタクの美人女性が、幼なじみでゲームオタクのイケメン男性と付き合うという恋愛小説です。 Leahは、アニメはあまり見ません。でも、テルアビブの若者は、日本のアニメや漫画が大好きです。私の友人にも、アニメ好きがたくさん居ます。部屋の壁がポスターだらけだったり、通信販売で日本からフィギュアを取り寄せたりしています。アニメのコスプレが好きな人も多くて、エルサレムでは年に2回もアニメのコスプレができるイベントがあります。 日本だと、子

      • キブツは神秘的? 進化型?

        フレデリック・ラルーさんの「ティール型組織」を読みました。 http://a.co/hBn2h5k 組織の発達段階と、その最高位(7段階目)にあたる「進化型組織」(ティール組織)について論じた本です。 * 血縁関係からなる「無色組織」家族が拡大されて村を構成する「神秘的組織」、マフィアやギャングなどに見られる「衝動型組織」、教会や軍隊に見られる「順応型組織」、多国籍企業に見られる「達成型組織」、そして社会貢献を目指すコミュニティに見られる「多元型組織」。 組織の大きさ

        • インターネットがない時代の完全犯罪ガイド

          高木彬光さんの「白昼の死角」を読みました。 戦後の裏金融界で起きた壮絶な詐欺事件の舞台裏、という設定の小説です。 一つ一つの話が実に緻密に計画されており、戦後にこのような詐欺事件があれば成功しただろうなあと思わせる迫力があります。 しかし、今同じ犯罪をおかしても成功しないでしょう。インターネットがあるからです。インターネットによって、犯罪社会にも技術革新があったのだろうなあと思います。 レヒトラオート!

        人生計画は 、向上心の充足 ― ―つまりは 「努力の予定表 」なのである 。

          上司と部下の上下関係は永遠?

          デイル・ドーテンさんの「仕事は楽しいかね?2」を読みました。 https://www.amazon.co.jp/dp/B00SIM1A1K/ もちろん1を先に読んだのですが、今回は2について書きます。 「仕事は楽しいかね?」は、仕事の進め方に悩む主人公が、ひょんなことから著名事業家と知り合いになり、業務指南をしてもらう小説です。 「2」は、「本物の上司になるには?」と「本物の部下になるには?」が主題です。本物の上司も本物の部下も、相手を信頼して独立して働くという点が共通し

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          失敗を恐れず、政策のイノベーションを起こす

          佐藤美由紀さん「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」を読みました。 https://www.amazon.co.jp/dp/B01LVYTMA5/ 最貧国の大統領の話かなと思ったら、そうではなくて、農家住まいで中古車を乗り回す、個人としてもっとも質素な暮らしをしている大統領の話でした! ムヒカ氏は、ウルグアイの大統領でした。彼は、多数の貧しい人のための政治をすると決め、富裕層の反対を押し切って累進課税の強化や貧困層のための社会保障の充実に取り組みます。

          失敗を恐れず、政策のイノベーションを起こす

          日本人の捻れた自己愛

          伊勢雅臣さんの「世界が称賛する日本人が知らない日本」を読みました。天皇制、宗教、歴史などとても勉強になりました。 https://www.amazon.co.jp/dp/B01IEBPD9Y/ 私は、仕事柄、土地柄、日本人とイスラエル人を比べてしまうことが多くあります。比べるとどう違う?ともよく聞かれます。日本人は、多くの人がこの比較を聞いてきますが、内心では「絶対に日本の方が優れている」と思っているようです。なぜか、日本って素晴らしいよ、とは言いません。 一方で、イスラ

          日本人の9割に英語は要らない?

          成毛眞さんの「日本人の9割に英語は要らない」を読みました。 https://www.amazon.co.jp/dp/B00MB90AO4/ 成毛さんは1991年から2000年にかけてマイクロソフト株式会社代表取締役社長を務められた人物。その経験から、日本人で本当に英語が必要なのは観光業や国際ビジネスを担う1割だけ、とのアイデアを説かれています。 英語を苦労して勉強するよりも、仕事に必要な技術知識などをしっかり身につけた方が良いという考えです。日本は国内市場が大きく、日本語

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          Are you religous?-出雲大社の「モバイル神棚」を持ち運ぶ

          高城剛さんの「LIFE PACKING 2.1」を読みました。 iPhoneやドローンは絶対に欠かせないそうなので、電子機器が大好きな方なのですね。面白かったのは、1年以上滞在する土地には「モバイル神棚+出雲大社のお札」を持っていくということです。文化庁が発行する「宗教年鑑」によれば、日本人のうち1億人以上が神道の信者だそうです。でも、日本人の方に宗教を聞くと、「I'm not religous.」と答える方が多いと思います。 実は、イスラエル人に「Are you rel

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          ホリエモンと天才を育てる教育制度

          ホリエモンこと堀江貴文さんの「全ての教育は洗脳である」を読みました。 https://www.amazon.co.jp/すべての教育は「洗脳」である~21世紀の脱・学校論~-光文社新書-堀江-貴文-ebook/dp/B06XGXMNW4 日本の教育制度や歴史について分かりやすくまとまっており、勉強になります。 堀江さんは「今の世の中で大切なのは、何かに『没頭』することであり、学校はそれを阻害している」と書かれています。堀江さん自身は、東京大学に入学・卒業されているので、

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          「完全残業ゼロ」って楽しいですか?

          米村歩・上原梓著「完全残業ゼロのIT企業になったら何が起きたか」を読みました。ブラック企業エンジニアだったIT企業の社長さんが、ホワイト企業を作ることを実現した話です。 https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B06ZY7X2M1/ 読んで、私も残業を減らそう!と思いました。 そして、それって楽しいかな?と思いました。 イスラエル人は、家族を大切にしているので、日本人がびっくりするほどよく休みます。祝日には休み、家族の誕生日

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