華やかで美しいフランス美術の世界に浸りたい!
さすがにもう冬と言っても差し支えないのでは…?というレベルで寒くなってきましたね。
みなさん、いかがお過ごしですか?
私は最近気持ち的にあまり元気がなく、心を療養するためにちょくちょく美術展に行っています。
そこで今回ご紹介したいのは、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで2021年11月23日まで開催中の、「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」という美術展。
この美術展で取り上げられているポーラ美術館がどんなところなのかというところから、私が実際に行ってみて感じた見どころなどを、ぎゅぎゅっとまとめました!
ぜひみなさんもご一緒に、憧れのフランスに想いを馳せてみませんか?
1.ポーラ美術館ってどんなところ?
ポーラ美術館は、神奈川県・箱根にある美術館。
雄大な森の中に佇んでおり、「箱根の自然と美術の共生」がコンセプトなんだそう(ポーラ美術館公式サイトより)。
美術館や作品だけでなく、周りの環境も含めて丸ごと楽しめる施設になっているんです。
この美術館には、モネやルノワール、セザンヌやゴッホ、ピカソや藤田嗣治(レオナール・フジタ)など、近現代に活躍した画家たちの作品が所蔵されています。
また、化粧道具やガラス工芸品など、絵画以外の作品を多く所蔵しているところも大きな特徴です。
2.甘く美しいフランスの雰囲気に浸る
今回ご紹介するポーラ美術館コレクション展のテーマは、「甘美なるフランス」。
ポーラ美術館のコレクションの中でも、特に19世紀〜20世紀のフランスで活躍した総勢28名の画家たちの作品に加えて、パリジェンヌが愛用したとされる化粧道具が展示されています。
会場に入ってまず感じたのは、「作品に使われている色が全体的に明るい!」ということ。
パリやその近郊の美しい村、南フランスの太陽の光が降り注ぐ眩しい景色を描いた作品が多く、今回の美術展のテーマにもあるような「優雅で美しい、いつの時代も誰もが憧れるフランス」に浸ることができるんです…!
絵画を見てまわっていると、合間合間に挟まれる化粧道具のコレクションにも目を奪われます。
透き通るガラスに金や銀、青や赤などで美しく彩色されたそれらは、お化粧好きな人なら「人生で一度は持ってみたい…!」と憧れてしまうような輝きを放っていました。
こういう化粧道具を買えるような立派な大人になりたいなと、心の底から思いましたね…(笑)。
明るく、眩しく、美しい作品の数々。
あれもこれもと目移りしてしまって、訪れる人々はさながら花から花へと吸い寄せられる蝶々のよう…。
…すみません、ちょっとロマンチックな表現をしてみたかったんです。
完全にこの美術展に感化されています。
でもこの会場に入った時にしか味わえないふわふわとした高揚感は、ぜひみなさんにも一度味わってみて欲しい感覚です!
3.音声ガイドもおすすめ!
今回の美術展は音声ガイドもとってもおすすめ!
ナビゲーターは声優の下野紘さん(ちなみに私の推しです)。
ガイドの中ではサティやドビュッシーなど、この美術展で特集されている画家たちと同じく19世紀〜20世紀に活躍した音楽家たちの楽曲も使われています。
美術が好きな人だけでなく、音楽が好きな人も楽しめますし、そして何より、美しい音楽と共に美しい絵画を鑑賞する…という、贅沢な体験ができるんです。
会期中は全ての土日祝日と、11月15日〜11月23日の間で入場日時予約が必要になっていますので、ご注意くださいね。
4.おわりに
私は現在大学4年生。
本当は在学中にフランスを訪れてみたかったのですが、感染症の流行で3年生以降の海外研修はできないことに。
未だ「学生の内にフランスに行きたかったな…」という思いが晴れないのですが、今回の美術展で「フランスの雰囲気」に少し浸ることができた気がします。
まだまだ普通に旅行するために海外に行くのは難しいこのご時世。
連日の寒さで疲れてしまった心に染み渡る、甘やかな雰囲気のあるフランス美術の世界に、みなさんもいざなわれてみませんか?
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