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【教養GET】オススメ本紹介 #私の本棚

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【読書のススメ】週末は読書をして過ごしてみませんか?大学生・社会人向けの本紹介マガジンです。小説から写真集や旅行版まで、ジャンルは様々。随時更新予定です!
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#読書の秋2020

言葉でモテる!?『365日の広告コピー』に学ぶ言葉センス(7月〜12月編)

言葉には、不思議な力があります。相手の心を動かしたり、頭を動かしたり。はたまた話をしている自分が自然と元気になったり、寂しくなったり...。 世の中には「言葉のプロ」と呼ばれる職業に就いているコピーライターたち がいます。あまりコピーライター自身が表にでる機会は少ないですが、彼らの作る言葉は世の中に溢れかえっています。 今回はそんなコピーライターたちが書いた名作、だけど期間限定でしか世の中に出回らなかったという、素敵な作品を集めた『毎日読みたい365日の広告コピー』を紹介

大学生目線で読むファクトフルネス。世界はどこに、私はどこに向かうのか?

00:はじめに 電車に乗ると、よく「ファクトフルネス」の広告を目にして気になっていた一冊。 noteの読書の秋2020をキッカケに、読んでみることに。 これが話題になっているだけあって、本当に面白い本だったんです…! 本書は『10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る』ということ目的としていて、ここで言う10の思い込みとは・・・ ということで、人間はドラマチックな生き物であり、「世界は分断されている」(分断本能)と思い込んだり、「世界の人口はひたすら増え続け

言葉でモテる!?『365日の広告コピー』に学ぶ言葉センス(1月〜6月編)

言葉には、不思議な力があります。相手の心を動かしたり、頭を動かしたり。はたまた話をしている自分が自然と元気になったり、寂しくなったり...。 世の中には「言葉のプロ」と呼ばれる職業に就いているコピーライターたち がいます。あまりコピーライター自身が表にでる機会は少ないですが、彼らの作る言葉は世の中に溢れかえっています。 今回はそんなコピーライターたちが書いた名作、だけど期間限定でしか世の中に出回らなかったという、素敵な作品を集めた『毎日読みたい365日の広告コピー』を紹介

短歌は古臭くて難しい?そのイメージを180度ひっくり返した、「サラダ記念日」を味わう。

読書は、気分転換やリラックスに効果的ですよね。 しかしそんな読書もずっとし続けていると、目や肩が疲れてきませんか? まだ読書していたいけど、すこし疲れたな・・・ そんな時に私がオススメしたいのが、「歌集」です。 1ページに並んでいる文字の数が少なく、意外にも気楽に読めてしまうからです。 真っ白なページに、たくさんの空白。 そこに並んでいる、綺麗に整列された調べの良い文字たち… 今回はそんな「歌集」の魅力を、現代短歌の先駆け的存在である俵万智さんの「サラダ記念日」と一緒

もっともっと本が好きになる! 出版社が舞台のオススメドラマ

「#読書の秋2020」ということで、このLEADでもたくさんの本紹介の記事を発信してきました。改めて本からは大切なことがたくさん学べるということに気付かされ、本が人に与える影響は無限大だなと感じた秋でした。 そんな秋に私はというと、同時に出版社が舞台のドラマを見ていたんです。そのドラマを見ていて、1冊の本には、たくさんの人の思いと、努力や願い、そして自信が込められていることを学びました。 ドラマを見てから、本に対する見方が少し変わりました。 本屋さんで無数に積まれている本

「昨夜のカレー、明日のパン」〜繊細な文体 ・ 斬新な読み方〜

私は読書が好きです。 しかし今まで小説はあまり読んでこなかったんです。 そんな私ですが、いま「#読書の秋2020」で課題図書となっている「昨夜のカレー、明日のパン」という本を本屋で偶然見つけ、なんとなく手に取ってみました。 これが中々運が良かったみたいで…とても素敵な作品だったので、今回こうして記事にしています。 先に言ってしまうと、私はこういったじんわり感動するタイプの小説は苦手だったのですが、この作品は全くそんなことなく、なんなら泣けるほどのものでした。 そして小説で

普段の読書生活に変化球を。 近代文学小説読んでみませんか?

「教科書で名前を見た作家」と言われて誰を思い浮かべますか? 例えば、夏目漱石、太宰治、芥川龍之介などでしょうか? 1800年代後半〜1900年代後半までの怒涛の日本を生きた人たちで、この作家たちのことは「近代文豪」と呼ばれることが多いです。 一冊読んでみればわかるのですが、言葉遣いが現代とは違うし、内容も時代背景が違うので理解しながら読むのが難しい本ばっかりです。 ですが、この時代の本を読むことで学校では習わないような時代のあり方や、当時の人々の考え方を学べます。 そし

ド文系女子大学生が読み切った「相対性理論の本」とは。

今回は、なんと、年間1冊本を読み切ればいい方という、本読めない病に侵されているこの私が、2019年に唯一読み切った本の紹介文を書きます。 その本の名は・・・ 「図解 いちばんやさしい 相対性理論の本」 きっと、この時点で興味が無くなった人爆誕しましたよね? わかります。興味の無い人には、本当に興味の湧かない分野だと思います。 でも、「タイムマシンは実現可能なのか」は気になりませんか? または、「ブラックホールに1回入ったら抜け出すことは可能なのか」気になりませんか?

まるで言葉の宝石箱。オトナになった今だからこそ「星の王子さま」に学べること。

今回は読書の秋ということで、普段とは違ったジャンルの本について記事を書くことにチャレンジしてみたいと思います。 その本とは、ズバリ・・・「星の王子さま」です! あらすじ 砂漠に不時着した飛行士の前にあらわれた、不思議な男の子。彼は遠い星からやってきた王子さまだった。「おとなしい羊を描いて」とねだる王子さまと語り、絆を創ったふたりは大切な時間を過ごす。しかし、やがて別れのときが…。 引用:「BOOK」データベース 子どもの頃に読んだことがあるという人も多いのではないでしょ

「ありふれた誰か」から、「掛け替えのない自分自身」になってみる。

読書の秋真っ盛りですね・・・! 今回は、息苦しい現代に生きていると感じる人には是非読んでいただきたい1冊について、想いを綴らせていただきます。 是非最後まで読んでいただけると嬉しいです! では、早速いってみましょ~! 00:今回の本は、どんな本・・・? 韓国でベストセラーとなったこちらの本。 著者が人生を賭けて、「一生懸命生きないということ」を実験します。 そして「一生懸命でない人生」を送った結果から得られた数多の発見が、息苦しい現代に生きる私たちをハッとさせてくれる

あなたの「チーズ」は何ですか?変化に挑むための武器にしたい一冊。

「#読書の秋2020」・・・ 最近また私の中では読書ブームが巻き起こされていたので、こちらのお題に参加せずにはいられませんでした・・・! 今回の記事では、私が1番最近読んだ本について想いを綴らせていただきます。 前から気になっていた話題作で、物語形式なのに自己啓発本よりも奮い立たされる不思議な一冊なんです。 騙されたと思って、少しだけ。私の読書備忘録にお付き合いください・・・! 01:本の紹介冒頭部分だけでも推していることが充分に伝えられたと思いますが、改めまして私がとっ

読書が苦手でも大丈夫◎ イラストと短文のみで女性力に磨きをかける魔法の本3選。

「マスク着用の毎日で、外見磨きのモチベーションが下がっちゃったな・・・」 「自分磨きはしたいけど、活字を読むのも面倒だし・・・」 …という方、私の記事に少しばかりお付き合いいただけないでしょうか! 今回は・・・ 【内面から女を磨く!】 【活字嫌いでもあっさり読破!】 の2つのポイントを意識して、誰でも素敵な女性に近づける本を3選をご紹介したいと思います。 可愛いイラスト、華やかなタッチ、キレのある短い文章と一緒に、是非読書という名の自分磨きにチャレンジしてみてくださ

「読書してみたいけど、時間もお金もかけたくない…」なんて欲張りさんへ。『青空文庫』のススメ。

皆さん、ついに「読書の秋」がやってきましたね! 今回は、「読書が趣味です」なんて言ってみたいけど、なかなか時間が取れなかったり、読書に使うお金がなかったりして、読書を始めることを躊躇っている全ての人たちに向けて、「青空文庫」というサービスをオススメしたいと思います! 「青空文庫」には、スマホで無料で読むことのできる名作が沢山あるんです。 まず青空文庫とは何かという簡単な説明をした後に、私の個人的にオススメしたい作品を、物語の長さ別に3つご紹介させていただきます。 超個人

夏の終わりに読みたい、ダークな雰囲気が印象的な小説3選。

長かった夏がやっと終盤を迎え、最近の夜はひんやりした風が吹くことが多くなりましたね。 今回は、そんな夏の終わりに読みたいダークな小説を3つ、私の超個人的な感想と一緒に紹介していきたいと思います。 3作品とも、映像化されたり、賞を受賞していたりしている人気かつ有名な作品で、それぞれ異なった独特なダークさを持っています。 是非、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。 1.ダイイング・アイ/東野圭吾 あらすじ 雨村慎介は何者かに襲われ、頭に重傷を負う。犯人の人形職人は、慎