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「ありふれた誰か」から、「掛け替えのない自分自身」になってみる。

読書の秋真っ盛りですね・・・!
今回は、息苦しい現代に生きていると感じる人には是非読んでいただきたい1冊について、想いを綴らせていただきます。

是非最後まで読んでいただけると嬉しいです!
では、早速いってみましょ~!

00:今回の本は、どんな本・・・?

韓国でベストセラーとなったこちらの本。

著者が人生を賭けて、「一生懸命生きないということ」を実験します。
そして「一生懸命でない人生」を送った結果から得られた数多の発見が、息苦しい現代に生きる私たちをハッとさせてくれる一冊です・・・。

頑張りすぎないってそんなに悪いことなの?
実際に会社を辞めた著者だからこその気づきや挫折談が、なんともリアルかつ新鮮です。

そしてこの本にはたくさんの素敵な言葉が綴られています。
今回はその中から私のお気に入りの言葉を3つをピックアップして、私が感じたことと一緒に想いを記していこうと思います!

01:「諦めること」の本質

一つの道にこだわりすぎるのは、ほかの道をあきらめていることと同じだ。
あまりにもつらく、耐えがたいならあきらめろ。
(引用:本書59ページ)

「人生、諦めがカンジン。」
よく耳にする言葉ですよね!
ですが今までの私はこの言葉の本質を見落として、諦めない気持ちこそが必要!(?)という体育会精神を信じてきました(笑)

しかし、なにもその道を諦めたからと言って、全てを諦めたわけではないんですよね…。
ひとつのことに固執して時間を消耗するのは、他の道を諦めていることと同じ、というわけです。
だから人は諦めも時には必要と言うのだなと。

人生で本当に正しくて、絶対選ぶべき道なんて果たしてあるのか・・・答えは、否。
「自分にはこの道しかない」、こんな妄信には要注意ですよね。
人生で敷かれたレールが1本なんて寂しすぎます…。
どの道に進んでも揺蕩うように、人生に本当の行き詰まりってあるのかな?とも考えさせられたフレーズでした。

02:トキメキに満ちた人生

自分がどう感じたかよりも他人がどう感じたかが重要になり、選択権を他人に委ねてしまう現代の僕ら。
たった食道1軒、映画の1本さえ、失敗を恐れ、勇気を出せないでいる。
(引用:本書114ページ)

自分の気の向くままに、直感のままに・・・そんな生き方がしてみたいものです。

友達はどう思うかな?両親はなんて思うだろう?
とりあえずそんなのは後回しで、たまには自分の感性に身を任せて行動しないと。

本書ではこの言葉について、ランチに行くにしても映画を見るにしても、スマホを開きレビューばかりを気にして、そして他人の反応を気にして・・・そんなことでは自分の感性が鈍ってしまうと書かれています。

みんなが良いというものが、はたして自分にとっても本当に良いものなのか?

新しい未知のお店を開拓する楽しさ、キャッチフレーズに魅かれて何となくチケットを買った映画を見る前の緊張、いくつになってもそういった人生のトキメキを捨てたくないなあ、と思いました。

・・・もし失敗したら?
本書によると、「思い切り後悔すればいい」、ただそれだけだそうですよ!(笑)

03:かえがえのない自分自身

必ずしも、みんなと同じスピードを合わせる必要はない。
誰もが、他人と同じように生きるのは嫌だと言いながら、なぜ後れを取らないように苦労しているのか?
(引用:本書205ページ)

これはこの本の中で、私が特に気に入った言葉です。

誰もが皆、他人と違った人生を歩みたいと心のどこかで思っているはず。
それなのに私たちはなぜ、他人に後れを取っていると感じた時、後れを取り返さなきゃと苦労するのか。

この言葉が伝えたいのはきっと「自分らしさ」を受け入れ、認めようということなのだと思います。
人は十人十色、出来ないこと出来ること、向き不向きがあります。
でなきゃ適材適所なんて言葉は生まれていませんよね!

「人生は思い通りにならないことの方が多い」…この当たり前のことを、どうやら私たちは忘れがちなようです。
もし全てが思い通りになる世界なのだとしたら、世の中の恋愛はすべて成就、そして全人類が億万長者・・・そんな世界のなにが楽しいんでしょう・・・

違うから良いとはまさにこのことですよね。
ありのままの自分でいいのだと気づかされました。
もちろんだからと言ってこの先の人生努力がいらないということではありません!

うまくいかないことは誰にでもあり、そんな時に自分を責めすぎないこと。

私はよく自分のことを責めすぎて沼に陥ってしまうので、この本には本当に救われました・・・タイトル通り、あやうく一生懸命生きるところでした(笑)

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