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映画感想『ニューノーマル』

久しぶりの映画の感想。

ニューノーマルという韓国映画です。
韓国の映像作品はほとんど見たことが無いのですが、youtubeで流れてきた予告編を見て気になったのですぐに映画館へ向かいました。

ひとり暮らしの女性のもとに火災報知器の点検に男が訪ねてくる、いかにもサスペンスなはじまりの本作ですが、映画自体の構成がとても独特でわたしはとても好きでした。小説ではよくあると思うのですが、一つのテーマに沿った短篇の連続を一冊にまとめたようなそんな感覚でテンポがとてもいいです。ホラー映画自体が苦手なのですが、これだと緊張感を長時間引っ張られるよりも楽しめました。むしろ、スリラーの面白いところを一本で何度も楽しめるように感じられ、映画の仕掛けとしても大成功といえるのではないでしょうか。

なんとなく時短で動画を楽しむ世代に対する新しい挑戦なのかなと、個人的には思いました。今後はこういった映画がもっと作られそうです。韓国の新しい取り組み対するスピードの速さはやっぱり凄いなと感心します。
音楽や映像はもちろん、役者さんも雰囲気のあるベテランの演技と若手のさわやかな今っぽい雰囲気も素晴らしい。

最期にエンドロール。ホラーが苦手なわたしの気分を明るい方向へ、そして映画の世界から現実へと引き戻したくれる結構大事な時間なので、これも良かったの好印象でした。
夏の終わりのサラッとした、なんというか、「映画をみたなぁ」というよりも「おもしろかったねー、まだ時間あるしもう一本なんか見ようか」そんな気持ちで席を立つことができました。

お時間のある方は、お近くの映画館まで。
時間の無い方は、予告編だけでも。


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