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英語を4倍速で学ぶ!カラン・メソッドを受けてみた

毎朝受講しているオンライン英会話ですが、通常受けている文法に加え、1月から英語が4倍速で学べるカラン・メソッドの授業を受けています。まだ英語初心者レベルの私にカランの授業は非常にハードルが高いです。心折れます。しかし、ある程度慣れてくると普通の会話にものすごく役立つことがわかりました! どんな場面で役立つのか、超初心者向けのレッスンについてレポします。外出自粛のうちに、朝の文法授業に加え、夜のカランメソッド授業を頑張ることにしました。家にいるうちに、新生活に向けて英語力を爆上げしたい人は、受講する価値大ですよ!

大学とも実証実験済み。カランメソッドとは?

画像1カランメソッドは、ベルリッツで働いていたロビン・カランが始めたもので、通常、英語を覚える速度の4倍速く学べるというもの。このカランメソッドは、イギリスで発明された英語教授法として世界的にも有名です。これまでに35ヵ国以上の国が導入、100万人以上が受講しています。このカランメソッドは、正式認定校と非認定校があり、基本的には正式認定校のみレッスンを受けることができます。しかし、非認定校でもカランメソッドを教えているところはたくさんあります。レベルは1~12まであり、全部終わるのに年単位かかるとか!? 教科書は、デジタルと紙の2種類があり、正式認定校しか買えないようになっています。しかし、紙の教科書はフリマなどで取引されていることもあり、非認定校の生徒でも入手することはできるようです。

ちなみに、私が研究員をしている明治大学では、私が受講している「QQ  English」カランメソッドの実証研究をやっています。ちょうど私の担当の教授がやっていたこともあり、教授に聞いたら「生徒が英語を学ぶスピードは上がった」とのことでした。また、拓殖大学でも実証実験をしていました。このときの担当した教授も、偶然私の知り合いでした。そういう意味では、カランメソッドとは縁があるのかも……。

↓「実証実験の結果はTOEICのスコアが全員アップ!大学関係者を驚かせる内容でした」(明治大学法学部教授 サービス創新研究所所長 阪井和男先生)

留学でぶち当たる「カランメソッド2時間クラス」

わたしが受講している「QQ English」のオンラインでは、カランメソッドのクラスはレベル3以上、ある程度文法が理解できている人向けに推奨してますが、レベル2でも受けることはできると思うので、挑戦してみるのもいいかもしれません。

ちなみに、オンラインだったら自分で選択しないと受けられませんが、オフライン(留学)の場合、1日8時間コースだったら2時間カランメソッドのクラスがもれなくついてきます! ある程度英語が話せる人なら問題ないかもしれませんが、まったくの初心者だったら1日6時間英語づけのうえに、残り2時間カランとなったら、気力も体力も能力もアウトだと思います。初心者で留学する場合は、カランのない1日6時間コースがおススメです。

教科書丸暗記してフルセンテンスを覚えなければいけない

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カランメソッドの授業ですが、正直かなり疲れます。というのも、先生が英語で質問を2回繰り返し言うので、それに対して生徒が英語で返事をするというスタイルで、1レッスン25分間これを繰り返すのです。しかも、かなり速い。息つく暇なし!先生は質問を2回繰り返すため、もっと大変だと思います。しかも、文法ミスをその都度指摘したり、ゼスチャーをつけるために立ったり座ったり、移動したりと、大変そうです。

それよりも大変なことは、カランメソッドは教科書を見てはいけないこと。つまり、英語の文章をフルセンテンスで覚えなければいけないのです。これがけっこう大変。私は、12月にやっとレベル3にいったばかりで、文法もままならずという感じなのでレベル1から始めましたが、イヤ本当に大変です。

最初は簡単なんです。ほんとに最初の数ページは。

主語からしてすでに間違えている……

先生が「Are you Mr.Brown? 」と聞いたら、私が「 No,I'm Mr.Brown? I'm……」と答えるくらいでいいから。それくらいならできます。

しかし、カランは速い。早口言葉で話している感じなので、時々間違えます。というか舌をかみます。「Dose he……」と聞いているのに「Yes,I do.」で答えてしまったり。「もう主語からして変わってるじゃん!」という感じです。頭、真っ白。

正直いって、なにも考えられません。何を効かれているのかもわからないし、自分がなにを答えているのかもわかりません。頭が真っ白とはこうういことを言うんだなと、このカランの授業で実感しました。

小学1年生でも解ける「2+2=?」がすぐに出てこない

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数字なんてひどいものです。「4+4=?」と聞かれているのに「4+4=6!」と答えて、先生から「……Yuriko! 起きている?」と言われるし。全力で間違えまくってます。1つ言い訳をすると、数字って自分が話すときには問題なく言えるのですが、聴き取るのが大変なんです。数字の音が英語から数字に変換されないんです。これは本当に大変です。オンライン英会話は1年やっていますが、いまだに慣れない。こんな調子なので、本当にカランは大変です。たぶん、オンライン英会話を始める前から英語が好きだったとか、「日常会話くらいは話せる」という人はカランの授業は続くと思いますが、全くの初心者だったらほとんど続かないと思います。

耳で聞いてひたすら口に出して言う。カランメソッドの学習法

カランは、とにかく繰り返し声に出して練習することが大切です。反射的に出てくるまで練習するしかない。教科書丸々1冊覚えなきゃいけないから、時間の余裕がない私にとっては練習時間を確保するのが結構大変で、いつも食事の準備をしながらひたすら音声データーを聞いて、それをもとに繰り返してます。

よくオンライン英会話の先生たちに「カランが大変なんだ」というと、「先生の発音をよく聞いて。そしてマネして」と言われます。授業だけじゃ絶対にムリなので、音声データー必死です。私はデジタルブックを使っているためダウンロードして使っていますが、もしかしたら紙のテキストだとないのか、もしくは別購入しないといけないかもしれません。音声データーの料金は160円くらいです。

カランメソッドの先生はどう選ぶ?

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カランメソッドを受けるとき、先生選びはかなり重要だと思います。私はカラン初心者なので、プレッシャーのない優しい先生を選んでいます。いつも担当してくれている先生は、どんなに間違えても笑顔で「……正解!」といってくれます。厳しい先生のほうがいいという人もいますが、私は「笑顔+優しい」ことが超重要です。というのも、過去に知り合いの先生ばかり何人か受けたのですが、人によっては「はぁ~」という空気を感じることもあるんです。その先生はオフラインであった先生で超おもしろいのですが、その彼の「はぁ~」という雰囲気で心が折れたので慣れるまでは絶対に受けないと思います。私の被害妄想が強いだけかもしれませんが(笑)

あと、いろんな先生に受けると、それぞれ話すテンポや間の取り方が微妙に違うので、やっぱり戸惑います。なので、いつも同じ「笑顔+優しい」先生にしています。文法と同じメインティーチャーでもいいのですが、心が折れそうなのでやめておきます(笑)。彼とは、トピックカンバーセーションの授業にしようと思います。ちなみに、メインティーチャーのカランはめちゃくちゃうまかったです。

中上級者になってくれば、文法のミスや発音、つながり、間の取り方など、いろいろこだわりポイントが出てくると思いますが、初心者の場合はとにかく心折れないように伴奏してくれる先生を見つけることが大事だと思います。そのためには、レビューで評価が高くて、かつ生徒のスピードに合わせてくれる先生がいいんじゃないかと思います。鋼の心を持つ人は、スピードが速く、ミスを細かく指摘してくれる人がおススメです。

カランメソッドをやったら会話がラクになった!

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カランメソッドをやって1カ月くらいたちますが、文章をフルセンテンスで覚えるので、普段の会話にとても役立っています!たとえば「AとBの意味はどう違うの?」と先生に聞いたり、逆に聞かれたり。これまではいつも「えーと」と考えながら行っていたのですが、今はある程度定型文に沿った回答ができるようになったため、考える時間が短くなりました。この「AとBの意味はどう違うの?」というのは、文法の授業ではかなり使います。あと、前置詞の使い方が考えずに使えるようになりました。たとえば「ノートに書く」ときだったら「in the note」、「壁にかかっている」というときだったら「on the wall」とか、自分の前にいたら「in front of me」、後ろだったら「in flont of us」など。日本語で言ったら助詞を使えるようになてきたという感じでしょうか。

耳コピカラン、実は得意だと思う

このカランメソッド、大変だ大変だと書いてきましたが、実は得意分野だと思っています。今は覚える量が多いしついていけていないから大変ですが、本来は好きな分野です。というのも、耳から聞いてそれを口に出して言うのが得意なんです。昔、1度だけ出た東洋文化の授業で教えてもらった中国語のフレーズは、いまだにいえます。だから、きっとカランも得意になると思います。また、カランが得意になるのと同時に、英語の会話力も格段に上がってくると予測しています。そこまでいくのにあと何年かかるかわかりませんが、私の頭の中では常に英語ペラッペラな状態をイメージしています(笑)。1ついっておくと、英語ペラッペラな英語ペラッペラにならなくても、冗談とぼけツッコミはできます。ここは数少ない単語力と、ノリでなんとかなります!先生をいかに笑わせられるかが私の授業を受けるときのひそかな課題になってます……。

なにかと大変だと書いてきたからんですが、面白いと思います。興味がある人はぜひカランを受けてみてください。

QQEnglishなら、通常のカランメソッドに加え、カランメソッドハードコア、カランメソッドビジネス、カランメソッドハードコアビジネスなどもあります。

↓カランメソッドの詳しい説明

カランが終わったらR.E.M.S.に挑戦

カランメソッドをStage12までクリアしたあとは、R.E.M.S.をやるといいかもしれません。このR.E.M.S.については、私はよくわかりませんが、カランが先生の言ったことを定型文で返すのに対して、R.E.M.S.は少しずつ質問か答えを変えて回答するものだということを聞きました。私にははるか遠くの国の話なので、まったく分かりません。

初めての先生でも必ず打ち解けちゃう一言

カランで初めての先生を受講する時、私はかなり緊張しますが、そんなときは一言こう言います。

「マーヨンブンタグ!」

この一言を言うだけで、先生の態度が激変!オーバーリアクションな先生になると「なんで!信じられない!」と言います。いや、そんなに驚かなくても……って感じなんですが。

どう言う意味かというと「おはよう」ってことです。昼なら「マーヨンハポン」夜なら「マーヨンカビィ」です。

「なんでこの言葉だけでそんなに驚くの?」って感じですが、たぶんこのセブアノ語はフィリピンのビサヤ地方だけで話されている言葉なので、外国人で使う人は地元に住んでいる人くらいだと思います。フィリピンの公用語はタガログ語か英語なので、地方語のセブアノ語の存在はあまり知られていないんだろうと思います。現地の留学生ならまだしも、オンラインの生徒がセブアノ語を知っているというのは、まずないことなんだろかと思います。そんなわけで、仲良くなれるのでよかったら使ってみてください。

そんなわけで、今日もあと1時間したらカランのレッスンが始まるので、がんばります。








フィリピンセブ島の孤児院で出会った子どもたちをサポートします😊✨✨子どもたちが大人になったとき、今度は誰かをサポートしてあげられたら素敵ですね❤️