秋分の日、育休は折り返す。オヤジの育休日記。【2024.5.26 更新
育休関連の日記をまとめた記事です。育休は正直取得するまで色々手がかかりましたが、取得期間中はとても良い経験ができたと思っています。
2021.9.23 育休とって三ヶ月
今日は秋分の日、我が家は子ども二人とも寝てしまい、急に静かになってしまいました。
今日で育休も折り返しです。あっという間の3ヶ月間だったようにも思えますし、充実した3ヶ月だったなあ、とも思います。
自分としてはやれるだけのことはやって、後悔は全くないとは言いませんが、それなりの達成感もあるつもりです。
妻の心はわかりませんが...。
何よりも、「おにぎりくん」と「プリンちゃん」二人の子どもが健康で今日まで過ごしてくれたことに、ただただホッとしています、
...なーんて、日記を書けたら、どれだけ平和なことか。
「おにぎりくん」のイヤイヤ期が凄まじく、毎日ボロボロになりながら過ごしています。
いや、ホントに「イヤイヤ期もなんとかなるだろう」なんて、甘くみすぎていましたわ。
「ご飯はイヤ!」「食器はお気に入りのじゃないとイヤ!」「歩くのイヤ!」などなど、もはや私の腕の上げ下ろしさえも文句を言われる始末です。
自分の小さい頃は、もっと素直な子だったと信じたい。が、結局似たようなものだったのかなあ、と思う秋分の日なのでした。
2021.9.2 育休2ヶ月目のオヤジに降りかかる「住民税」
私のような男性が育児休業を取得する際に、どうしても問題になってくるのが「お金」です。
一応当面の生活費は確保しているんですが、それでも銀行口座から穴の空いたバケツのようにお金が消えていくのは、決して「ちょー気持ちいい」ものではありません。
いやいや、「育児休業給付金」があるから大丈夫では?と思うかもしれませんが、ところがどっこい。育休の取得開始〜初回の支給日までは「3ヶ月程度」あると言われています。その間は収入0で、出ていく一方。
おまけに、育休取得2ヶ月目で住民税の請求が来るわけですから、キャッシュフロー的にかなりきついわけです。「お金の一番少ない時期に、税金を取り立てにくる」ということですね。
しかもこの住民税、半年分をゴッソリ納めさせていただくので、結構な金額になります。
これから長期で育児休業を取得しようと考えている男性の方は「育児休業給付金」「住民税」「生活費」「貯蓄」の流れをよく考えて、私のようにヒヤヒヤしないようにしてください。
2021.7.31 育休とって一か月
長男の「おにぎりくん(仮称)」と、生まれたばかりの長女「プリンちゃん(仮称)」の育児に、日々慌ただしく過ごしています。
正直育児は「これから本番」という印象です。
「おにぎりくん」の時には、「生後1ヶ月~2ヶ月」の間に育児休業を取得していたのですが、本当にドタバタの毎日、妻には色々と苦労をかけました。
そんなこともあって「プリンちゃん」の時には、「生後すぐから半年間」の育児休業を取得することにしました。
2021.6.30 住民税を「ごっそり」取られるオヤジ。長期の育休を取得する男性へメッセージ。
6ヶ月の育児休業がスタートした私ですが、いきなり困惑したのが、住民税についてです。
私の勤め先の場合、育児休業に先立って、休業期間中の住民税相当分が最後の給与支払いから天引きされます。
つまり、今年最後の給料から「6ヶ月分(60%)の住民税」が天引きされるのです。
給与の振り込み金額を初めてみた時、私はその少なさに愕然としましたが、住民税の天引きをすっかり忘れていたからでした。
育児休業期間中のキャッシュフローは確保しているなので、家計が破綻することはないんですが、まあ、少ない給与の金額には、少なからずショックを受けますね、わかっていても。
男性で長期の育児休業を取得される方は、「半年間の生活に十分な現金を確保しておく」ということを、忘れないようにしてもらいたいです。
2021.6.23 アラフォーオヤジ、出生日翌日からの育休取得に失敗する
ついに我が家にも待望の赤ちゃんが生まれました。
無事に生まれてきてくれたことにも、頑張った妻にも、ただただ感謝の気持ちしかありません。
さて、こんな社会情勢下。出産の立ち合いもできず、未だに赤ちゃんに指一本触れることもできておりません。
出産時に何もサポートできなかったので、せめて産後の家族のサポートは手厚くやりたい。
そんな気持ちから、長期の育児休業を取得することにしました。
当初は、「出生日の翌日から育休」にしようと思ったのですが、盛大に失敗してしまいます。
最大の要因は仕事の引き継ぎでした。
引き継ぎの大枠は事前に準備していたので、概ね問題はありませんでした。
しかし、出生日のギリギリまで仕事をしていたので、「ギリギリまでやった仕事」については、ドタバタと引き継ぎせざるを得ませんでした。
出産予定日〜出生日までは、気分的にも落ち着きませんし、正直生産性としても微妙だったと言わざるを得ません。
思い切って有給休暇を活用してもよかったかもなあ、とも思います。
出生日の翌日は、なんだかんだで出勤して、育休期間中のメール自動返信の設定、関係各所への連絡をしました。
コレらは、生まれてからじゃないと出来ないので致し方なし。
手続き上、私の育児休業は出生日翌々日スタートになっています。
というわけで、スカッと「今日から育休」という感じではなく、なだれ込むように育休に入りました。
男性で育児休業を取得される予定の方は、私の体験を反面教師にしてただければと思います。
2021.6.5 "男性版産休"が新設されても解決されない、個人的な問題
私が困っているのは「産前」なんです。
出産を間近に控えた我が家にとっては、「ちょっと遅かった」感もありますが、「男性版産休」が新設されることになりました。
子どもが生まれてから8週間以内に計4週分の休みを取れる、ということで非常にありがたい制度ではあります。
我が家は利用できそうもないですが、これから出産を控える家族にとって、便利な制度にはなりそうです。
さて、この「男性版産休」が新設されても解決しない問題があります。
それは「出産直前は結局休みにくい」ということ。
今回新設された「男性版産休」も「子どもが生まれてから」なんですね。
一番バタバタするのは、陣痛が始まって「生まれる直前」なんじゃないかと思うんです。
特に、二人目育児の場合この問題はシビアです。
通常ならば「上の子同伴可能」な産院も、こんな状況では同伴できるはずもなく。我が家は親族総動員で、上の子の世話に当たっています。
いざ仕事をするにしても「いつ出産しするかソワソワ」しながら業務を進めるのも、心理的にはあまりよろしいものではないですよね。
ぜひとも「男性版産前休暇」が整えられればなあ、と思うオヤジなのでした。
2021.5.24 男性の育休に「嫌がらせ」!? 育休取得経験者は語る
育休を取得する男性への「パタニティハラスメント」。
自分が育休を取得した経験で言っても、やはり「育休取得は歓迎されていないなあ」と思うことが本音です。育休の申請を拒否することは制度上できませんが「否認も承認もしない」みたいな状態が続いたり、「謎の面談」が何度も繰り返されたりしました。
「育休を取得する人」の周りの気持ちを考えてみれば、それも全くわからなくも無いです。人手は突然減ってしまうのに、仕事のノルマは変わらない。「育休反対」と声を挙げるわけにもいかず、負担を受け入れるしかない。「少子高齢化」は確かに問題だけれども、私の明日の仕事はどうでもいいのか、と。
個人的には育休を取る秘訣は「取る」と言う決意なのかもしれません。決意が必要なあたりからして、そもそも間違っている気がするのですが、時代はすぐには変わりません。
一度決意して行動してみると「意外とうまくいく」ことも少なくありません。
とはいえ、今後私が干されない保証もありませんので、そこは時代と戦っていこうと思いますね。未来の世代が、困ったことにならないように。
2021.5.15 育休時の「仕事の引き継ぎ」を始めてわかった3つのこと
来月の妻の出産を控えて、ついに私は育児休業を申請しました。
さて今回は、実際に仕事の引き継ぎを始めてわかった3つのことを、まとめてみました。
1.自分の仕事、他の人の方が効率的に進められる問題
私は自職場でまあまあキャリアが長かったので、「自分の仕事は自分が一番うまくできる」と思い込んでいました。
しかし、実際に仕事の引き継ぎを始めてみると、「ここの仕事、こうした方が効率的じゃないですか?」と言われることが良くありました。
実際、1時間かかっていたような作業が、数分で終わるように改善された例も...。
仕事に対する「慢心」「自惚れ」は良くないなあ、とつくづく思うのでした。
2.引き継ぎ終盤、自分がいなくても職場が回る問題
「自分がいないと職場が回らない」なんて思いはないつもりでいたのですが、すでに出産直前で引き継ぎも終盤。ほとんどの仕事の引き継ぎが終わりました。
すると、私は何もしなくても、職場がスイスイと回っているという、寂しい現実を突きつけられることになりました。
やっぱり自分も心のどこかで「自分がいないと職場が回らない」と思っていたのね...。
3.人間の意外な側面が出てくる問題
仕事の引き継ぎをお願いしすると、色々なリアクションの方がいました。
「........、わかりました...。」
「えー!おめでとうございます!男の子ですか?女の子ですが?」
「!!!」
普段仕事で接している色々な方の、意外な一面を見ることができました。
普段はぶっきらぼうな人がお祝いしてくれたり、思いのほか動揺する人がいたり、冷たいリアクションだったり...。
もちろん仕事を引き受ける人は、単純に仕事が増えることになりますので、どんなリアクションも、私は真正面から受け止めようと思っています。
一方で、職場の吉報を聞いた時に、真っ先に喜びのリアクションを取れるように自分はなりたいなあとも、思うのでありました。
そんなこんなで出産が近づいてきました。私の育児休業はどんなものになるのか、いよいよ感は高まってきました。
2021.5.8 アラフォーオヤジ 6ヶ月の育児休業を申請するまで
私の勤め先は「男性の育児休業取得を奨励する」というペーパーが掲示されています。が、誰も育児休業取得を奨励されたこともなければ、誰も育児休業を取得していない環境です。そんな環境で、アラフォーオヤジの私が6ヶ月の育児休業を申請するまでの流れをまとめました。
始まり「育児休業をとろう」
育児休業を取得しようと思った理由は、シンプルに「子どもと過ごす時間を大切にしたい」から。いつ死ぬかわからない人生、せっかく社会的に認められている制度なのだから、限りある家族の時間を少しでも増やしたかったのです。
「人生いつ死ぬかわからないので、育休を取得したい」といったら、会社の人事担当の方は苦笑していました。自分は結構本気で、そう思っているんですけどねえ。
妻の方も「休んでくれるのはありがたいが、仕事の方は大丈夫なのか」という心配をしていました。妻よ、アラフォー平社員が半年休んだところで、会社は今日も回っているよ。
準備「仕事の引継ぎ方」
出産予定日の半年前に、直属の上司へ「半年間育休を取得したい」と話をしました。随分と苦虫を噛み潰したような顔をされましたが(まあ、当然か)、その日から自分の仕事の引き継ぎをスタートしました。
仕事の引き継ぎには「Google スプレッドシート」をフル活用しました。自分の仕事を一枚のスプレッドシートに抜き出し、それぞれの仕事は誰が引き継ぐのか、仕事の進め方や参照資料をまとめていくとともに、職場のチーム全員がいつでも共有できる状態にしました。
仕事の引き継ぎは「自分だけが」「丸投げされてる感」がどうしても拭えないもの。その全てを払拭することはできませんが「みんなの動き」「全体の中の自分の動き」が把握できることで、多少は「自分だけが」感や、「丸投げされてる」感が緩和されたのかなと思っています。
副次的な効果として、自分の仕事を一度棚卸しして、他の人と共有してみることで、実は無駄だった作業やもっと上手いやり方が見つかったことですね。育児休業がなければ、仕事の棚卸しなんてしようと思わなかったです。
そうして育児休業届を提出
「育児休業をします」と言い出したものの、「え〜、、」というリアクションに囲まれたスタートでした。計画を立てて、作業工程を見える化する、という極めて基本的なメソッドですが、基本を着実に実行し積み重ねていくことで、(表面上は)協力が得られるようになった形です。
届けを出す手続きはあっという間、ですが、そこまでの地道な準備が重要という、特に何もハックのない記事ですが、育児休業取得を検討されている方の参考になれば幸いです。
2021.3.13 四面楚歌のなか、オヤジは「育休の取得」を決意する
そうだ、育休をとろう。
決心した瞬間はそんな心境でした。まだまだ手がかかる子どもがいるなか、我が家に新しい命を授かりました。こんな社会情勢の中ではありますが、無事に産まれてくれることを祈るばかりです。
家族に状況も考えて、これも人生最後の経験と思い、半年の育児休暇を取得することにしました。
しかし、妊娠が決まってからスグ、育休の申し出を職場へしましたが、ずいぶんと長いことペンディングされています。
育休の申し出も不思議なもので、「理由」を書く様式になっています。いや、育児をする休暇なんだし、理由も何も無いでございましょうに。
空気の読めない私ですが、あまり歓迎されていない空気をヒシヒシと感じつつ、育休取得の旅へ向かうのでした。
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