勘違いの片方だけの思い

はじめに

人はみんなふられたくないんですよね。
私は占い師をしているので毎日思うですよね。
ずっとずっと成功の道しか歩みたくないんですよね。

たくさん失恋をしてきました。
誰からみてうまくいくと思った恋愛。
それでも会ったから途端に恋愛が取れなくなった恋があります。

まさか恋が両想いと思っていたのに
片思いだなんて思いたくないんですよね。

『彼は仕事が忙しいだけ』と思いたい。
『彼は私生活も仕事も趣味も忙しい』と思いたい。
それでも不安だからこそ、占いへ電話をするんですよね。

占いは完璧に未来が見えるわけではないんですよね。
あなたの近い未来の扉をかいまみえることができるだけなんですよね。

占い師としてできるのは
あなたは大丈夫と伝えることなんですよね。

今日あなたが安心して眠れるように
『辛かったよね、大変だったよね、不安だったよね』
と寄り添うことだけなんですよ。

事実は、
『彼はあなたを思ってない。次へいきましょう』
なんですよ。

恋の最中は聞こえないし見えないもの

でもね、恋愛中の盲目すぎる思いの沼はわかるのですよ。
なんせ私も恋愛中毒をずっとしていた人間ですからね。

恋愛をしていないときは、冷静にわかるのですよ。
その恋はもう可能性はないわよと。

会うまでの楽しいわくわくとどきどき。
会うまでにワンピースを買う楽しさ。
ラインのやり取りの一喜一憂。
恋愛をしている時だけに感じる
恋愛小説の中主人公になれる楽しさ。
気分はアリーマイラブのアリー。

さいごに

だからこそ、夢の中のお姫様でいたい恋愛の中の人に
『片思いですよ。次』
なんて口が裂けてもいえません。

何歳になっても恋する人は
美しく艶やかでいとおしく可愛らしい。

真実を知るよりも恋愛という
費用対効果絶大な美容液を
楽しむ方がいいのかもしれません。

恋のはじまりはささないこと
優しくされたり、親切にされただけで
乾いた心の乙女は好きなったりします。

『〇〇素敵ですね』
『〇〇さんにほめられうれしい』
なんてほめられただけ
好きなってしまうこともあります。

今？恋をしているか？
えぇもちろん。
推し山ピーに今日も恋をしています。