droste

好きな小説について語りたい。

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記事一覧

雪花と月凛 転生仙女は後宮で愛を知る 石田累

以前、アンソロジーに収録されていた短編の続編というべきか、本編というべきか。 (以前、読書感想文書いてます。 https://note.com/lala_novel/n/n1417b32a0944 ) ほぼ…

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1年前

離縁するはずだった陛下に(媚薬を使って)溺愛されています 夜原月見

夜原月見先生の久しぶりの作品。 読んでて飽きさせない、というよりどんどんストーリーに引き込まれていく文章は流石やなぁと。 ムーンライトノベルズで連載中の「皇后さま…

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2年前
2

薔薇王の葬列1〜15 菅野文

シェイクスピアの「ヘンリー六世」と「リチャード三世」をベースに描かれた作品。 きっかけは、1〜3巻が無料になってたから。 読み始めたら引き返せなくなってた。 あと2〜…

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2年前
1

美しい容れ物のなかで交わる、わたしと私の身勝手な愛 安史妃子

平穏ながらも日常を送っていた「わたし(アヤネ)」 交通事故に遭い死んでしまったはずなのに、気付いたら見知らぬベッドで眠っていた。宮廷魔術師の妻として。 「私(イシ…

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2年前
1

やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中1〜3 永瀬さらさ

クレイトス王国の王太子婚約者でもあり、並外れた魔力・戦闘力を持ち軍人令嬢と呼ばれ戦場を駆け巡っていたジル・サーヴェル。 王太子が実妹の王女と恋仲だった事に気づい…

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3年前

雪花と月凛 石田累 ティアラ文庫アンソロジー ギャップ萌え

大陸を統一した「西」の国祖、雪花と月凛の馴れ初めから結ばれる迄を描いたもの。 面白すぎる。 約50ページぐらいの短編とは思えない程、濃密。 過去と現在のエピソードが…

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3年前
5

読書感想文、始めます

小学校高学年の頃か、中学生の頃か。記憶が定かではないのだけれど、友人から氷室冴子先生の本を借りた。 これははっきり覚えているけれど、「蕨ヶ丘物語」。 小説を読みな…

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3年前

雪花と月凛 転生仙女は後宮で愛を知る 石田累

以前、アンソロジーに収録されていた短編の続編というべきか、本編というべきか。
(以前、読書感想文書いてます。 https://note.com/lala_novel/n/n1417b32a0944
ほぼ一気読み。(途中、子供の送迎やら家事やらで中断したのが我慢ならなかった)
中だるみもなく、最後まで駆け抜けていくストーリー。
とにかく凄かった。
前作はよくこんな短編に盛りだくさんぶっ込んだなぁ

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離縁するはずだった陛下に(媚薬を使って)溺愛されています 夜原月見

夜原月見先生の久しぶりの作品。
読んでて飽きさせない、というよりどんどんストーリーに引き込まれていく文章は流石やなぁと。
ムーンライトノベルズで連載中の「皇后さまのお褥すべり」を読んでる時もそうだったけど、息するのも忘れるぐらいに引き込まれる。

で、「離縁するはずだった陛下に(媚薬を使って)溺愛されています」です。
カルトルオ国で冷遇されていた第一王女セシリアが、和平条約締結の使者(要は人質)と

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薔薇王の葬列1〜15 菅野文

シェイクスピアの「ヘンリー六世」と「リチャード三世」をベースに描かれた作品。
きっかけは、1〜3巻が無料になってたから。
読み始めたら引き返せなくなってた。
あと2〜3歳若ければ、徹夜して読んでた自信ある。
最近は頑張っても2時が限界だから、二日に分けて読んだ。
最初は王位の行方が面白くて。
お兄ちゃんのエドワードが即位してからは、リチャードの孤独が…
愛を渇望しているのに、すれ違ってばかり。

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美しい容れ物のなかで交わる、わたしと私の身勝手な愛 安史妃子

平穏ながらも日常を送っていた「わたし(アヤネ)」
交通事故に遭い死んでしまったはずなのに、気付いたら見知らぬベッドで眠っていた。宮廷魔術師の妻として。
「私(イシュヴァータ)」はどん底の暮らしから這い上がり、宮廷魔術師の位を手にし、公爵家の娘と結婚した。
しかし嫁は「下賤の者」と見下し、男遊び三昧。
虚しさを覚え、禁断の魔術で異界に「つがい」を見つけ、見守る事に癒しを求める日々。
ある日「つがい」

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やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中1〜3 永瀬さらさ

クレイトス王国の王太子婚約者でもあり、並外れた魔力・戦闘力を持ち軍人令嬢と呼ばれ戦場を駆け巡っていたジル・サーヴェル。
王太子が実妹の王女と恋仲だった事に気づいた瞬間に、王太子から冤罪を着せられ処刑されそうになるが何とか脱獄。
けれど追っ手が迫り命を落とす瞬間に、王太子との婚約が決まった6年前のパーティーにいた。
時間が巻き戻り、なんとか婚約を回避すべくジル嬢の選んだ手段は、クレイトス王国と長年対

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雪花と月凛 石田累 ティアラ文庫アンソロジー ギャップ萌え

大陸を統一した「西」の国祖、雪花と月凛の馴れ初めから結ばれる迄を描いたもの。
面白すぎる。
約50ページぐらいの短編とは思えない程、濃密。
過去と現在のエピソードが絡まり、どんどん引き込まれていく…んだけど、唯の恋愛物にならないのが、石田先生。
国(帝)の思惑が渦巻く渦中に二人は呑み込まれていくけれど、立ち向かっていく勝負師雪花。
兄弟を帝に殺され、周囲を欺きつつ牙を研いでいた月凛。腹黒な匂いがし

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読書感想文、始めます

小学校高学年の頃か、中学生の頃か。記憶が定かではないのだけれど、友人から氷室冴子先生の本を借りた。
これははっきり覚えているけれど、「蕨ヶ丘物語」。
小説を読みながら、腹を抱えて笑ったのは初めてだった。それから氷室冴子先生にのめり込んだ。

しばらくは小説をそれなりに読んでいたけれど、小説より新書に興味の対象が移り、小説はほぼ読まなくなった。
仕事してると実用的な本を読むのに手一杯だったから。

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