droste

好きな小説について語りたい。

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最近の記事

雪花と月凛 転生仙女は後宮で愛を知る 石田累

以前、アンソロジーに収録されていた短編の続編というべきか、本編というべきか。 (以前、読書感想文書いてます。 https://note.com/lala_novel/n/n1417b32a0944 ) ほぼ一気読み。(途中、子供の送迎やら家事やらで中断したのが我慢ならなかった) 中だるみもなく、最後まで駆け抜けていくストーリー。 とにかく凄かった。 前作はよくこんな短編に盛りだくさんぶっ込んだなぁと思ってた。 今作は約300ページ弱もあるから余裕かな?と思って読み始めたけど、

    • 離縁するはずだった陛下に(媚薬を使って)溺愛されています 夜原月見

      夜原月見先生の久しぶりの作品。 読んでて飽きさせない、というよりどんどんストーリーに引き込まれていく文章は流石やなぁと。 ムーンライトノベルズで連載中の「皇后さまのお褥すべり」を読んでる時もそうだったけど、息するのも忘れるぐらいに引き込まれる。 で、「離縁するはずだった陛下に(媚薬を使って)溺愛されています」です。 カルトルオ国で冷遇されていた第一王女セシリアが、和平条約締結の使者(要は人質)としてラストヴァル国へ。 そこで第三王子ローランと出会い・・・ って感じのお話。

      • 薔薇王の葬列1〜15 菅野文

        シェイクスピアの「ヘンリー六世」と「リチャード三世」をベースに描かれた作品。 きっかけは、1〜3巻が無料になってたから。 読み始めたら引き返せなくなってた。 あと2〜3歳若ければ、徹夜して読んでた自信ある。 最近は頑張っても2時が限界だから、二日に分けて読んだ。 最初は王位の行方が面白くて。 お兄ちゃんのエドワードが即位してからは、リチャードの孤独が… 愛を渇望しているのに、すれ違ってばかり。 リチャードを決して幸せにしてたまるかという生母の怨念なのか。 権力にしがみついてい

        • 美しい容れ物のなかで交わる、わたしと私の身勝手な愛 安史妃子

          平穏ながらも日常を送っていた「わたし(アヤネ)」 交通事故に遭い死んでしまったはずなのに、気付いたら見知らぬベッドで眠っていた。宮廷魔術師の妻として。 「私(イシュヴァータ)」はどん底の暮らしから這い上がり、宮廷魔術師の位を手にし、公爵家の娘と結婚した。 しかし嫁は「下賤の者」と見下し、男遊び三昧。 虚しさを覚え、禁断の魔術で異界に「つがい」を見つけ、見守る事に癒しを求める日々。 ある日「つがい」が事故にあい、死に直面した時、運命の歯車が回り始めた…。 何か面白いのないかな

        雪花と月凛 転生仙女は後宮で愛を知る 石田累

        • 離縁するはずだった陛下に(媚薬を使って)溺愛されています 夜原月見

        • 薔薇王の葬列1〜15 菅野文

        • 美しい容れ物のなかで交わる、わたしと私の身勝手な愛 安史妃子

          やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中1〜3 永瀬さらさ

          クレイトス王国の王太子婚約者でもあり、並外れた魔力・戦闘力を持ち軍人令嬢と呼ばれ戦場を駆け巡っていたジル・サーヴェル。 王太子が実妹の王女と恋仲だった事に気づいた瞬間に、王太子から冤罪を着せられ処刑されそうになるが何とか脱獄。 けれど追っ手が迫り命を落とす瞬間に、王太子との婚約が決まった6年前のパーティーにいた。 時間が巻き戻り、なんとか婚約を回避すべくジル嬢の選んだ手段は、クレイトス王国と長年対立していた隣国の皇帝(竜帝)ハディスに逆プロポーズする事だった…。 これは凹ん

          やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中1〜3 永瀬さらさ

          雪花と月凛 石田累 ティアラ文庫アンソロジー ギャップ萌え

          大陸を統一した「西」の国祖、雪花と月凛の馴れ初めから結ばれる迄を描いたもの。 面白すぎる。 約50ページぐらいの短編とは思えない程、濃密。 過去と現在のエピソードが絡まり、どんどん引き込まれていく…んだけど、唯の恋愛物にならないのが、石田先生。 国(帝)の思惑が渦巻く渦中に二人は呑み込まれていくけれど、立ち向かっていく勝負師雪花。 兄弟を帝に殺され、周囲を欺きつつ牙を研いでいた月凛。腹黒な匂いがして、とても好み。 短編だけど圧縮されているから、長編を読み終わったかの様。 これ

          雪花と月凛 石田累 ティアラ文庫アンソロジー ギャップ萌え

          読書感想文、始めます

          小学校高学年の頃か、中学生の頃か。記憶が定かではないのだけれど、友人から氷室冴子先生の本を借りた。 これははっきり覚えているけれど、「蕨ヶ丘物語」。 小説を読みながら、腹を抱えて笑ったのは初めてだった。それから氷室冴子先生にのめり込んだ。 しばらくは小説をそれなりに読んでいたけれど、小説より新書に興味の対象が移り、小説はほぼ読まなくなった。 仕事してると実用的な本を読むのに手一杯だったから。 それから結婚・出産・子育てと立て続けだったので、読書からしばらく遠ざかっていた。本

          読書感想文、始めます