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雨水南都
2023年7月29日 12:02
『菜根譚』は、中国の明時代の末期に、供自誠という隠遁者で謎の多い人物が書いた本です。短めの文章で書かれた語録集で、前編は世俗の知恵や処世術、後編は風流ごとや自然の趣きについて書かれています。 前編の、人間関係や処世術等の記述を読むと、「う〜んもっと学ばないとな~。」と思います。多分、自分の苦手分野かも知れません。まあ、人に怨まれることはないので、それで良しとしておきます。
2023年7月23日 19:46
「藝能があって、しかも謙遜な者は、藝の最も優れた者である。」 なるほど〜。伝説的なほどすごい芸術家になると、そんな感じしますね。普通の人にしか見えないくらい腰が低かったりしてて。
2023年7月14日 10:30
最終巻『言志耋録』は、佐藤一斎が80歳から書き始め、83歳時(嘉永6年)に刊行されました。この年に黒船来航があり、時代は乱世に突入します。大国の清がアヘン戦争に敗れて植民地化されているのを、江戸幕府や雄藩の知識階級者は把握していました。日本もその後、西洋列強の軍事力による脅しで不平等条約を結ばされてしまいます。 黒船来航から5年後に、88歳で佐藤一斎は死去しました。またこの年は正月に桜田門外の
2023年7月11日 14:46
『言志晩録』は佐藤一斎が、67歳から78歳の頃までに書いた文章です。年齢的に人生の集大成についての話や健康等の話も多くなってます。 佐藤一斎が言ってる意味は、とてつもなく深いことだと思いますが。とりあえず、無理せず着実にやっていれば、いつかはどこかにたどり着くと受け取りました。
2023年7月5日 17:45
『言志後録』は、佐藤一斎が57歳から約10年間書き記した随想集です。これくらい高齢になると世間知に長ける一方で、志は周りに合わせて世間並になるものですが、佐藤一斎はまだまだ気高い理想を持ってることが伺えます。 189は、若い頃誰かは通る道のようにも思いました。自分の昔もこんな感じでしたし、今は片意地にならず達観できているか。時々自分の内面は大丈夫かどうか。佐藤一斎の語録に思いを馳せます
2023年7月4日 15:29
この本は、江戸末期に幕府の運営する学校、昌平黌で儒官(現代では大学長に相当する)を務めた、佐藤一斎が42歳から約40年間書き記した処世訓や修養訓です。『言志録』『言志後録』『言志晩録』『言志耋録』の4冊でまとめて『言志四録』となって。4巻全部で1133条の随想文が記されています。 明治の政治家や維新志士達が愛読していたそうで、西郷隆盛は『言志四録』の中から101カ条を選んで座右のいましめにして