詩 「るり色のソネット」
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哀しみに暮れる朔夜
優しさを満たす十五夜
目に見えるすがた形の変わりようが
鏡のような水面に映る
深いるり色をした
透き通る水面の上に
いくつものガラスの小舟を遊ばせて
感じるまゝに漕いでゆく
形あるものはこわれゆくことを知り__
波紋は水面に映る月のすがたを揺らし
光は千々に乱れて反射する
人は哀しみと優しさを胸の奥底に秘め
るり色をした記憶の海深くに
ひそかな情熱の蒼き炎を輝かせる
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ルリマツリの花言葉:ひそかな情熱
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