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" 様式美の完成形 " Led Zeppelin 私の好きな曲 6選+α

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現代のポピュラー音楽は
アフロ・アメリカンの潮流を
汲んでいます。

アフロ・アメリカンが産んだ
ブルースやR&Bの音楽は
アメリカから海を越えて
ヨーロッパの若者たちに
伝わりました。

今までに聞いたことのない音楽に
当時のティーンエイジャーは
身震いするほどの興奮を覚えます。

その代表格に
ビートルズと云ふ
絶対的シンポルの存在があり、
現代のポピュラー音楽の潮流を
生み出したと言っても、
過言ではありません。

その対極のアプローチをしたのがLed Zeppelin

ヒットチャートを狙う
キャッチーなシングル曲は
作らない。

アルバム全体に醸し出される
アーティスティックで
煌びやかな様式美

そして、その底辺に流れる熱量は
マグマのように激しくほとばしる。

そんな憧れの存在
Led Zeppelinを熱く語りたく、
紹介させて頂きます。

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ジミー・ペイジ(Jimmy Page)

元スタジオ・ミュージシャンから
ヤード・バーズの3代目ギタリスト
に抜擢される。

理想の音楽を求めて
元から居たメンバーと袂を分かち
ニュー・ヤード・バーズから
Led Zeppelinへと
メンバーを入れ替えていきました。

グループの創始者であり、
楽曲の作曲・アレンジ・
プロデュース能力に長けている
中心メンバーです。

彼の奏でるギターのスタイルは
重心の低い構えから繰り出す
歪んだオーバードライブの
印象的なリフ
そして、絵になるファッション

ロック界のアイコンであり
今だにフォロワーが後を絶たない
永遠のギター・ヒーローです。


ロバート・プラント(Robert Plant)

端正なルックス
華を感じさせるフロントマンとして
グループを牽引していました。

あの強力な布陣が奏でる演奏に
決して埋もれることがない
野太くブルージーなシャウトと
圧倒的なハイトーン・ヴォーカル

ブロンドのロング・ヘアーは
百獣の王の風格を漂わせます。

ツアーで訪れた
ラスベガスのMGMグランドホテル
ライオンのモニュメントの上で
「俺は黄金の神だ!!」
とシャウトした逸話があります。


ジョン・ボーナム (John Bonham)

「ボンゾ」の愛称で親しまれた
ロック史上No.1ドラマーです。

大きな太鼓を
とてつもないパワーで叩き
独自のタイム感で
シャッフル気味のリズムが
グルーヴを特徴づけていました。
ジミー・ペイジのリフと
サウンドの中核を成していただけに
早すぎる死が惜しまれます。

「ボンゾでなければ
   Led Zeppelinに非ず。」

彼を超えるドラマーはもう二度と
現れないのでしょうか?


ジョン・ポール・ジョーンズ
(John Paul Jones)

彼は人生のキャリアの早くから
スタジオ・ミュージシャンとして
その才能を開花させてました。

ペイジの奏でるリフと
ボンゾ独特のシャッフル気味の
タイム感

互いの個性があまりに癖が強く
自由奔放な故にタイム感に
ズレが生じる。

ジョンジーは彼らを凌駕する
リズム感を発揮して補正をし、
サウンド面を調整することで
Led Zeppelinの音楽性を
高度な物にまとめ上げてみせた。

バンドの紡ぎだすサウンドに
献身的に務め上げ
"哲人"と言わしめる程に
音楽に精通しています。


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1.Whole Lotta Love (1969)

めちゃカッコイイを凝縮すると、
このサウンドに回帰します。

冒頭からこんなヘヴィーなリフを
聴かされるなんて!

予想をはるかに上回る
一度聴けば忘れられない強烈さが
この曲に宿ってます。


2.Good Times, Bad Times 
    (1969)

Led Zeppelin Ⅰ収録
ファーストアルバムの冒頭を飾る
このナンバーは、
ボンゾのドラミングが不思議な
リズムを刻んでいます。

そのバスドラ仕様は
シングル・ペダルのキックから
繰り出されていることを知り、
その天凛とも言える才能に
驚嘆した方も多かったと思います。



3. Since I've been Loving you
 (1970)

ブルージーなファースト・アルバム
ヘヴィーなセカンド・アルバム

サード・アルバムでは
フォークに回帰する変幻自在さを
見せつけましたが、
なんとなく、おとなしめの雰囲気が
当時としては、あまり受け入れられなかったようです。

サードの中では
一番のお気に入りの曲です。



4.Down by the Seaside(1975)

二枚組のアルバム
Physical Graffitiに収録

この味わい深い
パーシー(プラントの愛称)の
ヴォーカルに優しさがあって
ヘヴィーな曲だけではない
魅力が詰まっています。

ウェールズ海岸に佇む
古い城壁に登る

海を見下ろして
西風に吹かれて
ゆったりとした時間が流れる__

そんな陽だまりのような
イメージがあります。



5.I Can't Quit your Baby(1982)

CODA(最終楽章)収録

この曲はファースト・アルバムにも
有りますが、ラスト・アルバムVer.
は最高です!

ウィリー・ディクソンという
ブルースの巨人が作曲し、
ストーンズやエリック・クラプトン
と言った名だたる面子に
カヴァーされてきましたが、
エッジの立ち方が尋常でない
Zepのカヴァーは
やはりカッコエエ!



6.Stairway to Heaven (1971)

ご存じロック史上に残る名曲です。
小生が語るまでもありませんが、
このアレンジは完璧なのでは
ないでしょうか?

西洋の美しい庭園のように
計算された様式美というものを
感じずにはいられません。

ギターソロの盛り上がりは
何度もテイクを取り直し
ペイジの執念が実り
歴史に名を刻む名演となりました。


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+α. Comminucation Breakdown
      (1969)

デビュー間もない時期の
彼らのライヴ演奏です。

ヘヴィーな音楽は
聴かない人と大好きな人の好みが
わりあいハッキリと
分かれ易いです。

今まで聴かなかった人には
是非とも良い機会になればと思い
掲載させていただきました。

長文お読み下さり
ありがとうございました!

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