青ブラ文学部 詩「君に届かない」
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記憶の海の底深く
過去から来た波が静かに寄せて
無数の砂の粒が時間を刻んでいる
遠くに帆を張る船を
夜空に燦ざめく星々が導き
光の航路を描いている
人は皆__
愛と喜び 悲しみと別れを繰り返し
潮騒のように心に打ち寄せて
すべては交差していく
ずっと思い出せないでいた
記憶の海の奥底深くへと
この手を伸ばしても
未だに君に届かないでいる
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画像:Seo In Guk
山根あきら様
お題ありがとうございました。
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