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読みたい本があり過ぎて、追いつけない

昨夜観たテレビに影響されて、厚揚げの煮物を作った水曜日の朝。明日も食べれるように、たくさん。一味唐辛子をかけても美味しそう。外はまだ風が強い。


noteを読んだり、ラジオを聴いたり、instagramを眺めたり、pinterestを永遠とスクロールしている間に、気になる本がどうしてもどんどん増えていく。家に本はあるけど、読みたい。いつ読むか分からないけど、読みたい。本屋さんの中を最低1時間はぐるぐるしたい。うずうず。うん、行こう、本屋さんへ。コートを羽織って外に出る。

本屋さんに行く前に珈琲を飲んで一息ついておこう、と思ったけど、お目当ての場所が微妙に混んでいたので断念。赤ちゃんに顔を凝視される。私のおでこにシンパシーを感じたのかな。

本屋さんに到着。洋書フロアに直行する。その日の狙いは、Sylvia Plathの「The Bell Jar」とErnest Hemingwayの「A Moveable Feast」。有名どころの「The Bell Jar」は以前から読むタイミングを伺ってた作品で。2月の中旬、風邪で寝込んでた時にふと「The Bell Jar、読みたい…」と思ったので、その衝動に素直に従うことにしたよ。「A Moveable Feast」はnoteで知った一冊。邦訳の「移動祝祭日」を読んでいるnoteクリエイターさんをお見掛けして、Hemingwayの自叙伝だということ、スキマ時間に読めそうな短めの作品ということが気に入ったし、気になったので、私は原書に挑戦してみることに。

本棚で2冊とも発見する。「A Moveable Feast」はバージョンの違う2冊。喜ばしい.…はずなのだけれど、2冊とも装幀や内容やなぜかピンと来ない。うーむ。悩ましい。とりあえず保留。とりあえず「The Bell Jar」は買うことにする。

他ジャンルの本棚も見に行く。数日前に読了した、王道ロマンス「Better than the Movies」の余韻がまだ心にほんわか残っていたので、恋愛ものを1冊くらい自分の本棚に置いておいてもいいかな、なんて思う。いつも、憂鬱な本ばかり買ってしまうからね、私。何冊か背表紙のあらすじを読んでみる。instagramで見たことのある本を試してみようか考えてると、ん?今、何か見覚えのある風景が視界に入った気が.…通り過ぎそうになった1冊に慌てて戻る。は!野球のフィールドだ!プロ野球の試合がない日々が続いているからなのか、開幕が近づいて来ているからなのか、野球関連の話題にはすぐ飛びついてしまう。私が本能レベルで反応してしまったのはLiz Tomfordeの「Caught Up」という本。登場人物の1人がシカゴにあるMLBチームの先発ピッチャーなんですって。あらまー、面白そう。急になんだか、今の私にすごく必要な本な気がしてきた。エンディングが予測可能(褒め言葉)で、気楽にエンターテインメントとして読めそう。「Caught Up」はスポーツロマンスを題材としたWindy Cityシリーズの第3作。シリーズものとしても、単体でも、楽しめるらしい。(即ググる)シリーズ第1作「Miles High」はよくSNSでお見かけするな。

本棚の間をうろちょろしてたら、大量の本の情報に脳がオーバーロード寸前。一旦、隣接のカフェに退却。幼い頃によく頼んでいたホットココアを注文。思い出の味。斜め向かいに座る七福神のようなおじ様たちの会話に耳を傾けながら、あつーいココアをすする。猫舌とは無縁の人生。ぬるい方が逆にだめ。熱い飲み物は食道に良くないのよ!と祖母によく怒られる。

脳への糖分が優しい。
お供はMichael Cunninghamの「The Hours」。

30分くらい悩む。他にチェックしておきたい本がないか書評SNS「Goodreads」を見る。「The Bell Jar」と、あとはやっぱり、せっかく出会えたご縁ということもあるし、「Caught Up」にするかなぁ。よーし。お会計をして、いざ。って心を決めたつもりだったのに、また迷っちゃう。「A Moveable Feast」はkindleで購入することにして(文明に頼れる時は頼ろう)、「The Bell Jar」「Caught Up」を持って、やっとレジに向かう。決められない時は2時間くらい余裕で悩める。(自慢みたいに言うな)さっさと決める時は1.5秒くらい。私は果たして、優柔不断なのか、即決即断なのか.…永遠の謎です。

レジを終えて、外に出る。あー、満足。本を抱きしめたまま、スキップして家に帰りたい。

本屋さんに行って本が買えるのは幸せなことなんだけど、本棚に並んだ何十冊何百冊という本を見るたびに、気になる本が光の速さで増えていく。収拾がつかない。追いつける気がしない。私の分身が2体ほど欲しい。(分身の数え方が分からないわ)

本を抱えて1人でニヤついてる人がいたら、
それは多分、私です。
よろしく。

帰り際、「湖月堂」の栗饅頭を母と祖母へのお土産に買って行く。最近のお気に入り。栗饅頭はどこのでも美味しいと思ってたけど、こちらのは何かが違う。口にした時の風味と食感なのかな。毎回感動しちゃう。福岡県北九州市に本店がある和菓子屋さん。(バウムクーヘンも販売しているらしい) なんか…福岡県って美味しいものに溢れてるよね。羨ましいー。今年は行けるかな。


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