修家大雄 /レストラン ラ・フェ

料理人|日々改善|味の探究|受賞歴☆2000年メートルキュイジニエドフランスジャンシリ…

修家大雄 /レストラン ラ・フェ

料理人|日々改善|味の探究|受賞歴☆2000年メートルキュイジニエドフランスジャンシリンジャー杯でファイナリスト|2003年滋賀県でレストラン開業→2024年で21周年|料理関係・地元のいいとこ・経営の実践知識などを書きます。 https://www.lafee.me/link

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【シノワ】裏ごしこそ、かけるべき手間

こんにちは、ラ・フェ修家です。 新人のとき、裏ごし作業が大量にあって、5時間以上裏ごしし続けていた、ラ・フェ修家です。(料理人は肉体労働です) みなさんいろいろな調理器具をお持ちとは思いますが、ご家庭でシノワを使っている人は少ないのではないかと思います。 noteのクリエイターさんは、プロまたは、プロ並みのガチ勢の方が多いので、ひょっとしたら普通に使ってるかもしれません。 この三角錐型のシノワは、フレンチの厨房では必ず置いてあり、潰しながら漉すのに適した調理器具です。

    • サーモンとサツマイモとキャベツのサラダ、クルミ風味

      こんにちは 健康のため、常にサツマイモをストックしている、ラ・フェ修家です。 今回は、サーモン、サツマイモ、キャベツを使った、クルミ風味のヘルシーなサラダをご紹介します。 このサラダは、栄養バランスが良く、さまざまな食材の食感と風味がいい感じに組み合わさっています。 サツマイモは、丸ごとをアルミホイールで包んで、オーブンでじっくりローストして冷ましたものを使います。 サツマイモを角切りにして、刻んだキャベツを合わせたところに、クルミのソースを加えて和えます。 クルミ

      • ホタテ貝とキノコのクスクス

        こんにちは、ラ・フェ修家です。 9月に入ってもまだまだ暑い日が続いていて、秋と呼ぶには早い気がするのですが、食材の方はだんだん秋らしくなって来ています。 そこで今回は、キノコを使った料理を取り入れてみました。 キノコと合わせたのは、「クスクス」です。 「クスクスって何?」よく聞かれますので簡単に説明します。 クスクスとは、北アフリカを起源とする伝統的な主食で、小さな粒状のパスタの一種です。 デュラム小麦を原料にして、粉状にした小麦に水を加えて粒状に成形したものを蒸して

        • ホタテ貝とそうめんかぼちゃのサラダ、ガスパチョソース

          こんにちは そうめんを食べるときに、麺を取りすぎて、めんつゆを溢れさせがちな、ラ・フェ修家です。 夏といえば、そうめんがおいしい季節です。 冷たい麺のつるっとした喉越しが、食欲不振の時でも食べやすいので、ついつい食べすぎてしまいます。 それで、夏とそうめんといえば、「そうめんかぼちゃ」も旬を迎えます。 そうめんかぼちゃの呼び方はいろいろあって、「金糸瓜」「そうめん瓜」「糸うり」「糸かぼちゃ」「なますカボチャ」英語では「spaghetti squash」と呼ばれています。

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        【シノワ】裏ごしこそ、かけるべき手間

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          シャドークイーンのヴィシソワーズ

          こんにちは、ラ・フェ修家です。 最近記録的な猛暑がニュースになっていますが、このごろの暑さは人命に危険なレベルになっているので、水分補給をして、熱い場所には行かないなど、うまく自己防衛してお過ごしください。 とういう事で、今回は冷製スープの紹介です。 使用したじゃがいもは 「シャドークイーン」 シャドーと呼ぶぐらいなので、皮の面は黒っぽい色をしています。 中身は紫色で、この色素はアントシアニンと言い、強力な抗酸化作用があります。 この抗酸化物質は、体内の酸化ストレス

          シャドークイーンのヴィシソワーズ

          キハダマグロのタタキと長芋のサラダ、ミョウガのラヴィゴット

          こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回はキハダマグロを使いました。 マグロといえば、生まれた時から泳ぎ続けないと死んでしまうという、過酷な特性を持った魚です。 では、なぜ泳ぎ続けなければいけないのか。 マグロの鰓(えら)は、非常に効率的に酸素を取り込む構造を持っていますが、そのためには常に水流を必要とします。 ですので、マグロは口を開けて自ら泳ぎ続けることで、水を鰓に流し込み、酸素を取り込む必要があるのです。 もしマグロが止まってしまうと、水流がなくなり、十分な酸素を取

          キハダマグロのタタキと長芋のサラダ、ミョウガのラヴィゴット

          エビのフリット、シェリービネガーと新玉ねぎのソース

          こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回は、外はサクサク、中はぷりぷりのエビのフリットを使った料理です。 そして、このエビのフリットに合わせる甘酸っぱい、シェリービネガーと新玉ねぎのソースを使いました。 エビは、小麦粉、フリットの衣の順につけて、180℃の米油で揚げます。 それと、新ジャガイモも一緒に揚げます。 カラッと上がったら、油分を切って盛り付けます。 水菜、フリット、新ジャガイモ、紅芯大根のマリネを盛り付けて、シェリービネガーと新玉ねぎのソースをかけます。 シャキ

          エビのフリット、シェリービネガーと新玉ねぎのソース

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          ラ・フェを彩る、季節の花

          ラ・フェを彩る、季節の花

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          ホタテ貝とキヌアとクスクスのサラダ

          こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回はスプーンで食べる、キヌアとクスクスを使ったサラダです。 キヌアとは、南米アンデス地方が原産の古代穀物で、「母なる穀物」とも呼ばれています。 栄養価が非常に高く、グルテンフリーであるため、健康志向の高まりとともに世界中で注目されています。 キヌアの栄養価と健康効果 キヌアの最大の特徴は、その優れた栄養価です。 以下に、キヌアがもたらす健康効果を詳しく紹介します。 完全たんぱく質源:キヌアは全ての必須アミノ酸を含む「完全たんぱく質源

          ホタテ貝とキヌアとクスクスのサラダ

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          WORKMANファイングリップシューズ

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          【竜王町】善光寺川の鯉のぼりとハナモモ

          【竜王町】善光寺川の鯉のぼりとハナモモ

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          サーモンと新じゃがいものマリネ、アーモンド風味

          こんにちは 好きなジャガイモ料理といえば「ポテトチップス」のラ・フェ修家です。 じゃがいもといえば、ポテトチップやフライドポテトなどのジャンクフード の類と思われがちですが、飢饉や壊血病などから人々を救った偉大な食材でもあります。 大航海時代には、海上生活では野菜が食べられないので、船員はビタミンC不足よる、壊血病に悩まされていました。 そこで長い航海でも保存することができて、ビタミンCを含む、じゃがいもを積み込んで、料理に用いることによって壊血病を防ぐことができました。

          サーモンと新じゃがいものマリネ、アーモンド風味

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          桜色のスープ「じゃがいもとビーツのスープ」と「桜の風景2024春」

          桜色のスープ「じゃがいもとビーツのスープ」と「桜の風景2024春」

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          牛タンと大根のポートワインソース、粒マスタード添え

          こんにちは、ラ・フェ修家です。 去年の今頃は、桜が咲いていたんですが今年はまだかかりそうですね。 まだ気温が低いですが、近所の道端ではつくしが顔を出していました。 そろそろあたたかくなって欲しいですね。 では、本題に入ります。 今回は、牛タンを使った料理です。 牛タンは皮付きのものを使い、事前に柔らかく煮込んで、冷ました後カットして、ソテーしました。 この煮込むプロセスに少々手間がかかっています。 ・最初に水とおからと日本酒少々で1時間煮込んで、一旦取り出して水洗い

          牛タンと大根のポートワインソース、粒マスタード添え

          サーモンとカリフラワーのマリネ、ビーツのソース

          こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回はまだまだ寒いので、冬野菜の名残り「カリフラワー」を使いつつ、春を感じるピンク色のソースで仕立てました。 ピンク色のソースは、「ビーツ」のソースです。 「ビーツ」とは、地中海沿岸原産で、見た目がアブラナ科のカブに似ていますが、ヒユ科アカザ亜科フダンソウ属で、ほうれん草の仲間です。 独特の香りと甘みがあり、ほのかに土のような香りもします。 ロシアのボルシチに使われてることで有名ですが、さまざまな料理に使えます。 カリフラワーのマリ

          サーモンとカリフラワーのマリネ、ビーツのソース

          ホタテ貝と長芋のグラタン

          こんにちは、ラ・フェ修家です。 長芋といえば、とろろをシンプルに醤油でご飯と一緒に食べるのがお気に入りです。 栄養価も高く、消化の良い食材で、芋の中でも珍しくでんぷんを分解するアミラーゼなどの消化酵素が含まれているため、生で食べることができます。 今回のメニューでは、長芋に火を通してグラタンにしました。 角切りにした長芋とホタテ、玉ねぎと共にソテーしたしめじを重ねて、モルネーソースとチーズをのせて焼きました。 焼くときは、高温で約5分焼いて、長芋のシャキシャキの食感

          ホタテ貝と長芋のグラタン