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ラ・フェの料理

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当店で提供している料理の紹介です。
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記事一覧

ホタテ貝とキノコのクスクス

こんにちは、ラ・フェ修家です。 9月に入ってもまだまだ暑い日が続いていて、秋と呼ぶには早い気がするのですが、食材の方はだんだん秋らしくなって来ています。 そこで今回は、キノコを使った料理を取り入れてみました。 キノコと合わせたのは、「クスクス」です。 「クスクスって何?」よく聞かれますので簡単に説明します。 クスクスとは、北アフリカを起源とする伝統的な主食で、小さな粒状のパスタの一種です。 デュラム小麦を原料にして、粉状にした小麦に水を加えて粒状に成形したものを蒸して

ホタテ貝とそうめんかぼちゃのサラダ、ガスパチョソース

こんにちは そうめんを食べるときに、麺を取りすぎて、めんつゆを溢れさせがちな、ラ・フェ修家です。 夏といえば、そうめんがおいしい季節です。 冷たい麺のつるっとした喉越しが、食欲不振の時でも食べやすいので、ついつい食べすぎてしまいます。 それで、夏とそうめんといえば、「そうめんかぼちゃ」も旬を迎えます。 そうめんかぼちゃの呼び方はいろいろあって、「金糸瓜」「そうめん瓜」「糸うり」「糸かぼちゃ」「なますカボチャ」英語では「spaghetti squash」と呼ばれています。

シャドークイーンのヴィシソワーズ

こんにちは、ラ・フェ修家です。 最近記録的な猛暑がニュースになっていますが、このごろの暑さは人命に危険なレベルになっているので、水分補給をして、熱い場所には行かないなど、うまく自己防衛してお過ごしください。 とういう事で、今回は冷製スープの紹介です。 使用したじゃがいもは 「シャドークイーン」 シャドーと呼ぶぐらいなので、皮の面は黒っぽい色をしています。 中身は紫色で、この色素はアントシアニンと言い、強力な抗酸化作用があります。 この抗酸化物質は、体内の酸化ストレス

キハダマグロのタタキと長芋のサラダ、ミョウガのラヴィゴット

こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回はキハダマグロを使いました。 マグロといえば、生まれた時から泳ぎ続けないと死んでしまうという、過酷な特性を持った魚です。 では、なぜ泳ぎ続けなければいけないのか。 マグロの鰓(えら)は、非常に効率的に酸素を取り込む構造を持っていますが、そのためには常に水流を必要とします。 ですので、マグロは口を開けて自ら泳ぎ続けることで、水を鰓に流し込み、酸素を取り込む必要があるのです。 もしマグロが止まってしまうと、水流がなくなり、十分な酸素を取

エビのフリット、シェリービネガーと新玉ねぎのソース

こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回は、外はサクサク、中はぷりぷりのエビのフリットを使った料理です。 そして、このエビのフリットに合わせる甘酸っぱい、シェリービネガーと新玉ねぎのソースを使いました。 エビは、小麦粉、フリットの衣の順につけて、180℃の米油で揚げます。 それと、新ジャガイモも一緒に揚げます。 カラッと上がったら、油分を切って盛り付けます。 水菜、フリット、新ジャガイモ、紅芯大根のマリネを盛り付けて、シェリービネガーと新玉ねぎのソースをかけます。 シャキ

ホタテ貝とキヌアとクスクスのサラダ

こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回はスプーンで食べる、キヌアとクスクスを使ったサラダです。 キヌアとは、南米アンデス地方が原産の古代穀物で、「母なる穀物」とも呼ばれています。 栄養価が非常に高く、グルテンフリーであるため、健康志向の高まりとともに世界中で注目されています。 キヌアの栄養価と健康効果 キヌアの最大の特徴は、その優れた栄養価です。 以下に、キヌアがもたらす健康効果を詳しく紹介します。 完全たんぱく質源:キヌアは全ての必須アミノ酸を含む「完全たんぱく質源

サーモンと新じゃがいものマリネ、アーモンド風味

こんにちは 好きなジャガイモ料理といえば「ポテトチップス」のラ・フェ修家です。 じゃがいもといえば、ポテトチップやフライドポテトなどのジャンクフード の類と思われがちですが、飢饉や壊血病などから人々を救った偉大な食材でもあります。 大航海時代には、海上生活では野菜が食べられないので、船員はビタミンC不足よる、壊血病に悩まされていました。 そこで長い航海でも保存することができて、ビタミンCを含む、じゃがいもを積み込んで、料理に用いることによって壊血病を防ぐことができました。

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桜色のスープ「じゃがいもとビーツのスープ」と「桜の風景2024春」

牛タンと大根のポートワインソース、粒マスタード添え

こんにちは、ラ・フェ修家です。 去年の今頃は、桜が咲いていたんですが今年はまだかかりそうですね。 まだ気温が低いですが、近所の道端ではつくしが顔を出していました。 そろそろあたたかくなって欲しいですね。 では、本題に入ります。 今回は、牛タンを使った料理です。 牛タンは皮付きのものを使い、事前に柔らかく煮込んで、冷ました後カットして、ソテーしました。 この煮込むプロセスに少々手間がかかっています。 ・最初に水とおからと日本酒少々で1時間煮込んで、一旦取り出して水洗い

サーモンとカリフラワーのマリネ、ビーツのソース

こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回はまだまだ寒いので、冬野菜の名残り「カリフラワー」を使いつつ、春を感じるピンク色のソースで仕立てました。 ピンク色のソースは、「ビーツ」のソースです。 「ビーツ」とは、地中海沿岸原産で、見た目がアブラナ科のカブに似ていますが、ヒユ科アカザ亜科フダンソウ属で、ほうれん草の仲間です。 独特の香りと甘みがあり、ほのかに土のような香りもします。 ロシアのボルシチに使われてることで有名ですが、さまざまな料理に使えます。 カリフラワーのマリ

ホタテ貝と長芋のグラタン

こんにちは、ラ・フェ修家です。 長芋といえば、とろろをシンプルに醤油でご飯と一緒に食べるのがお気に入りです。 栄養価も高く、消化の良い食材で、芋の中でも珍しくでんぷんを分解するアミラーゼなどの消化酵素が含まれているため、生で食べることができます。 今回のメニューでは、長芋に火を通してグラタンにしました。 角切りにした長芋とホタテ、玉ねぎと共にソテーしたしめじを重ねて、モルネーソースとチーズをのせて焼きました。 焼くときは、高温で約5分焼いて、長芋のシャキシャキの食感

本日のデザート盛り合わせ

こんにちは、ラ・フェ修家です。 おかげさまで、1月20日で開業21周年を迎えました。 これもひとえにみなさまのおかげです。 これからもお客様に喜んでいただける料理とサービスを提供し、更なる飛躍を遂げてまいります。 これからも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。 今日はデザートの紹介です。 もうすぐバレンタインデーなので、少しバレンタイン風にしてみました。 カカオ分58%のクーベルチュールを使用した、柔らかめのガトーショコラです。 フランス、ピュイ産のレン

サーモンとキャベツのマリネ、カラマタオリーブのソース

こんにちは、ラ・フェ修家です。 今回は、冬キャベツとサーモンを合わせたオードブルです。 冬キャベツは、葉がしっかり固めで火を通す料理によく合います。加熱しても煮崩れにくいので、ロールキャベツなどにもピッタリです。 このオードブルで使うキャベツは、冬キャベツなので、マリネする際に軽く火を通して、少し歯ごたえが残る程度に仕上げてからマリネしました。 カラマタオリーブは、ギリシャのペロポネソス半島の、カラマタ地方が起源のオリーブです。このオリーブペーストを使ってソースを作り

ホタテ貝のソテー、白菜とエノキのクリーム、春菊のソース

こんにちは、ラ・フェ修家です。 12月に入り、気温が下がってきて冬らしくなってきました。 鍋物が美味しい季節ですね。 僕にとっての鍋物ナンバーワンは「すき焼き」です。 あの、すき焼きの牛肉と白ごはんの悪魔的な組み合わせに、かなうものは無いと思い、ついつい食べ過ぎてしまいます。 というわけで今回の料理は、鍋の具によく登場する、白菜、春菊、エノキを使い、アレンジしました。 ホタテ貝は低カロリー、高タンパクな食材で、ビタミン、亜鉛、タウリンなども含み、栄養価の高い海産物です