気持ちをおだやかにしてくれるおすすめエッセイ本4選
本のジャンルはとても多く、それぞれに魅力があります。
私は著者の"その人らしさ"がにじみ出る『エッセイ』が好き。なぜなら書き手の経験・感じ方・視点・伝え方がダイレクトに伝わるから。
今回、気持ちを穏やかにしてくれるおすすめエッセイ本4冊をご紹介。
📚さくらももこ・星野源など知名度ある書き手中心
📚気持ちが穏やかになるやさしさに溢れた内容
ここで一息、いかがですか?
①もものかんづめ|さくらももこ
『ちびまる子ちゃん』のさくらももこさんによる初エッセイ。
家族や友人をはじめ半径数メートルのエピソードにクスッとくる。やさしさとユーモアがあって、ときに皮肉もある。
突き放すようなニュアンスもあるのだけど、登場人物の全員にやさしが通奏低音として流れるようなイメージです。
大人になって再読しまして、著者の視点のユニークさをまざまざと感じるようになりました。
ちなみにaudiobook.jpでは、まる子ちゃんの声優TARAKOさん朗読でオーディオブックが楽しめます!
②あやうく一生懸命生きるところだった|ハ・ワン
やるべきことをこなしても際限がない。40歳を前に悟った著者は、とくに先々のプランもなく会社を辞めます。
"一生懸命"を続けてた反動こその"がんばらない努力"には重みがあります。
突き詰めると「人と比べない」「嫉妬しない」「期待しない」。
こうしたエッセンスは令和を生きるための哲学ともいえそうです。単なるサボり本ではないのは読めばわかる
さて、著者は私たちに対してこう問いかけます。
「がんばりすぎとちがう?」
一息つくのにぴったりな一冊です。
③そして生活はつづく|星野源
文字通りマルチタレント・星野源さん初のエッセイ集。
何があっても生活はつづいてゆく―。
とくに好みなポイントが、知人の赤ちゃんに対して"心を見透かされている気がして赤ちゃん扱いできない感覚と描写"。
思わず「わかるー!」と膝を打ちました。
著者の"ふつう"は大衆におもねるわけではなく、ひとりで歩んできた生き様のようなもの。
読めばきっと、笑えます。
④オンリー・ミー 私だけを|三谷幸喜
本を読んで文字通り"腹を抱えて笑った"数少ない本。
三谷幸喜さんが寝巻き姿でコンビニへ行く話がお気に入り!
著者は、あらゆる角度から読者をゆだんさせようとしてきます。見え透いたその加減も作戦か。プロレス自体がおもしろい。
著者のスタンスは自身を卑下する小心者、でも目立ちがり屋。
こうした"戦略的ゆだん"が張り巡らせれたエピソードに思わず笑ってしまう。
ザ・三谷ワールドな一冊です。
まとめ:手に取りやすいエッセイから読んでみましょう
今回は、以下の4冊を紹介しました。
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