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哲学の面白さを教えてくれるおすすめ9冊

私たちが悩んでいることは、昔の人たちも同じように悩んでいます。そこから生まれたのが哲学本。

読むと視野が広がり、思考に奥行きが出ます。

今じゃなくても"考える"ことは未来で必ず役に立つ。

今回、哲学の面白さを教えてくれる9冊を紹介します。

📚はじめて手に取る人でも楽しめる
📚哲学者の本人が書いた原著もセレクト

それではまいりましょう!

①嫌われる勇気|岸見一郎, 古賀史健

アドラーの教えを哲学者と青年による対話形式で伝える一冊。

プラトンが対話篇を採用したように哲学と対話は相性がいい。対人関係で応用できる学びに溢れるベストセラー。ちなみにオーディオブック=耳読書との相性も抜群。

②これからの「正義」の話をしよう|マイケル・サンデル

「1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはどうする?」

白熱教室のでおなじみサンデル教授。正義に両面があるとわかっても身に迫ったら?哲人たちの思考の源流も感じられる一冊です。

③どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか| みうらじゅん, リリー・フランキー

みうらじゅんの言葉を借りれば「どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか」。

「死が悪」とされる風潮に対して剥奪説から踏み込んで読み解く章が特に印象的。死を考えるからこそ、よりよく生きる力につながります。

④武器になる哲学|山口周

初学者が「哲学」を仕事に役立てられる一冊。

著者が哲学書から抽出したキーコンセプト単位にまとめます。たとえば「ナッシュ均衡」から協調が生存戦略的にベストと見えてきます。

⑤これからの仕事になぜ哲学が必要なのか|岡本裕一朗

本書が画期的なのは哲学のキーワード起点ではなく、ビジネスの現場ドリブンであるところ。

企業の問題を思考実験に落とし込み、哲学という手段で回答できるか著者がチャレンジします。働き方、AI、テーマは多様です。

⑥哲学と宗教全史|出口治明

「哲学&宗教の全史ってボリューミー!?」結論、分厚いです。

でもさすが出口さん。歴史の流れだけでなく、人にフォーカスした書きぶり(しかも口語調)なので読みやすい。ちなみに本書において隠居を説くエピクロスの哲学を好むように。老荘と似てます。

⑦人生論ノート|三木清

本書は『嫌われる勇気』の岸見一郎さんによる激推しで手に取りました。

正直、人生のバイブルの一つです。執着とは?幸福とは?嫉妬とは?テーマ単位だから読みやすく、そして鋭い切れ味ですべてが書かれています。紛れもなく名著。

⑧子どものための哲学対話|永井均

中学2年の「ぼく」と家に住み着いた猫・ペネトレの対話の記録。

平易な言葉で語られていて読みやすい。でも大人でも楽しめるし、意外と読むのに時間のかかる。遊び・友情・対立とは。余白があって考える一冊。

⑨愛するということ|エーリッヒ・フロム

1956年にニューヨークで出版され、いまもなお売れ続けている世界の名著。

「愛とは技術であると」言い切ったフロム。資本主義・愛・孤独・人生。本書の後半「愛の修練」に繰り出されるパンチラインをぜひ感じてください!

まとめ:おすすめ本から哲学の魅力を感じよう!

今回は、以下の9冊を紹介しました。

①嫌われる勇気|岸見一郎, 古賀史健
②これからの「正義」の話をしよう|マイケル・サンデル
③どうやらオレたち、いずれ死ぬっつーじゃないですか| みうらじゅん, リリー・フランキー

④武器になる哲学|山口周
⑤これからの仕事になぜ哲学が必要なのか|岡本裕一朗
⑥哲学と宗教全史|出口治明
⑦人生論ノート|三木清
⑧子どものための哲学対話|永井均
⑨愛するということ|エーリッヒ・フロム

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それではよい一日を!

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