考えるって面白い!を教えてくれるおすすめ本8冊
いまはYouTubeなど情報がカンタンに手に入ります。
それでも読書をおすすめします。本は非効率ではあるけれど、その分"考える余白"を味わえます。いわば余白こそが読書ならではの醍醐味。
📚脳に汗をかくけれど、読みやすいやさしい本
📚仕事にすぐ実践できる抽象思考を扱った本
上記をふまえながら今回「考える」って面白い!と気づきをくれる8冊を紹介します。
①りんごかもしれない|ヨシタケシンスケ
カントの認識論のアイテムはりんごだし、ニュートンもりんごから「万有引力の法則」を発見した。ジョブズとも縁深い。
そんなりんごをテーマに大人でも楽しめるのがヨシタケシンスケさんの絵本。
小さい頃に一度は思い浮かぶような「もしもこの中身がメカだったら」な空想をいろんな視点から描きます。
空想を楽しみましょう!
②プチ哲学|佐藤雅彦
「ピタゴラスイッチ」「だんご三兄弟」の生みの親・佐藤雅彦さんの一冊。
構成はシンプルで数コマの可愛らしいカエルの漫画イラストとコメントのみ。
でも、そこには日常をちょっと深く考えるようなテーマが提示されます。
頭をやわらかくしよう!視野を広げよう!といった声に応えることができる実践的な哲学本です。
③はじめて考えるときのように|野矢茂樹
私たちは毎日なにかしら考えています。
「考えるってどうすること」?と聞かれたら、あなたはどう答えますか?
本書は、文章とイラストで小中学生でも読める平易な文章でありながら、"考える"の核に迫る一冊。
むずかしい専門用語はないけれど、ソシュールの言語学もAIに関する話題も出てきます。
本テーマの選書にぴったりな一冊だと自負しています。
④子供のための哲学対話|永井均
中学2年の「ぼく」と家に住み着いた猫・ペネトレの対話の記録。
平易な言葉で語られているのに大人も楽しめる一冊。
「愛」「遊び」など普遍的なテーマが登場します。
「友情って、本来、友達なんかいなくても生きていける人たちのあいだにしか、成り立たないものなんじゃないかな?」
このようなハッとする一節に出会えます。
⑤100の思考実験
思考実験といえばマイケル・サンデル教授の「ハーバード白熱教室」で出たトロッコ問題でしょうか?
古代ギリシャから哲学者は考えるためのツールとして思考実験を使ってきました。
いまや正解のない時代。
問いをつくる重要性が高まるからこそ「まずは答えのない思考」にふれてみませんか?
さまざまなテーマから100個を厳選。本はちょっと分厚めです。
⑥フェルマーの最終定理|サイモン・シン
天才数学者ワイルズが完全証明した数学界最大の超難問フェルマーの最終定理。
3世紀に及んだ数学者たちの苦闘を描くノンフィクション。
面白いのは数学者が壁に当たったとき、別のジャンルの研究者との雑談によってブレイクスルーをしてること。
アイデアが浮かぶ瞬間の共感を覚えながら熱いドラマを味わえます。
⑦複雑な問題が一瞬でシンプルになる 2軸思考
2軸思考とは、タテ軸とヨコ軸の2本線を引いて、情報をシンプルに整理する思考法のこと。
じつはUSBメモリーをはじめ多くのイノベーションを起こしてきた濱口秀司さんは2軸思考の使い手。
考える枠を決め、全体把握をしたうえで、ムダに考えない。
こんなシンプルかつ効果的なフレームがあるのかと驚き。
2軸思考は間違いなく、日々の思考に活かせます。
⑧具体と抽象|細谷功
"考える"上で欠かせない思考が抽象化。
抽象化を学びたいなら細谷功さんの著書をまず推薦します。
「もっと具体的にお願いします」「抽象的になり過ぎますよ」
といったように
"具体=わかりやすい"
"抽象=あいまいでよくない"
と思われがちですよね。
抽象化とは"枝葉を切り捨てて幹を見る"こと。
本書を通じて抽象化の構造と効能を学べます。
まとめ:おすすめ本から考え方のヒントを得よう!
今回は、以下の8冊を紹介しました。
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哲学の本に興味を持った方は下記も目を通しましょう。
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