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追え!ニホンの人種差別。

日本は差別もない国だといわれます。確かに異人種に対しての差別は比較的弱めです。普通に怖いと思っているだけだと思いますが今回はそれを置いておきます。懸念されるのは同じアジア人種に対しての差別です。日本はアジアの大国だった時期もありますがグローバルな時代帝国主義的な人種感覚では通用しない事もあります。

ゼノフォビアの馬鹿馬鹿しさ

 あえて問いますが何故私達は日本人と言えるのか定義は定まっていません。広義では日本国籍を持っていれば日本人でしょう。かつてある政党の代表の国籍問題があった時その有無が連日報道されました。馬鹿馬鹿しい話ですがその政党代表はなんと辞任しました。その程度で党首が守れない政党の存在意義とはと思いますが概ね国籍を持っていれば日本人でしょう。帰化人は日本人ではないと言われますがそれは単なる感想であって日本国籍取得者は出身が別でも日本国民であり日本人でしょう。血を突き詰めれば!という人もいますがそれも単なる感想であって王貞治やラモス瑠偉は日本人じゃない!日本の血が流れていない!と言い張る事と同義です。南アフリカのピザチェーンであるナンドーズは元から南アフリカに住んでいなかった人を次々と消していき最後はサン族という古くから南アフリカに住む先住民だけを残し「僕はどこにも行かないよ」というセリフを残します。さて日本にサン族に当たる人ってどれだけいるんでしょうかね。

東南アジアは••

 東南アジアはまだ日本の方が上。エスニック料理は匂いがキツい。俺たちがあの田舎者を食わしてやっている。こう言った差別発言を言うのは経営者よりも労働者のほうがはるかに多いです。悲しい事ですが愛国心が薄い労働者でも最後に縋るのは日本人という定義があやふやな民族心なんでしょうね。今多くのアジア人が技能実習生として日本に働きに来ています。技能実習生の犯罪も少なくないですが指導係である日本人労働者のイジメ、パワハラも問題となっています。それをコントロールできない会社は管理失格でしょうね。野放しにしてはダメな問題も多いですよ。

終わりの始まりでしょうか?

さて色々な技能実習生に対する本音に私はたまたま触れる機会がありました。働かない人をとりあえず期間限定とはいえちゃんと辞めないで働ける人間の方が計算しやすいし賃金だって安く抑えられるはずです。それに対して日本人労働者は彼らと連帯し多様性を推し進める他道がありません。何故なら経営者は無給に近い労働者(国籍問わない)が増えれば嬉しいのですよ。人種差別は賃金破壊に繋がります。

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