閉店は結局お金の問題か？［自営業とお金の話］

2022年9月3日 09:44

先日、「自転車店を運営するにあたってどんなことを考えているか？」みたいなアンケートに答えました

お世話になった元自転車屋さんからのご依頼だったので、二つ返事で引き受けて、夫と自分と2人それぞれ質問に取り組む…

回答は結構バラツキましたが、「お店をやめようと思ったことはありますか？　それはどんな時ですか？」的質問への答えは同じ

「何回かある、お金の面で苦しかった時」

結局、自営業が閉店を考えるのって、多くの場合「儲からない」「資金繰りがしんどい」ってことなんじゃないのかな？　と

自転車店には「雨」が大敵

この秋9周年を迎えます

「自転車屋殺すにゃ刃物は要らぬ、雨の3日も降ればいい」

なんていわれることもありますが、自転車店には「雨」が大敵

雨の日に自転車屋に行く人は少ないですし、そんな日に「自転車買おう」と思う人も少ない

6～7月　長梅雨
8～9月　猛暑（暑すぎて自転車乗れない）
9～10月　台風頻発（+長雨）
12～2月　大雪と雨

以前、こんな1年間がありまして、この時は本当にびっくりするくらい売上が悪くなりました

逆に、冬に雪が積もらなかったり、雨が少なかったり。秋にいい天気の日が多かったりすると、売上がUPします

「天候に左右されないように工夫を」とか言われますが、いやぁもう「天気」ってある程度はどーしようもない部分でもあります（もちろん工夫はしますが）

年間通じて売上がガクンと下がって…　「もう店は続けられないのでは？」なんて気持ちが折れちゃう。

こんな時に「もうやめちゃおうかな？」と思う

そんなもんじゃないでしょうか？

お店の閉店。

「寂しい」
「残念」
「行きたかったのに～」

惜しむ声が溢れます。

「流行ってたのになんで？」

みたいな声も

100％とはいいませんが、多くのお店は「儲けたい」と思って営業しています

いや「めちゃめちゃ儲かってほしい」じゃなくても、「憂いなく営業できる程度に稼がないと」とは考えているはずです

まぁだって、ご飯食べなきゃですし、生活しなきゃですし、子供さんがいらしたら、彼らにいい進路を選ばせてあげなきゃですし…

そこが揺らぐと、結局続けられません

●　後継者問題とか
●　お店の建物・土地問題とか

閉店の理由はいろいろありますが、ものすごく儲かっていたらきっと迂回方法はあったはず。

だから…　まぁ「儲かってないし」「他にもいろいろあるし」なんじゃないのかな？　と

「だから」何だ？　というのは無いですし、オチもありませんが…

いろいろと難しい時代。

なんとかかんとか
それなりに生活できて
憂いなくお店を営業できる
ように、頑張っていかねばだなぁと

アンケートを通じて再認識したのでした

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