つっちー

読んだ本の感想、読んでいる本のメモなどを書いています。

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最近の記事

「スパイラルジャーナル」という振り返りの手法について

リベレイティングストラクチャー(LS)というファシリテーションのツール集の中に、「スパイラルジャーナル spiral journal」というものがあります。 先日、これを行ったあとに、参加者の1人が私のところにやってきて、 「ちょっと聞いていいですか?スパイラルジャーナルで、渦巻きを書くのはどんな意味があるんですか?」と質問してきました。 他の見学者も「スパイラルジャーナル、ネットで調べたけど、出てこなかった」と言っています。 リベレイティングストラクチャーのFBページに

    • ファシリテーション×マインドフルネス

      アダム・カヘンの「共に変容するファシリテーション」、発売してすぐに手に入れたのですが、手ごわい本かなあと思い、放置していました。思い立って読み始めてみたら、いろんなエピソードも描かれていて意外と読みやすく、読み終えてしまいました。 要約すると、垂直型ファシリテーションと水平型ファシリテーションのどちらかではダメで、その両極を行き来しなくてはならない、それが「変容型ファシリテーション」。ファシリテーターの在り方について、大変勉強になる本でした。 ファシリテーターにとって大事

      • 「心のモヤモヤを書いて消すマインドフルネス・ノート」でジャーナリング

        2022年12月31日、とうとう「心のモヤモヤを書いて消すマインドフルネス・ノート」の最後のページを書き終えました! 毎日書いていれば8週間、56日で終わったのですが、習慣化していた時期もあれば、中断していた時期もあり、ようやく最後までたどり着きました。 見開き2ページのメッセージを読んで、次のページにジャーナリングのお題がある、という形式です。対象は30代以上のビジネスパーソンとあり、私よりは若い世代対象だなあと思うページも中にはありましたが、年代を問わず、今の自分にフ

        • ジャーナリングのための「心のモヤモヤを書いて消すマインドフルネス・ノート」

          今年は「マインドフルネスダイアリー」が出版社の都合で発売されないと聞いてがっかりしていましたが、その代り、「心のモヤモヤを書いて消すマインドフルネス・ノート」が発売されました! 発売前に予約して、速攻入手しました。 見開き2ページのマインドフルネスに関するメッセージの次に、左側のぺーにジャーナリングのお題が載っていて、右側のページは罫線ではなく薄い格子で自由に書けるようになっています。 なんだかもったいないので直接書き込まずに別のノートに書くことにしました。1周したらまた

        「スパイラルジャーナル」という振り返りの手法について

        • ファシリテーション×マインドフルネス

        • 「心のモヤモヤを書いて消すマインドフルネス・ノート」でジャーナリング

        • ジャーナリングのための「心のモヤモヤを書いて消すマインドフルネス・ノート」

          映画「Coda コーダ あいのうた」を観て

          映画「コーダ あいのうた」を観てきました。 コーダ(Coda)とは、Children of Deaf Adultsの略で「聴こえない親のいる、聴こえる子ども」のこと。 映画の主人公ルビーは健聴者ですが、両親と兄はろう者。高校生のルビーは父の仕事の手伝いのため朝3時に起きて漁船に乗り、両親が病院に行くときや重要な仕事の局面には通訳をしなくてはなりません。その一方、自分が好きな音楽の道に進むことを両親は理解できないのです。 一番好きなシーンは、ルビーの父が彼女の才能に気が付く場

          映画「Coda コーダ あいのうた」を観て

          理想の「音」を求めるファシリテーターの旅

          ファシリテーターとしてワークショップをしていて、少人数の対話の時間が終わり、次のワークに切り替える時間が来た時、ファシリテーターはどんな合図をするのがいいでしょうか? 大音量のマイクでアナウンスするのではなく、何か工夫がほしいなと思いました。 ワールドカフェでは、「自分が手を挙げているのを見て気が付いた人は、手を挙げて話すのをやめてください」という説明をあらかじめしておいて、声を出さずに合図します。ワールドカフェのように丸いテーブルを囲んで座っていれば、誰かは見えるから気

          理想の「音」を求めるファシリテーターの旅

          マインドフルネスと呼吸についての考察

          「朝のマインドフルネス」の会に参加するようになって、1年と数ヶ月になる。実を言うと、初めのころは、「腹式呼吸」ができなかった。胸郭の下のほうを動かすことを意識してみたり、腹筋の動きを意識してみたり、いろいろやっているうちに、次第に腹式呼吸ができるようになった。 「朝のマインドフルネス」で瞑想のリードをしてくれる荻野さんの声を聴く。その日によって、テーマが違う。ボディスキャンをする日や、意図について考える日、コンパッションの練習をする日。 ある朝、「あるがままの呼吸を意識し

          マインドフルネスと呼吸についての考察

          いつかシアトルに行ってみたい

          いま、リベレイティングストラクチャーというファシリテーションのツールにはまっている。 リベレイティングストラクチャーは海外で開発されたコミュニケーション、そしてファシリテーションの手法なのだが、短時間の対話で、期待した効果が得られるというものだ。 リベレイティングストラクチャー(以下LS)の創始者の一人、キースさんはシアトル在住ということで、LSの大きなイベントもシアトルで開催されることが多いらしい。 シアトル、と言えば「フィッシュ!哲学」の発祥の地でもある。魚が空を飛

          いつかシアトルに行ってみたい

          問題解決のために身近にいる成功例に着目する~ポジティブデビアンス~

          「POSITIVE DEVIANCE(ポジティブデビアンス): 学習する組織に進化する問題解決アプローチ」という本を読み終えました。 ポジティブデビアンスとは、課題解決のために、うまくいっていないことを変えるのではなく、少数の成功例に着目する、というもの。外部からこうするとうまくいくよ、と教えるのではなく、自分たちのコミュニティの中に存在する、同じ資源を使っているのにもかかわらずすでに問題を解決している人を探すのです。 本書では、ベトナムの栄養不良の子どもたち、エジプトの

          問題解決のために身近にいる成功例に着目する~ポジティブデビアンス~

          コロナに負けずに「対話」する企画をやってみた

          この1年間、コロナの影響で、人が集まる企画やイベントが軒並み中止になっていました。私の職場でも、勉強会のような企画は、スクール形式に机を並べて、会場には入場制限して、zoomでも配信して、という形でなんとか工夫しながら開催してきました。 しかし、「交流」や「対話」を目的とした企画は、ほとんど「封印」されていました。交流や対話は、「不要不急」とみなされていたのです。 そのため、去年の4月に入職した新入職員たちは、同期どうしのつながりが作る機会がありませんでした。自分の職場だ

          コロナに負けずに「対話」する企画をやってみた

          より効果的な会議の方法を探していて見つけたのは・・・

          「会議」と称して、長時間資料を読み聞かせられるのは、とても苦痛です。資料を事前配布して読んできたら、すぐに中身の議論に入れるのに。 報告が終わってようやく「議論」の時間になっても、会議のたびに同じ話をする人がいたり、テーマと違う話を長々と話す人がいて何も決まらない会議も経験します。 「グループ討論」と称して、10人が一人ずつ話をして、一回りしたらもう時間切れ、というのも嫌いです。自分が話す番が来るまで、何を話そうか、どう話そうかを考えていて、自分の前の人が話す内容を聞いて

          より効果的な会議の方法を探していて見つけたのは・・・

          「習慣トラッカー」を使って習慣化に取り組む

          2月になったので、2月分の習慣トラッカーの表を作りました。「習慣トラッカー」というのは、ノートにマス目を作り、横に「習慣化したいこと」を書き、縦は日付と曜日を書きます。実行できたら、マス目を塗りつぶしていく、というもの。 バレットジャーナルについて書いた本の中で紹介されていたので、試しにやってみたらいい感じなので、続けています。 ほぼ毎日、実行できているのが、「朝のマインドフルネス」。 なかなか難しくてちょっと油断するとクリアできないのが、「スマホ使用を1時間以内にする」

          「習慣トラッカー」を使って習慣化に取り組む

          「対話」の先にあるものは

          「学習する組織」についてのセミナーで、おすすめの本としてアダム・カヘンの「敵とのコラボレーション」が紹介されました。同僚に貸していたのが、ちょうど戻ってきたところだったので、再読することにしました。 アダム・カヘンの「敵とのコラボレーション」 副題が「賛同できない人、好きではない人、信頼できない人と、協働する方法」とあります。いったいどうやったら、彼らと協働することができるのでしょう。 アダム・カヘンは、従来のコラボレーションではなく、「ストレッチ・コラボレーション」とい

          「対話」の先にあるものは

          「マインドフルネスダイアリー」に毎日ポジティブなことを書く

          「マインドフルネスダイアリー2021」を購入して、使い始めました。 見開きが一週間で、右側のページは、書く瞑想(マインドフルネス)としての「ジャーナリング」の今週のテーマが載っています。例えば、「『今年、これだけは忘れずにいたい』と思うこと」とか「ちょっと怖いけど挑戦したいこと」あるいは「今の仕事で、いちばん好きなところは?」など。 左側のページは一日分が4行で1週間分あります。スケジュールはGoogleカレンダーを使っているので、このページはどう使おうかなあと思っていま

          「マインドフルネスダイアリー」に毎日ポジティブなことを書く

          「朝のマインドフルネス」に参加して変わったこと

          始めて参加したのは去年の4月、友人に教えてもらって、オンラインの「朝のマインドフルネス」の会に初めて参加した。コロナの感染者が増えはじめ、仕事にもいろいろ影響が出てきて、ストレスや不安を感じていたころだった。 それまで、胸の奥のほう、あるいは肩の上から何かもやもやとした重たいものが存在して、充分に息が吸えないような感じがしていたのに、ガイドに従って深呼吸を繰り返しているうちに、重くのしかかっていたものがどこかに消えて、肺の中が空気で満たされた。 それ以来、月曜から土曜はほ

          「朝のマインドフルネス」に参加して変わったこと

          NLPコーチングと「学習する組織」

          ロバート・ディルツ先生が書いた「人を覚醒に導く史上最強の心理アプローチ NLPコーチング」を今読んでいるのですが、「因果ループ図」が登場していびっくりしました。 「第1章 ケアテイキングとガイディング」の「ガイドのツールボックス② セルフマッピングと因果ループ」の項です。 例として、因果ループ図を用いて、クライアント自身の成功体験からその主要素をモデリングする方法を紹介しています。 因果ループ図で視覚化することにより、過去の体験から学んだ知識を応用して将来の問題に対処するた

          NLPコーチングと「学習する組織」