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「スパイラルジャーナル」という振り返りの手法について

リベレイティングストラクチャー(LS)というファシリテーションのツール集の中に、「スパイラルジャーナル spiral journal」というものがあります。
先日、これを行ったあとに、参加者の1人が私のところにやってきて、
「ちょっと聞いていいですか?スパイラルジャーナルで、渦巻きを書くのはどんな意味があるんですか?」と質問してきました。

他の見学者も「スパイラルジャーナル、ネットで調べたけど、出てこなかった」と言っています。

リベレイティングストラクチャーのFBページには載っているのですが、なかなか検索では引っかからないようなので、こちらに書いておくことにしました。

<目的>
振り返り

<用意するもの>
A4サイズの紙、筆記具

<所要時間>
20分程度

<人数>
何人でも

<やり方>
①各自、手元にA4の紙を用意する
②縦横の真ん中に線を引き、紙を4分割する。
 または4つ折りにしてもよい。
③紙の中央から渦巻きを書く。
 ゆっくりと、線と線の間隔をなるべく狭く書く。
④ファシリテーターが順に4つの「問い」を投げかける
 参加者は、左上、右上、右下、左下の順にその回答を書いていく


⑤書き終わったら、2~3人組に分かれ(オンラインならブレイクアウトルームで)、書いてみて気づいたことを共有する。(10分程度)

<コツとポイント>
・らせんを大きく書きすぎないように(回答を書く場所がなくなってしまうため)
・ファシリテーターは事前に4つの「問い」を考えておく。
単なる感想文にならないように考慮する。
・書いた紙は回収しないことを事前に言っておく。

最後になりましたが、渦巻きを書く目的は、それまでわいわいと話していて盛り上がっている心を鎮める、ということのようです。内省モードに入るため、とも言えます。

リベレイティングストラクチャーについて更なる情報が欲しい方は、こちらをご参照ください。
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