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サイトクリエイター 髙田 冴里那さん

“つくる”ことに真摯に向き合う、作家さんたちの想いを“言葉”にして集めたコラム。

今回は、Webサイト"etcoeur(エクール)"の企画からデザイン、コラムまでを手掛ける、クリエイター 髙田冴里那さんにインタビューをしました。
髙田さん近影

「私が作っている“etcoeur”は、“心地良いモノゴト”との付き合い方をテーマにしたWebサイト。

まだ制作途中で、私自身が心地良いと思ったアイテムや暮らしの習慣などを発信していく予定です。(2021年時点)

今の私の生活スタイルは大人になってからできたものなんです。

学生時代、家庭教師の先生が来ると母が毎回コーヒーを淹れてくれて、寛ぐ時にお茶を飲む習慣ができました。
26才の時に働いていたカフェでは、お花もあつかっていたので、朝にお店の庭に出てお花やハーブを摘んでいたんです。
そうした経験が今のわたしの“好き”や“習慣”を作っています。

今の会社には全く別のお仕事で就職したんです。

ある時、社長の根本さんに馬毛の歯ブラシを使っていることを話したら、“おもしろいね。”と言ってもらって。
そこから根本さんにアイテム紹介のペーパーを作ったのがはじまりです。
そうした私の“好き”を根本さんが気づいて、吸い上げてくれたから、今のお仕事のかたちがあるんです。

“etcoeur”を作る上で大切にしていることは、“自分自身が心地良い”と思えるかどうかという点。

私自身、気持ちが揺れやすくて、躓くとすごく落ち込んでしまうことがあります。

そんな時に自分が落ち着ける引き出しを増やしておくと、ずっと暮らしやすくなると思うんです。

忙しくしていると見失いがちだけれど、心地いいと思える部分を崩さないで、穏やかな気持ちになってもらう。もしくは、そのヒントを見つけてもらう。
そういったサイトづくりを心がけています。みんなが無理をしないで、楽しく暮らしていけたらいいなと思うんです。

そのためには、まずは自分自身が穏やかになること。

特別に意識しているわけではないけれど、好きなもの、ほっとするものを身近に置くようにしています。だから、私の机にはお気に入りの猫の写真と、手書きの手紙がおいてあるんです。今の時代、手書きの手紙をもらう機会って少ないじゃないですか。目に入るところに置いておきたいなって。

髙田さんの手書きのお手紙とお写真

最近は、とあるガラス工房の風鈴を入手しました。これからの暑い季節、耳からも涼しさを取り入れられたらなと。今から使うのが楽しみです。」

2021年取材

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