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L-tra.|障害予防→パフォーマンスアップ情報配信

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スポーツ指導者のためのトレーニングマガジン!野球・サッカー・バスケの現場で活躍するトレーナー(理学療法士・柔道整復師)が、各競技に特化した「怪我予防のためのストレッチやトレーニン…
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#ストレッチ

身体を柔らかくするトレーニング

ストレッチをしてもすぐに硬くなる。 そんな悩みから、ストレッチにより柔軟性を改善することを諦めている方は多いのではないでしょうか。 ストレッチの方法が不十分で柔軟性が改善しないケースもありますが、 柔軟性を改善したい筋肉に対して、なぜその筋肉が硬くなるのかを考える必要があります。 筋肉が硬くなる原因は以下の3つであると考えます。 1.他部位でかばい、その筋肉に負担がかかっている股関節を例にすると、足関節や上半身の動きの低下は股関節でかばうことになります。 そのため全身の

サッカー選手に多い身体的特徴

サッカーチームにトレーナー、メディカルスタッフとして関わり、幅広い年代・カテゴリーの選手のパーソナルトレーニングを通して、サッカー選手に多い身体的特徴があると感じています。 あくまでも個人的見解であり、サッカー特有ではなくスポーツの競技特性を考えたら他のスポーツでも見られることかもしれません。 身体的特徴は競技特異性由来のものが多く、怪我の発生リスクやパフォーマンスとの関連性が見出せるかもしれません。 是非セルフチェックをしていただき、自身の身体の気づきを得ていただけたら

怪我を防ぐ股関節・体幹のセルフケア

スポーツにおいて股関節・体幹の重要性は言うまでもありません。バスケットにおいても、股関節・体幹が機能している状態=力が発揮しやすい状態を維持することは怪我の予防、パフォーマンスの維持・向上にとても重要です。今回は股関節・体幹の力を発揮させるための、練習後のケアについてお伝えしていきます。 股関節と体幹のケアで必要な知識股関節はソケットとボール状の関節で、周囲は靭帯や筋肉に覆われ、股関節の外側には多くの筋肉があります。股関節は外側の筋肉が柔軟に動くことで、スムーズに動かすこと

投球障害予防のための軸脚機能-柔軟性-

L-tra.投球障害予防シリーズ! 第3弾「軸脚機能」についてご紹介します。 前回までは上半身を中心に 投球障害につながる要因について紹介してきました。 これまで配信してきた内容を踏まえ 今回からは「下半身」を中心に紹介していきます。 投球障害が起こりやすい原因として、 痛みのある上半身、特に肩・肘に着目することが多いと思います。 上半身の問題がみられないけど、 肩・肘の痛みが続いてしまうという選手もいるのではないでしょうか? そういう選手に必要になってくるのが 「

キック動作と軸足足首の痛み

『踏み込んだ時に足首が痛い。』 『ロングキックとシュートを打つ時に足を着くと痛い。』 『痛みがあって踏み込みにくい。』 このように捻挫後の症状として、走った時は痛みがないのにキック動作の踏み込んだ時の痛みに悩む選手が多いと思います。 ほとんどの選手が捻挫後に安静にすることで、次第に痛みが引いていくと思いますが、これは損傷した靭帯が回復するにしたがって痛みが和らいでくるからです。 そして、捻挫後に痛みが引いたら練習を再開する選手が多いと思います。 損傷した靭帯は時間が経

投球障害予防のための柔軟性-肩・肘編-

■投球障害とは投球障害とは主に投球動作による障害を指し、 「野球肩」や「野球肘」が代表的なケガです。 投球障害につながる要因は 柔軟性低下・筋力低下・フォーム不良などの身体的な要因と 投げすぎなどの選手の環境的な要因に大きく分けられます。 投球動作は腕の振りによって投げられるため、負担が強くかかる肩・肘が注目されますが、下半身の力を体幹に伝え、肩・肘・手を伝達して投球動作を行うため、肩肘以外にも体幹や下半身の影響を大きく受けます。 そのため、特に柔軟性低下はケガの要因を

大腿四頭筋が硬くなる原因

大腿四頭筋が硬い人の特徴と原因についてお伝えしていきます。 オスグット・シュラッター病、ジャンパー膝、膝蓋靱帯炎など膝の前面に痛みがある方の特徴として大腿四頭筋が硬いことが挙げられます。 膝前面の痛みでしゃがめない、階段昇降で痛みが出る、踏ん張れないなどスポーツ動作に限らず、日常生活にも支障が出るケースが多くあります。 以上の2つで硬くなる原因は他の部位にあり、それを代償するため筋肉が硬くなるとお伝えしてきました。 そのため硬くなった筋肉をストレッチすることも重要ですが、

筋連結を意識したストレッチ・トレーニング

股関節は体幹と隣接しており、股関節周囲筋は骨盤に付着するため体幹筋群と連結します。 そのため柔軟性を改善するには連結する部分を意識し、体幹筋と股関節周囲筋を同時にストレッチ・トレーニングすることで効果的です。 ストレッチにより柔軟性を確保する他、同時に力発揮することで連動し大きな力発揮を可能とします。 今回は柔軟性改善のためのストレッチと力発揮のためのトレーニングをご紹介します。 腸腰筋(大腰筋)-横隔膜大腰筋は小転子と腰椎、さらには横隔膜にまで付着します。 そのため股関節

身体を繋ぐ!!重要な筋肉|腸腰筋

体幹と下肢を繋ぐ唯一の筋である腸腰筋(厳密に言うと大腰筋) また身体重心位置をまたぐことから、姿勢をコントロールする上で非常に重要な役割を果たす筋と考えられます。 さらに横隔膜と連結することから、呼吸とも密接な関わりをしています。 この筋の機能を最大限に発揮することで、いわゆる体幹と下肢が繋がった動きを獲得することができます。 股関節を中心に、付け根を前に出すように腸腰筋を伸ばしていきます。 伸ばしている脚と反対に体を捻ることでさらにストレッチされます。 (腕を広げる

下肢関節のセルフケア

セルフケアでは筋肉を解しストレッチをすることが一般的ですが、関節の動きを考慮し関節が噛み合う状態に改善することが最も効果的なセルフケアと考えます。 噛み合わない関節を無理やりストレッチすることは、壊れたドアを力づくで動かすのと同義と考え、ドアを直すには繋ぎ目を改善することが優先させると思います。 関節でも同様に関節部分を改善することで繋ぎ目がスムーズに動き、その後ストレッチにて柔軟性を改善することが望ましいのではないでしょうか。 ❶股関節股関節は球関節と呼ばれるグルグル

足部・足関節のルーティンケア

地面と唯一接触し、衝撃吸収、推進作用を有する足部・足関節はその作用から、非常に重要な役割を担っています。 そのため、足部・足関節の柔軟性の低下は他関節に負荷をかけるだけでなく、パフォーマンス低下につながります。 特に座る時間が長いことで浮腫みがある、窮屈な靴を履いているなど他の要因から足部・足関節の機能低下を引き起こす可能性があるため注意が必要である。 足部・足関節の機能|3つのアーチ足部には内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチの3つのアーチが存在します。 骨同士で支え合う

You Tubeでトレーニング動画配信!!

より多くのスポーツ選手に障害予防と身体のことについて知ってもらい、 怪我は減り スポーツをする喜びを感じ スポーツのもつ力を最大化できるように 障害予防及びトレーニング動画を配信していきます!! 怪我でスポーツができない。 そんな育成年代の選手を多く見ます。 1年に及びリハビリ後にスポーツ復帰できた喜びを味わったスポーツ選手を多くみます。 そんなスポーツ選手を支える人(家族やサポーター、スポンサーなど)がいます。 怪我でスポーツができない選手を減らしたい スポーツ

スポーツ選手向けストレッチ動画⑧|胸郭vol.2

体の動きを分析するプロである理学療法士が スポーツ選手向け、体の動きを変えるトレーニング動画を配信! 【より速く動く(アジリティ能力を高める)ための上半身トレーニング】 今回は背骨の曲げ伸ばし(屈曲・伸展)の動きを出すトレーニングの紹介です。 背骨を柔軟に動かせるということは、どのスポーツパフォーマンスにおいても重要になってきます。 逆に背骨の柔軟性が低下していると、動きの中で姿勢をコントロールできずアジリティ能力やスピード、クイックネスが落ちてしまいます。 また背骨は

効率的な動きの獲得|スクワット動作

パフォーマンスアップ、ダイエット、肩こり腰痛予防など様々なニーズがある中でトレーニングは何をしたら良いかわからない、、、 全て方法は素晴らしいものです。 そして運動をするきっかけとして非常に効果的です。 しかし、 その方法はあなたに合っているのでしょうか。 上述したご自身のニーズの達成に向けて運動のきっかけを得た後に、効果を最大化するためには、 自分の身体に合ったトレーニングをすることが必要と考えます。 トレーニングは王道中の王道であるスクワットがおすすめです。 脊