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葬送のフリーレン

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『葬送のフリーレン』は、現在(いま)とても熱いマンガの一つだと思ってます。表面的には淡々と進んでいる雰囲気の時が多いですが、魂が熱く、奥が深い。原作マンガ、アニメいずれかを問わず…
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#フェルン

「葬送のフリーレン」118話ネタバレ感想:壮大な恋物語

この物語は究極の「すれ違いの恋の物語」とも言えるし、「時を超えて気持ちを通い合わせる恋の物語」とも言える。 第118話「フィアラトール」のネタバレ感想です。 未読の方はご注意ください。 魔族の幻影に飲み込まれ、まさかの(ヒンフリ・ファン狂喜の)状態になったヒンメルとフリーレン。 そのあとの展開に深く感動したので、勇者ヒンメルの境地を想像してみた。 出会い フリーレンと初めて出会ったのは、暗い夜の森。花畑を出す魔法を見せたときに、とても綺麗だと思った。(6巻) 大人

【感想&考察】アニメ葬送のフリーレン2周目、第27話~第28話

前回に引き続き、原作未読のアニメ『葬送のフリーレン』の視聴2周目の個人的にエモいと思ったところを綴るやつの6本目です。ネタバレがあるので未視聴の方はブラウザバックを推奨します。それでは、行きましょう。 3.2周目で抽出したエモいところ3-20.第27話(1)=違った2人のケンカの形 一級魔法使い試験第2次試験でフェルンの杖は粉々になってしまったので、フリーレンは「古い杖は捨てて新しい杖を買った方がいい」と助言しました。その方が使い勝手や魔法の精度が良くなったりするように、

【感想&考察】アニメ葬送のフリーレン2周目、第18話~第26話

前回に引き続き、原作未読のアニメ『葬送のフリーレン』の視聴2周目の個人的にエモいと思ったところを綴るやつの5本目です。ネタバレがあるので未視聴の方はブラウザバックを推奨します。それでは、行きましょう。 3.2周目で抽出したエモいところ3-16.第18話~第21話=信頼から生まれる連携とケンカ ( 'ω' ).。oO( フリーレンの誕生日(?)祝い、ろうそくの数エグいね…… 一級魔法使い試験第1次試験でパーティを組んだカンネとラヴィーネですが、ケンカばかりしているのに連携

【感想&考察】アニメ葬送のフリーレン2周目、第16話~第18話

前回に引き続き、原作未読のアニメ『葬送のフリーレン』の視聴2周目の個人的にエモいと思ったところを綴るやつの4本目です。ネタバレがあるので未視聴の方はブラウザバックを推奨します。それでは、行きましょう。 3.2周目で抽出したエモいところ3-13.第16話=記憶の引継ぎ 挿入される様々な回想から、フリーレンは異常なまでの記憶力があるものと錯覚してしまいます。ただ、エルフの直近100年の記憶は人間でいうところの "ついこの間" くらいの感覚だと思えば、覚えていて当然かと納得がい

原作『葬送のフリーレン』を読む。

こんばんは。 これほどに強大な作品が、 まさか、少年サンデーで連載していたとは!! ワタシは少年サンデーを一度も買った事がない💦 でも、『YAIBA』や、あだち充先生の作品など、 沢山素晴らしい作品があるし、 学生時代はかなり単行本を沢山買っています。 しょっちゅう古本屋に行っては面白そうな漫画を 探していましたね。 当時は『絶対読むべき漫画』とか検索する ツールもありませんでしたしね!古き良き時代でした。 なんだか少年ジャンプって、ひと昔前の フジテ

【葬送のフリーレン】フェルンが一級魔法使い試験に受かった理由の僕なりの考察

 タイトルについての考察はYouTubeなどを開けば無数に出てくる題材であると思う。同時に、多くの人が考える材料であるだろう。 「フリーレンより弱いはずのフェルンが一級魔法使い試験に合格し、師匠であるフリーレンは不合格なのは不可解だ」  ここには大きく二つの理由がある。一つは「なぜフリーレンが不合格になったのか」もう一つは「なぜフェルンが合格になったのか」である。  一つ目の「フリーレンが不合格になった理由」は他の考察動画にもあるように明確である。フリーレン本人が言った

【深読みフリーレン】人はいつか必ず死ぬのに、なぜ生きるのか

アニメ『葬送のフリーレン』が好きです。 【※注意】がっつりネタバレです アニメの2話目。 戦災で両親を亡くした少女フェルンは自死しようとしていました。 そこに、勇者ヒンメル・戦士アイゼン・魔法使いフリーレンと一緒に魔王討伐の旅をした僧侶ハイターが現れ、こう言います。 フェルンは両親との思い出を思い出し、踏みとどまりました。 その後フェルンは独学で魔法の修行をはじめ、魔法使いとして一人前になることを目指します。 フリーレンは勇者ヒンメルが天国へ旅立ったあと、魔法収

「葬送のフリーレン」(アニメ)が好き。これは冒とくではなく妄想なのです…

アニメ、最近観てます。 基本的には小説が私にとって最強のインプット媒体なのですが、 常にはまる小説に出会えているわけではないのでアニメで補填してます。 絵や音などがあるとまた別の楽しみもありますしね。 漫画も好きなのですが、電子書籍を読まないので家の本をあまり増やしたくないとなると手を出しづらいものがあります。 さて「葬送のフリーレン」。 私が見ているのはアニメです。 漫画は1巻を図書館でめくったぐらい。 なのでアニメの先の展開は一切知りません。 3月に1期(?)が終わっ

フリーレン 感想 一話・二話

殴り書きです、申し訳ない 1話 最初のエーラ流星のシーン 音楽が消えて、歓声も消えて、どんどんヒンメルたちだけの空間になっていく感じが良い 作品通してだけど、いちいちやり取りが軽いのがめちゃ良い バグパイプかわかんないけど笛系の楽器とか弦楽器使ったトラディショナル?エスニック?な音楽 ファンタジーとしての世界観を補強してくれてる 最初の「人とエルフの差異」「時間間隔のズレ」が、フリーレンの涙につながるんですよね… ヒンメルの葬式 ゴスペル、かな キリスト教的、西洋

『葬送のフリーレン』を観終えて感じた人生の孤独と人との出会いが変えるもの

こんにちは。すうちです。 連休に入り、今年は遠出した方も多いかもしれませんが、私は前半に少し旅行した以外は比較的のんびり過ごしています。 noteでたまに映画やアニメの感想も投稿してますが、今回は『葬送のフリーレン』シーズン1を観たピンポイントな感想です。 ーーー はじめにあらすじ 視聴前は勇者が魔王との戦いに勝利した後の世界と知って「設定が斬新」という興味と同時に「平和な世界で何が描かれるのか?」という疑問もありました。 しかし、実際に観始めた所、思ってたイメー

葬送のフリーレンはフェルンとシュタルクの玄孫を子守したっていい

葬送のフリーレンが良作なのは言うまでもない話ですが、僕は個人的に気になっている事があるのです。 同物語が、その設定によって、たぶん「そうなる」であろうと予想される場面が、ちょっと気になっているんですよね。 フリーレンが目撃するものフリーレンはエルフなので、人間やその他の劇中の種族とはタイムスケールが違うんだけれど、厭世的な生活から世の表舞台に出てきたことで、彼女は自分よりも命の短い人間たちの生死を目撃することになっていますよね。 それで何が起きるのかというと、フリーレン

「葬送のフリーレン」の感想文

こんにちは。今回は、アニメの「葬送のフリーレン」の感想を書いていこうと思います。(セリフを引用していますが、全て記憶を頼りにしているのでところどころ間違っているかもしれません。) 2本目は読書感想文ではなく、アニメの感想になってしまいました。笑 ちなみに、マンガは読めていないので、アニメを見た限りでの感想になります。 このアニメは、いろんなテーマが散りばめられているので、この記事では僕の心に残ったテーマ一つに限って書いていこうと思います。 それは、「遊びとは何か?」と

死者に思いを伝える魔法~『葬送のフリーレン』考察~

誰しも、また会いたいと思う人がいるだろう。 あるいは、これからきっと、そういう人が現れるだろう。 というのは、誰しもが死を経験するからだ。 私たちが経験する死とは、すなわち、親しい人との別れである。 そもそも、死は三種類しかない。 ①自分が死ぬこと。 ②親しい他者が死ぬこと。 ③親しくない他者が死ぬこと。 この三つである。(脚注1) この中で自分が死ぬことは経験できない。 もし経験した人がいるなら、その人は今この記事を読んでいない。 また、親しくない他者が死ぬことは、

¥300

葬送のフリーレンを大人の目線で語る

アニメ『葬送のフリーレン』のシーズン1(全28話)が終わりました。 大人ゴコロに突き刺さる作品として、最後まで視聴したのですが・・・ フリーレン関連のメディア記事があまりに低次元で頭を抱えています。 ネット民の声を紹介するという、職務を放棄した姿勢にも驚かされますが、記事の内容も「圧巻のバトル」とか「神作画」とか、いったいどこを見てるんだ?と言いたくなる幼稚さです。 ネット民の声というのも「フェルンかわいい」とか「アウラ様サイコー!」といったレベルでゲンナリします。 アニメ