文名

生まれは大阪/ 神戸の外大生

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生まれは大阪/ 神戸の外大生

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  • 竜宮城から

    実話です。 結末はまだ決まっていません。現在生きながら作っている最中です。 【あらすじ】 オーストラリアに留学中の僕は新しいシェアハウス先が以前訪れた場所だと気づく。そして突然、身知れた友達との共同生活が始まる。

  • 夕方の店当番

    文名の連載シリーズ「夕方の店当番」をまとめています。 一つ数分で読めるのでぜひちょっとした時間に読んでください。

最近の記事

高校生でも受かる!英検準一級対策

 大学2回生にしてようやく英検準一級に合格しました。道は険しかったです。私は高校生一年生のときに英検二級の一次試験に合格しました。その時の二次試験は不合格でしたが、高校二年生の時に合格しました。そして、高校三年生になって英検準一級に挑戦しました。そして不合格になりました。ここまで聞いてタイトルに疑問を持たれた方はいるかもしれません。しかし、高校生の時に英検準一級に落ちた私が、高校生の時にこのnoteを読んでいたらな、と思えるnoteを書いたつもりなので読んでいただけると幸いで

    • 【葬送のフリーレン】フェルンが一級魔法使い試験に受かった理由の僕なりの考察

       タイトルについての考察はYouTubeなどを開けば無数に出てくる題材であると思う。同時に、多くの人が考える材料であるだろう。 「フリーレンより弱いはずのフェルンが一級魔法使い試験に合格し、師匠であるフリーレンは不合格なのは不可解だ」  ここには大きく二つの理由がある。一つは「なぜフリーレンが不合格になったのか」もう一つは「なぜフェルンが合格になったのか」である。  一つ目の「フリーレンが不合格になった理由」は他の考察動画にもあるように明確である。フリーレン本人が言った

      • 嘘つきは透明の始まり

         坊ちゃん文学賞にこっそり応募を初めて3年目になる。未だに、何の手掛かりも得られない。  言葉遊びのアイデアや最後の一行でのどんでん返しなどは浮かびそうでなかなか浮かばない。だが、年々良くなってきている手応えはある。  2年前の佳作受賞作で「嘘つきは透明の始まり」と言う作品があった気がする。作者は忘れたけど、いい作品でした。話のあらすじは、嘘つくとその人が徐々に透明になっていって、最後には消えてしまうというものだった。この作品は、言葉遊びもしつつも、最後の一行でどんでん返しを

        • 【エッセイ】ニンゲン関係

           これは人間関係で悩んでいる人に伝えたいのです。    僕は日頃友達に感謝して生きています。そして、彼らを誇ってすらいます。 「すごい人の友達はすごい」  どこかで聞いた言葉ですが、単純明快であり確信を得てもいる。  ある日の大学の講義にて、 「Bさんの友人のAさんが肥満なら、Bさんが肥満である確率は50%。Bさんの友人CさんはAさんとの交友関係に関わらず、Aさんが肥満である時、肥満である確率は25%である」  これは交友関係がもたらす影響の大きさをよく表したいい例だ

        高校生でも受かる!英検準一級対策

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        • 竜宮城から
          2本
        • 夕方の店当番
          9本

        記事

          人に読まれると恥ずかしいのは何故か

           こっそり始めた何かも、楽しくなってくると他人に言いたくなる。そして、知人にそれが伝わるとそれを行う自分が恥ずかしくなる。  僕はnoteでその現象が起こった。理由はわからない。  日頃の自分と全く違うからだろうか。  村上春樹でも自分の小説を知人に読んでもらうことには赤面するのだろうか。  そして、今書いているこの文章も、知人に読まれると恥ずかしいのである。

          人に読まれると恥ずかしいのは何故か

          オーストラリアワーホリ 収支報告 [10月]

           オーストラリアに来て半年が経ちました。学校を卒業してからの毎日は特に新鮮なこともなく風のように過ぎ去っていきます。  焦らすものでもないので早速見ていきましょう。  10月は特に旅行をすることもなく黙々と働いていたような気がします。週の収入は$700くらいでした。  週4日勤務で3日休み。 適度に働いて休んでいた気がします。これこそ理想のワークライフバランスな気がしました。  しかし、休みの日に遊ぶ友人がいないというのも悩みでした。なのでむしろ仕事に行く方が楽しみだったの

          オーストラリアワーホリ 収支報告 [10月]

          二分の一成人式

           来月で僕も二十歳になる。 成人式にはオーストラリアにいるので行けない。 去年になるまで、成人式は必ず行くものだと思っていたし、二十歳の誕生日を海外で過ごすなんて想像もしていなかった。強いて言えば、大成建設の「私は今シンガポールにいます」のcmに憧れたくらいだ。しかし現実は同窓会すら誘われない悲しい事実だけが残る。どちらにせよ僕は欠席だったから構わないのだが。  二十歳という節目に際して昔の記憶が蘇った。 小学四年生に時に書いた「二分の一成人式」での「20歳への自分へ」だ。

          二分の一成人式

          高額料金を払って10km車道を走り得たもの

           世の中の人間の殆どが脇役なのだ。当然僕もそちら側。オーストラリアに留学に来て僕はメルボルンマラソンに参加した。マラソンといっても僕がエントリーしたのはたった10kmのコースだ。  溢れるほどの人混み。オーストラリアこんなにたくさんの人がいたのだと痛感する。多民族国家ならではで、多種多様な人種の人を見ることができた。僕が感じたのは、みんな一緒なんだと言うこと。同じ人間で優劣なんてない。それはつまり、「黒人だから足が速い」 だとか「アジア人だから弱い」だとかがないと言うこと。走

          高額料金を払って10km車道を走り得たもの

          ちょっとした心の傷

          「おばあちゃんからお小遣いもらってるからお礼言っときや」 母親からラインが来てた。 「どっちの?」って返事をしようかと思ったら手が止まった。 書こうと思ったけど書けそうにない。 命が永遠じゃないことに気づいたし、もう1人のおばあちゃんは僕の心の中に生き続けている。 今の出会いに有り難みを感じよう。

          ちょっとした心の傷

          オーストラリアワーホリ 収支報告[9月]

           史上最も支出の多い月でした。 9月の上旬。日本からの来客がありました。円安の影響もあり、みんなまだ学生なので豪ドルを稼いでいる僕が基本支払いを担当しました。  そしてシドニー旅行。できるだけ節約はしましたが、それでもお金はかかりました。  そして、11月開催のメルボルンカップにも申し込みました。非常に楽しみです。  合計支出額は28万円ほど、圧倒的過去最高額です。  しかし幸運なことに、9月はそれ以上の収入を得ることができました。今まで僕は一つの職場だけで働いていました。

          オーストラリアワーホリ 収支報告[9月]

          【読書感想文】村上春樹と一人称

           村上春樹氏のカンガルー日和を読んだ。23編の短編小説からなるとても読みやすい短編集。タイトルのあったカンガルーに興味を惹かれて読んでみたけど、実際はオーストラリアとは何も関係がなかったのが少し残念。元々は書店に並ばないような雑誌に掲載していた作品を収録したものらしいので村上春樹氏が好きなものを好きなように書いたような気がする。  村上春樹氏の作品は小説なのかエッセイなのかが分かりにくい。内容が明らかにファンタジー要素を含んでいれば自明だが、日常を描いたストーリーだと、どちら

          【読書感想文】村上春樹と一人称

          今日という日に何と名前をつけようか

           聞きなれないアラーム音で目覚めた。 しかしそれはアラームなんかじゃなくて電話の着信音。受信元はバイトの同僚。そこで目が覚めた。  僕のシフトは10時からで、時計を見るとすでに10時17分。ここからバイト先まで電車で40分ほど。 「すぐいく!」 そう言い残してすぐに支度をした。ズボンを履き替えて、上着は寝巻きのままで行った。見た目が寝巻きっぽくないからだ。コンタクトレンズと村上春樹の本を持って家を飛び出た。  駅に着いたらまず、電子改札にタップした。次の列車は6分後。僕は今す

          今日という日に何と名前をつけようか

          10月はクリエイターズフェス

           オーストラリアに来てちょうど半年が経った。当初思い描いた留学生活は遅れていないが、楽しい日々を送ってはいる。  最近ポストカードを買った。でもまだ何も書いていない。10月のうちに投函したい。今月誕生日の弟に送ろうかな。  今週の中旬にはメルボルンマラソンがある。僕は10kmの部門に参加する。楽しみだが、もっと練習しないといけない。マラソンが終わったら、新しい靴でも買おう。今の靴はもうすり減っていてボロボロだし。次は革靴が欲しいな。だからお金を貯めよう。  人間は同時に「恋愛

          10月はクリエイターズフェス

          日本が叩き潰される日 米・ソが仕掛けた罠 (集英社文庫) 落合信彦 著

           メルボルンの日本フェスティバルの無料中古本コーナーにポツンと置かれた本。  落合信彦という文字を見て、日本にいる父を思い出した。父は落合信彦の著作が好きで昔はよく読んだらしい。昔父が「多分まだ残ってるから持ってくるよ」と落合信彦の本を大量に持ってきてくれるはずだった。しかし、それはすでに廃棄なり売られたりしていて僕は落合信彦の本を読めなかった。唯一、Amazonで買った「モサド、その真実」だけが僕の落合信彦の記憶だ。  だから、ダンボールに入った落合信彦の本を僕は抱えて家に

          日本が叩き潰される日 米・ソが仕掛けた罠 (集英社文庫) 落合信彦 著

          ポストカード

          ポストカードを買った。 雑貨屋さんの壁一面に張り巡らされたカラフルなカードたち。 大半が誕生日を祝うもだけど。 僕は何気ないことを書いて日本に送りたいと思った。 もう少しで誕生日の弟にはバースデーカードを。 出発前、空港で手紙をくれた友達にはお返しの手紙を。 アルバムをくれたサークルの子達に向けてサークル宛にも出してみようかな。 みんなのところに届くかもわからないけど。 SNSでは感じ取れない手間がまたいい予感。 海の向こうの友達に思いを馳せて さあ行って

          ポストカード

          オーストラリアワーホリ 収支報告 8月編

           7月に学校を卒業して、仕事だけの生活が始まります。僕の人生で学校に行かない期間というのは赤ちゃん以来です。8月にあった大きなイベントは引っ越しです。合計2回引っ越しました。そして、最初に住んでいた家から$250も安く、1ヶ月住むことができるようになりました。  $2900の収入を8月で得ることができたのですが、そのうちの$750は一番最初の家に引っ越したときにオーナーに支払ったボンド、日本でいう礼金が返ってきたことによる収入です。ですので、仕事で得た収入は$2100ほどで

          オーストラリアワーホリ 収支報告 8月編