シンプリィライフ

読書と日々の記録

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  • 葬送の深読みフリーレン

    『葬送のフリーレン』が好きです。自分の過去の経験と重ねて読むと「人間」について少し分かる気がしています。

  • 読書会アウトプット

    読書会で出てきた「直観的な言葉たち」が集まる場所です

最近の記事

理想の未来は勝手に実現する

2024年11月1日(金) まず、ここ2,3日で心にとまったこと。 漫画漫画『チ。―地球の運動について―』 15世紀ヨーロッパを舞台に当時異端とみなされていた<地動説>を命をかけて追究した人々の物語。これを読んで思ったことは、「なぜ地動説を研究していた異端と呼ばれる人たちは死を恐れないのか?」フベルトは改心したと嘘をついて釈放され、ラファウの協力を得て星の観測をした。ラファウはフベルトの研究に感化され、宇宙の真理に、その美しさに感動し、地動説について調べ始める。そのメモ

    • 僕らは毎日、命をかけて生きている

      毎日を生きることって、実は命をかけてますよね。 でも、それに気づいていない。そして、ただただ惰性で、昨日と同じ今日を過ごしていると、ずっとそれが続くと、いつしか自分の中に眠っているエネルギーに気づけなくなる。 気づけなければ活用できない。無いのと一緒になってしまう。 今日は、自分の中にある生命力に気づくきっかけとなったアートセラピーの体験をお話ししていきます。そこから見えてきた「本当の自分」と「生きること」についての気づきを共有させてください。 今日、僕が主催している

      • パラレルワールドと時間の真実 - なぜ「今」を生きることが大切なのか

        こんにちは、シンプリィライフです。 こちらの動画の要約です。 視聴者さんからいただいたコメントにかなり刺激を受けましたので、記事の最後に気づきをまとめました。   「こうなっていたら良かったのに...」 「もっとたくさんの可能性があったかもしれないのに...」 「あのときこうしていれば今幸せだったかもしれない...」 そんな風に思うことはありませんか? 実は、最先端の量子力学や古来の仏教の教えを紐解いていくと、私たちが思っているような「時間」も「現実」も存在しない

        • 時間感覚

          2024年10月18日、金曜日の朝のジャーナリング。 不思議な経験を綴った。時間がゆっくり流れているように感じる瞬間のこと。 高校3年生の夏、サッカーの試合で初めて体験したこの感覚に、いま、まったく異なる状況で再び出会っている。 筋トレと時間の歪みパーソナルトレーニング中、重いウェイトを持ち上げる時。日常では考えられないほどの集中状態に入る。危険を伴う行為だからこそ、全神経を集中させる必要がある。 そんな時、不思議なことが起こる。トレーニングの前後で同じ曲を聴くと、ト

        理想の未来は勝手に実現する

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        • 葬送の深読みフリーレン
          5本
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          12本

        記事

          オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇

          【期間限定公開します】 おはようございます🌞 記事というより報告です。 今日は、一度「BAN」された動画を 8月6日~8月9日の期間限定で公開させていただきます。 オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇 オッペンハイマーは原爆を開発するプロジェクト「マンハッタン計画」で数千人の科学者たちを取りまとめ、原爆を完成させた科学者でありプロジェクトリーダーであり「原爆の父」と呼ばれた男。 いま現在も、彼が作ったモノは、この現実世界に影響を与えています。

          オッペンハイマー「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇

          【ルックバック】パラレルワールドは現実としてリアルに存在している

          映画『ルックバック』観ました。 一番印象に残っているのは 「もうひとつの世界線がある」 ことを思わせるシーンでした。 あのシーンには間違いなく「重要なメッセージ」が隠れていると直観したので、そこだけ、書きながら深掘りしていきます。 まずは周辺シーンを言語化し、後半で独自の解釈を書きます。 もうひとつの世界線についての物語※ここからネタバレです 山形美術大学に、精神的に不安定な、鋭利な工具をもった不審者が侵入し、12人の学生を殺害するという事件が起きた。 アシス

          【ルックバック】パラレルワールドは現実としてリアルに存在している

          ゼロにはすべてがある

          アフリカのサバンナに たったひとり取り残されて どちらに進めば帰れるのかもわからない 持っているのは、少しの水と、服と 動かせる身体だけ あてもなく歩いていると、日が暮れてゆく 美しいオレンジに心を奪われ 昔のことを思い出し ふと気づくと時間を忘れて 立ちすくんでいた すると、遠くに2つの山が見えた さっきは気づかなかった2つの山 はるか遠くに見える なぜかはわからない わからないけれど そこに向かわなければならないと 心が言っている 心のま

          ゼロにはすべてがある

          ”優しさ”とはなにか?

          高校生のとき、私はサッカー部に所属していた。 優しい思い出3年生の夏、最後の試合。 私はレギュラーメンバーとしてピッチに立つことができた。 ポジションは右サイドバック。 相手はたしか、早稲田実業だったと思う。 都大会の1回戦だった。 試合開始直後、繋がらないパス、誰が守備で、誰が攻撃で、相手チームの誰を誰が対応するのかもまるでわからないような状況だった。 私の身体と心はバラバラで、何が起きているのかもわからず浮足立っていた。 気づいたときには、相手チームが蹴ったボール

          ”優しさ”とはなにか?

          【深読みフリーレン】「人は死んだら無に還る」は本当か?

          アニメ『葬送のフリーレン』が好きです。 ※がっつりネタバレです アニメシーズン1エピソード4のワンシーン。 ドワーフの戦士アイゼンには、魔族に村を襲われ家族が亡くなってしまった過去があります。 その村を訪れた勇者一行。 僧侶ハイターがお墓の前でひざまずき、お祈りをしました。 当の本人、アイゼンは言います。 「人は死んだら無に還る」 ハイター 「天国に行くんですよ」 そこに、一番長生きしているフリーレン 「数千年前までは無に還るって考えが主流だったからね。ドワー

          【深読みフリーレン】「人は死んだら無に還る」は本当か?

          星の旅人たちへ

          映画『星の旅人たち』を観て感じたこと目的・意味は崇高だ。 目的が物語をつくる。 でも、物語が終わったときに気づく。 目的は、目的じゃなかった。 物語はまたそこから始まるんだ。 だから… 目的に向かって、目標に向かって進め。 そのプロセスが、また目的を生み、物語を生む。 あなたが信じているものを信じればいい。 信じているもののために動きなさい。 その行為が、また新しい信念をつくりだす。 夢は現実になる。ほんとうになる。 「あなた」は「私」のために動き、 「私」は「あなた」の

          【深読みフリーレン】人間が魔法使いになる方法

          アニメ『葬送のフリーレン』が好きです。 【※注意】がっつりネタバレです アニメシーズン1の26話目。 一級魔法使いになるための第二次試験。クリア条件は「零落の王墓」というダンジョンの最深部に辿り着くことでした。 10数名の魔法使いがこの試験に挑むわけですが、そこでは「シュピーゲル」という魔物によってダンジョンに侵入した魔法使いたちの完璧な複製体が作られ、それらは敵としてダンジョン攻略を阻みます。 ダンジョンには、第二次試験の試験官であり一級魔法使いでもある強力な魔法

          【深読みフリーレン】人間が魔法使いになる方法

          【深読みフリーレン】人はいつか必ず死ぬのに、なぜ生きるのか

          アニメ『葬送のフリーレン』が好きです。 【※注意】がっつりネタバレです アニメの2話目。 戦災で両親を亡くした少女フェルンは自死しようとしていました。 そこに、勇者ヒンメル・戦士アイゼン・魔法使いフリーレンと一緒に魔王討伐の旅をした僧侶ハイターが現れ、こう言います。 フェルンは両親との思い出を思い出し、踏みとどまりました。 その後フェルンは独学で魔法の修行をはじめ、魔法使いとして一人前になることを目指します。 フリーレンは勇者ヒンメルが天国へ旅立ったあと、魔法収

          【深読みフリーレン】人はいつか必ず死ぬのに、なぜ生きるのか

          覚悟とは

          覚悟はどこからやってくるのか? 何か大きな出来事に直面した時にそれはやって来るような気がする。 「覚悟」は仏教用語で「目覚める」「悟る」ということ。 真理を悟り真理に目覚めるということ。 どこか重みのある定義だなと感じた。 僕は、もっとライトに軽やかに「覚悟」という言葉を使いたい。 そんなに重たくないものとして使いたい。 いま現時点の「目覚め」にも「覚悟」が隠れている。 自分は無知であると知ること。 自分の中には複数のキャラクターがいると知ること。 人が

          人は孤独だが、ひとりではない。

          一遍上人は言った。 瀬戸内寂聴さんはこの言葉を と解釈した。彼女は出家して「人間は孤独だということ」を徹底的に肝に命じて生きた。 僕は、少しの哀しみを感じつつも 「ほんとうにそうだな」 って思った。 漫画『プラネテス』でタナベは、宇宙を生きがいとし、深遠なる宇宙に憑りつかれ、死してなお宇宙の中を漂うことを望んで宇宙に放たれた男の棺桶が天文学的確率で彗星軌道に乗って地球に戻ってきたときに、こう言った。 僕は 「人は孤独だけど、ひとりじゃない」 って思った。

          人は孤独だが、ひとりではない。

          【深読みフリーレン】あなたがずっとそれをやり続けてきた理由

          アニメ『葬送のフリーレン』が好きです。 【※注意】がっつりネタバレです アニメの2話目。 フリーレンは弟子のフェルンと旅に出ることになった。 フリーレンにとっては魔王を倒した仲間であり、フェルンにとっては両親を亡くして自殺しようとしていたところを助けてくれた育ての親である、生臭坊主ハイターに別れを告げて。 旅の途中、フェルンはフリーレンに対して疑問を抱く。 出会った人から依頼を受け、仕事をこなし、報酬として「温かいお茶が出てくる魔法」をもらったフリーレン。 フェ

          【深読みフリーレン】あなたがずっとそれをやり続けてきた理由

          【深読みフリーレン】「行こうか、人の心を知る旅路へ」の意味

          アニメ『葬送のフリーレン』が好きです。 特に、一級魔法使いになるための2次試験でダンジョンを攻略していく場面が強く心に残っています。 フリーレンは弟子のフェルンと一緒にダンジョン攻略をはじめる。 他の参加者が最短距離で最短時間で攻略しようとする中、フリーレンは1フロアずつ、じっくり、くまなく、ダンジョンを調べ尽くしてから次のフロアへと降りていく。 「それがダンジョン攻略の醍醐味なんだ」と言う。 弟子のフェルンは、そんなことに何の意味があるのか、わからない。そんなこと

          【深読みフリーレン】「行こうか、人の心を知る旅路へ」の意味