シンプリィライフ

読書と日々の記録

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最近の記事

春は、来た

いままでそうやって命をつないできた。 そんな自分を誇りに思う。 そう告げられたような気分です。 春は、来た。 今朝、彼方にいる身近な他者のところから、やって来た。

    • 私が起こしたい変化

      スマホの代わりに、ペンとメモ帳をもって家を出る。 遠くに見える鉄塔が私を呼んでいる。 こころのおもむくままに、ただ歩く。 鉄塔に向かって、ぼんやりとしながら、知らない道を、気になる方向へ、ただただ歩く。 鉄塔の下まで来たときに、目の前の草むらから、黒い何かが飛び出してきて驚いた。 クロネコだった。 こんなに近くにくるまで気づかなかったなんて、キミは眠っていたのかな。 今日は暖かな太陽が、世界を照らしています。 コショウのような匂いがこの地を満たしていた。 ど

      • ただただいきて

        超えてゆけ。超えてゆけ。 常識を、現実を、物質を、理を、超えてゆけ。 いままでのやり方を。これまでの習慣を。 すべて終わらせて、自分を超えてゆけ。 新しい物語をつくるんだ。 まだ誰も読んだことのない、私だけの物語をつくるんだ。 私にはそれができる。私にしかできないことがある。 時間を超えてゆけ。空間も超えてゆけ。 芸術も、歌も、詩も、祈りも愛も超えてゆけ。 あなたは偉大な存在だ。 見えないものを見るんだ。君ならできる。 前を見て、後ろを見る。 言葉も音も、遮って。

        • 秘密の庭

          けいちゃんは、他人の心の声を聞くことができる特別な力を持っていました。周囲の人々は、ただじっと黙って話を聴く姿に癒され、元気を取り戻していきましたが、彼女は自分自身の力を正しく理解できなかったゆえに自信を持てず、悩んでいました。 夢の中の冒険ある夜、けいちゃんは夢の中で、自分自身の内面の世界に迷い込みます。 そこは神秘的な領域で、彼女は昔、星々の隙間を旅する冒険を共にした「ヴェール」「ダーク」「ソウルズ・ミラー」と再会します。彼らとの対話を通じて自己発見の旅が再開しました。

          神秘の脳

          ささいなことでお父さんと喧嘩をしてしまったある日。みなちゃんは放課後、学校の図書館のすみっこで美しくも奇妙な本を見つける。この本には、心と脳の深いつながりについて語られていた。本には「7・1/2」とだけ書かれていた。彼女は美しい青を放つこの本に不思議なエネルギーを感じて手に取った。 目に見えないエネルギーみなちゃんは、その不思議な本に書かれいた方法を使って、自分の心の力を発見し始める。彼女は「見えないエネルギー」を活かし、自分の感情や思考がどのように現実を形作るかを知った。

          パラレルワールドへの旅

          とらこは夢見がちな少女で、周囲の大人たちは彼女を理解しようとしなかった。ある日、彼女は不思議な力を持つ古い本を見つける。その本は彼女を異なる次元へと導いた。そこは地球と似ているが、すべてが逆さまになっている「パラレルワールド」だった。 新しい自分この世界では、とらこは自分の限界を超える力を持っていた。彼女は自然に溶け込み、自然界の言葉を理解することができた。動植物や風、さらには星々と対話し、彼らから地球とこの世界の大切な教訓を学ぶ。 無限の繰り返しとらこはこの世界の中で、

          パラレルワールドへの旅

          ミネ・ストローネの宇宙

          ミネは、普通の子供とは違う視点を持つ少年だった。いつも彼は自分の部屋で、古い本に囲まれながら、深い思考に没頭していた。彼の日常は、内省的な冒険と深い思索に満ちていた。 人々の問いがどうして自分のものになるのか、彼は読書を通じてそれを深く掘り下げ、自分自身の中に答えを見つけ出そうとしていた。全ては「一つ」であり、愛と恐れの間を行き来する探求の旅は、自己発見の旅でもある。 ある夜、彼の部屋の本棚に並んだ古い本から、ゴーストが囁いた。「ミネ、もういいから、君だけの宇宙を見つけよ

          ミネ・ストローネの宇宙

          せいかいのないせかいで

          賢く、好奇心旺盛な少女ピタは、常に大人たちの会話に耳を傾け、世界についての無数の疑問を抱えていた。 なぜ人はその本を読むのか? 人はなぜ、モノを通じて交流を図ろうとするのか? これらの謎を自ら解明するため、彼女の探求の旅が幕を開ける。 夢と現実の交錯ある夜、彼女は夢の中で奇妙な世界に足を踏み入れる。ここでは思考と感性が現実を形作り、人々は自らの問いに答えを求めて生きていた。ピタは、答えのないことを受け入れることの重要性を学び始める。 問いとの対峙夢から覚めたピタは、夢で得

          せいかいのないせかいで

          心の地図を手に入れた日

          学校帰り、偶然にも街の片隅にある古びた本屋に足を踏み入れた。その店は、ほこりっぽい本の山が天井にまで届き、まるで時間を忘れたような静けさが漂っていた。色あせた本の背表紙が壁一面に並び、その一つ一つが太陽の光を浴びてキラキラと輝いていた。 ふと目に留まったのは、奇妙なタイトルの本、「心のつながり バレット博士の脳科学教室」だった。その本は、まるで私を待っていたかのように、他の本から少し離れた場所に置かれていた。表紙を開くと、心と世界の関係を象徴するような抽象的な図形が色とりど

          心の地図を手に入れた日

          きんちゃんと変わりゆく世界

          きんちゃんはある朝、目を覚ますと、世界が違って見えた。昨夜までの彼は、ただのゲームが好きな少年だった。しかし今朝、彼は何かが変わる予感を感じていた。 ナッジで始まる冒険きんちゃんの冒険は、母が彼に「小さな変化から始めなさい」と囁いたことから始まった。それが彼にとっての「ナッジ」—ほんの小さな後押し—だった。彼はその日、新しい習慣を作る決意をする。 最小習慣の発見「最小習慣」という言葉を学校の図書館で見つけたきんちゃん。それは、大きな変化を起こすために、まずは小さな習慣を始

          きんちゃんと変わりゆく世界

          海をかかえた石たち

          自由意志の筒あきよしは、夜空を見上げるのが好きな少年だった。ある夜、星空の下で筒を覗いていたあきよしに星々が彼に囁いた。「宇宙教室へようこそ」と。 彼が見たのは、自由意志と決定論が織り成す世界だった。あきよしはそこで、「シンプリシティ」の守り手としての役割を知る。その「第三の眼」がゆっくりと開かれるのを感じた。 生きがいの創造あきよしは学ぶ。仕事とは生活を支えるだけでなく、世界に価値を加え、自己表現の手段だと。彼は「大人のための小さな学校」で、エコとはホームの精神、「ナマ

          海をかかえた石たち

          自分のルーツを探る旅

          長期的な計画を、事前に準備して実行することが苦手です。 「思いついてから短期間でなんとかする」 「追い詰められてようやく本気になる」 それしかできない不器用な私です。 でも、そんな自分のルーツは、母・大野陽子だということがわかりました。 10月21日母の誕生日旅行で十和田湖に行ったとき。 予約した新幹線が発車するギリギリに乗車しました(笑) ほんとうに焦りました。 そのときの様子を以下の限定リンクからご覧いただけます。 ディズニーランドに行ったことがある人なら

          自分のルーツを探る旅

          内なる宇宙の矛盾

          穏やかな風が木々や草花を撫でている。 モヤの向こうに山々がくっきりと見え、ベランダの柵がぼやけて見えた。 「やっぱり現実世界は幻なのかもしれないなぁ…」 とボーっと考えていると、となりの神社に白いネコが現れる。 木の陰に隠れて用を足したあと、草むらの方にゆっくり歩んでいき、唐突に何かに飛びついた。 そして、お尻を揺らしながら鳥居の方へとまたゆっくりと歩んでいく。 何の作為もない、自然と一体の行為だと思った。 毎日、あんな風に過ごせばいいのだろう、と思った。 でも

          内なる宇宙の矛盾

          世界はつながっており、あなたの情報がわたしの世界をつくっている

          2023.7.15 こんな動画をアップしました。 「世界はつながっている」「あなたは私である」 ということをいろんなお話を引用して解説した動画です。 この中で「百匹目の猿現象」という話を紹介したところ、「それってだいぶ前にでっち上げだったことがわかってるよ」というコメントをくれた方がいて、非常に勉強になりました。 調べてみたところ、物語的に使われていること、理論的には説明できること、体感として持っている人はいること、ただ科学的に完全に証明されたわけではなさそう、という

          世界はつながっており、あなたの情報がわたしの世界をつくっている

          人間も森もつながっているのかもしれない-シンクロニシティと共鳴現象-

          2023.7.12 YouTubeチャンネル「シンプリィライフ」読書会まとめ チャンネルメンバー限定で月2回開催している「本を読んでこなくていい読書会」のまとめです。 (興味を持ってくれた方はこちら→チャンネルメンバーシップについて) 自己を慈しむ『セルフ・コンパッション』 「セルフ・コンパッション(self-compassion)」とは、 自分への慈しみを意味し、他者を思いやるように、自分自身のことを大切に思うこと。 外界で起こること、内界で起こること、すべてを感じ

          人間も森もつながっているのかもしれない-シンクロニシティと共鳴現象-

          私の人生に色をつけるのは「私」

          2023.7.14 九州大学でヴァーチャルリアリティの研究をされている大学院生から、画家の青木繁と坂本繁二郎の関係性について勉強させていただいた。 昼と夜、光と闇、優と劣。 お話を聞いて、絶望からしか見えない景色があるのだとわかった。 7/12にりゅうちぇるが亡くなり、7/13に青木繁が生まれて、7/14に坂本繁二郎は亡くなっている。 そんな7/14に、青木繁と坂本繁二郎のお話を聞き、ジブリの長編映画『君たちはどう生きるか』が公開された。 私にはこれが偶然なのか必

          私の人生に色をつけるのは「私」