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二十四節気の養生法【2023 立夏】

 さぁ夏到来!。5月6日から5月20日までの2週間が「立夏」になります。自然界を覆う主気は生長の「長」、そして季節の気は「暑」です。
暦便覧には「夏の立つがゆへ也」と書かれ、野山が新緑に彩られ夏の気配が感じられるようになります。
 夏が到来というと、いよいよ連日猛暑日が続きそうですが、日本や中国揚子江一帯の江南地方ではその前に「梅雨」があり、北からの冷たい空気と南からの暖かい空気がぶつかるところに梅雨前線ができて、毎日曇りの日が続きジメジメと鬱陶しい雨が降り続けます。
 雑節では6月11日が入梅ですが、それまでの間、爽やかな初夏で新緑が美しい季節です。ハナミズキやツツジが綺麗に咲いていますね。
 七十二候では4/30~「牡丹華」(ぼたんはなさく)期間で、牡丹の花が咲いたらいよいよ春も終わりとされています。今日から「蛙始鳴」(かわずはじめてなく)となり、ゲロゲロ賑やかな季節になります。

今月の癒しの庭園 「建仁寺 大雄苑」

 今回は京都最古の禅寺、臨済宗建仁寺の方丈庭園「大雄苑」をご案内。
建仁寺さんは、祇園花見小路の突き当りにある超有名なお寺で、昔は私もこの辺りは夜な夜なとは言いませんが良く通りましたが、恥ずかしながら中を拝観するのは初めてです。芸子や舞妓が闊歩する浮世の最たる花街の突き当りに最も浮世から離れた禅寺があるというのも此の世を表しているのでしょうか。
 建仁寺さんをご案内するのは、私が大好きな「牡丹」が咲いているから。
…なんですが、牡丹の花の旬は10日間ぐらいだそうで、今年は桜の開花も非常に早かったのですが、残念ながら牡丹もほとんど散ってしまっていて、咲き乱れる姿をご覧に入れることが出来ず残念です。まだ少し残っていた牡丹がそれでも色とりどりに美しく咲いていました。

立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花と謳われるように、美しい女性を表現するのに使われる言葉ですが、もともとは漢方藥の用い方を喩えたものとも言われているのを存知ですか?

 「立てば芍薬」はイライラして気が立っている女性に対して気を沈め、血の巡りを調えたり、鎮痛や筋肉のこわばりを緩和するのに使われます。
婦人三大要薬の「当帰芍薬散」や「芍薬甘草湯」などに配合されています。
 「座れば牡丹」は座ってばかりいると血の巡りが悪くなり、お腹に血が滞ります。根の皮が牡丹皮という生薬で、血の巡りを調え、鎮静、鎮痛する駆瘀血薬として前回紹介した「桂枝茯苓丸」や「大黄牡丹皮湯」などに配合されています。
 「歩く姿は百合の花」は心労やストレスでナヨナヨと頼りなげに歩く姿を現していますが、このような証には百合根の生薬が使われます。不眠、動悸の緩和や消炎、鎮咳、利尿、鎮静薬として「百合知母湯」「百合地黄湯」などに配合されています。
 これらの生薬を用いれば女性は、未病を癒し、美しく、元気になるということからこのように言われるようになったという説があります。

 中でも牡丹は、中国では花王と賞され国花とされていたこともあり、富貴草とも呼ばれ昔から絵画や詩歌にも登場し「富貴の花」としてとても人気があり、着物や陶器などの文様などにもよく使われてきました。
 私が中医推拿 楽楽堂をオープンしたときに中国人老師が商売繁盛のためにと願ってプレゼントしてくれた「酔春風」と名付けられた牡丹の花の掛け軸です。真っ赤な大きな牡丹の花がとても気に入っています。

老師から贈られた酔春風図

 拝観開始までの間、少し周りを散歩しました。
石垣から流れ落ちる水の音に癒されますね。昨日の雨に少し水は濁っています。

鯉や亀がのんびり遊んでいました
睡蓮の真ん中で羽を伸ばすアオサギ
池へと急ぐ鴨たち

 御所を望む楼閣という意味で「望闕楼」と名付けられた立派な三門。
三門をくぐると天井に描かれた双龍図で有名な法堂があり、牡丹はこの法堂の四方をぐるりと取り囲むように植えられています。

望闕楼

 建仁寺は、お茶で有名や栄西禅師が開山した禅寺です。拝観受付のある方丈を入ると玄関に「大哉心乎」と書かれた衝立があります。
『大いなる哉 心や』(興禅護国論の序)
栄西が説いた、「人のこころは、自由で大らかである」、今ここにいるだけで、心静かに自らと向き合えると禅の教えを伝えています。

日本に禅をもたらし、茶を広めた栄西禅師

 方丈に入ってすぐに、俵屋宗達の最高傑作とされる国宝「風神雷神」の屏風が展示されています。

風神雷神

 となりの間には桃山時代に海北友松によって描かれた「雲竜図」をはじめ「花鳥図」「竹林七賢図」「琴棋書画図」「山水図」と次々と風流な水墨画が目を楽しませてくれます。(展示品はすべて高精細デジタル製)

方丈襖絵「雲竜図」

 そして襖絵が描かれた方丈の前には、良く手入れされた枯山水の庭園「大雄苑」が広がります。白砂と緑苔と景石が見事なコントラストを描いて大らかな味わいがあります。

方丈庭園「大雄苑」

 方丈の縁側に腰を掛けて庭園を眺めていると本当にこころが安らぎ、「心静かに自らと向かい合う」栄西の教えを感じます。

庭園側から見た方丈

 方丈の裏手には「〇△▢乃庭」があります。禅宗の四大思想(地水風火)を地▢水〇火△で表現されているそうです。

〇△▢乃庭

 本坊中庭にある「潮音庭」。中央に三尊石や座禅石、周りに紅葉を配した枯山水の禅庭。

潮音庭
ピンと張りつめた手水に映る青紅葉が美しい

 方丈から廊下を渡って法堂(はっとう)に行くと天井には双龍が描かれています。

 細川護熙画伯が書いた達磨大師図。梁(りょう)という国の武帝から宮廷に招かれ「私の前に居るあなたは誰(何者)か?」と問われたときに達磨大師が答えた「不識」
あなたなら何と答えますか?ちょっと考えてみましょうか。

不識

 「唐子遊戯図」…床壁には月夜に五人の唐子が舟に乗って楽しそうに遊び、月を眺める書が描かれ、襖には元気に遊ぶ唐子が描かれた田村月樵筆。
「美意延年」と書かれた掛け軸だけが掛けられています。
「美意延年」という言葉は、勝海舟が好んで揮毫したそうで、『心を楽しませて、つまらないことに くよくよしなければ、自然と長寿を保つことができる』ということを 表す禅の言葉だそうです。
楽しそうに遊ぶ子供たちを見ていると、微笑ましくなり自然と心が元気になりますね。

美意延年

 新緑がとても綺麗になってきましたね。椛も新しい芽が萌えてきています。眼にとても優しく癒されます。
ゴールデンウィークも終わりましたが、新緑が爽やかな初夏です。疲れた目や心を癒しに一人でのんびり出かけましょう。そして「あなたは何者?」かゆっくり考えてみてはいかがでしょう?

新緑が目に優しく美しい

立夏の養生法

立夏から大暑の終わりまでが夏

 太陽の黄経は45度になると、「斗が南東を指すと、これは立夏であり、万物はこれで全て成長し、ゆえに立夏と名づけられる」となります。いよいよ春に別れを告げ夏の気が始まり、気温が明らかに高くなり、酷暑が訪れ、雷や雨が多くなり、農作物が生長期に入り農家では田植えをおこなう重要な時期です。
 夏服への衣替えは6月ですが、少しずつ夏の気に合わせて衣服や寝具を入れ替えたりして気を調えていくことが大切ですね。

夏の養生

 夏の養生については、「夏・梅雨の養生法」に詳細を記載していますので、そちらもご参考に健やかにお過ごしくださいね。

女性の三大要薬

23番、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

 今回は、女性の三大要薬シリーズの最後「23番、当帰芍薬散」についてです。
「23番、当帰芍薬散」は、血虚で冷え症、むくむ(水滞)体質を改善する漢方薬で、虚証で血を補する補血利湿薬のひとつです。簡単に言うと血を補い、余った水を取り除くのが目的の薬です。

23番、当帰芍薬散がオススメなのはどんな体質?

 当帰芍薬散は、当帰・芍薬(養血)・川芎(活血・化瘀)・茯苓・白朮・沢瀉(健脾・利湿)を粉末にした漢方薬です。
当帰芍薬散を必要とする体質は、血虚と言って「血」が不足し、さらに脾虚体質で「水」の巡りが悪くなった体質で、血を補うとともに、利水して水の巡りを調えるために用いられます。

当芍美人

起こりやすい症状は?

 昔から「当芍美人」という言葉があるそうで、色白で、顔は面長、柳腰で立ち姿はなよっとしていて、声は優しく耳当たりが心地よく、しぐさがおっとりしているような「ちょっと手を差しのべてあげたくなる日本美人」の女性のことだそうですが、じつは痩せていて体力虚弱で、冷え症で貧血、疲れやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸やめまい・倦怠感・生理不順・生理痛などが起こりやすいカラダの状態です。

「血」ってなに?

 中医学で考える「血」とは、
『血脈中を巡る赤い液状で、生命活動を営む(生きる)ために必要な生命エネルギーであり、豊富な営養を含み、全身を巡って五臓六腑から肌肉筋骨に至る全身の隅々までに営養を運んで濡養し、筋肉と肌膚を滋養し、五臓六腑や各組織器官を養ってその働きが潤滑に行われるように支えている物質』と定義します。
さらに中医学独特の概念として、「血」は精神意識活動の基本物質で、血がたっぷりあれば意識は明晰、知覚は敏感、理解力も早く確かで、精神活動は充実し健全だと考えます。

血虚?…貧血と違うの??

 「血虚」とは血が不足したカラダの状態(体質)ですが、貧血とはどう違うかというと、血虚は中医学的な概念であり、血が少ないということではなく、血の機能が低下した体質のことを言います。血の機能とは、上記に記載した機能で、これらの機能が低下したことにより起こる症状が現れていると血虚証と考えられます。

 一方、「貧血」というのも病名ではなくカラダの状態のことですが、正式な病名はというと「鉄欠乏性貧血」「ビタミンB12欠乏性貧血」「葉酸欠乏性貧血」「慢性疾患性貧血」など、その他にもその原因によりさまざまな貧血の病名があります。酸素を送り届ける働きをする血液中の“ヘモグロビン”の量が少なくなることで全身が酸欠状態になって、さまざまな症状が起こることですが、もっとも多いものは鉄欠乏性貧血です。血液の働きで大切なことは、酸素を全身に運び届けることですが、その役割を担っているのが、赤血球に含まれるヘモグロビンです。ヘモグロビンは主に鉄を含む「ヘム」という色素とたんぱく質が結合(ヘムたんぱく質)してできており、これが酸素と結合して全身に運ばれていきます。そのため体内に含まれる鉄が減少してしまうと、ヘモグロビンも減り酸素を運搬するという血の能力が低下してしまい、疲れやすい、頭痛、息切れなどの症状や運動機能の低下などを招くことになります。
 このように貧血も血虚証に含まれますが、中医学でいう血虚証はヘモグロビンの数値が少ないということではなく、血の持つ機能そのものが低下している状態(今の体質)を血虚証と言います。

血の機能が低下した血虚体質

当帰芍薬散タイプにオススメの薬膳

 当帰芍薬散は、補血して血を補い低下した血の機能を本来の状態に戻し、さらに脾(お腹)の働きを健やかにして水の巡りを調える利湿もする漢方薬なのです。ですので食べる食材なども同じ作用や効果があるものを選んで食べることで、服用している当帰芍薬散を応援して、より薬の効き目を発揮させてくれます。
 当帰芍薬散を服用されている場合は、その薬を処方された主治医によく相談されて食べる物を選択してください。処方した医師はなぜその薬を処方したのか根拠や意図があるはずです。前回も書きましたが服用された薬を応援して、効果を最大限発揮してくれた方が症状が早く収まり自分自身が楽になります。間違っても薬の効果が減ってしまうようなものを食べていては症状は治まらず薬代ばかりかかってしまいます。
 まだ当帰芍薬散を飲むほどまでじゃないと言う人も、痩せていて体力虚弱で、冷え症で貧血、疲れやすく、ときに下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸やめまい・倦怠感・生理不順・生理痛などの症状がみられる場合は「未病」(黄色信号)状態なので、今の自分の体質をよく観て、自分の体質に合った薬膳や養生を行って赤信号になる前に青信号に戻るように調えましょう。

食材では、
補血作用のある食材
黒きくらげ、金針菜、枸杞の実、菊花、松の実、桑の実、なつめ、竜眼、
さつまいも、にんじん、ほうれん草、れんこん、くるみ、ごま、大豆もやし、落花生、しいたけ、昆布、海苔、ごま、さくらんぼ、梨、ぶどう、レイシ、豆腐、黒砂糖、酒醸、はちみつ、酒、アワビ、イシモチ、牡蠣、イカ、サワラ、タイ、タコ、タチウオ、チョウザメ、トビウオ、ナマコ、ナマズ、バカガイ、ハモ、ヒイラギ、フカヒレ、ホタテ貝、マナガツオ、八目ウナギ、アヒル、烏骨鶏、うずら卵、牛レバー、牛乳、牛肉、鹿肉、鹿の角、鶏レバー、鶏卵、鶏肉、バター、ハト、羊肉、豚肉、豚足、豚レバー、豚ハツ、豚血、豚骨など。
利湿作用のある食材
ジャスミン、かぼちゃの種、山査子、緑豆、はと麦、金針菜、

きゅうり、キャベツ、もやし、ごぼう、冬瓜、白菜、とうもろこし、へちま、スイカ、からし菜、うど、サトウキビ、紫蘇、だいこん、にんにく、ねぎ、バジル、ヨモギ、らっきょう、小豆、枝豆、インゲン豆、くるみ、黒豆、ふじ豆、ささげ、そら豆、大豆、そば苗、ぶどう、胡椒、山椒、陳皮、米ぬか、酢、キス、コイ、サケ、タウナギ、ドジョウ、ナマズ、ニシン、アユ、、タイ、ハモ、フカヒレ、フナ、アサリ、シジミ、ハマグリ、海苔、昆布、ひじき、ワカメ、アヒル、うずら、鴨肉、牛肉、鶏肉、クジラ肉、バター、豚肉、豚の胃、豚の腎臓、酢、味噌、コーヒー、緑茶、烏龍茶など。

血を補い、利湿する養生法をしましょう

女性は血の機能が低下しやすい生理体質

 血の機能が低下する一番の原因はやはり出血。毎月生理のある女性は男性に比べて血虚証になりやすい生理体質です。さらにお腹の中の胎児に営養を送るのも血で、出産後の授乳も血です。2人、3人と出産・授乳を繰り返しているお母さんはどうしても血虚体質になります。台湾や中国では毎月生理で失った血をその月中に食べ物で補う習慣があります。家庭でお母さんやお婆ちゃんは娘さんの生理が終わるとその後一週間ぐらいは補血食材を使った献立で料理を作り、その月のうちに補うのです。
 昔、中国語を習っていた時の中国人の先生のお嬢さんも、「普段はポテチやスナック菓子を食べているのに、生理の時はおやつ置き場からなつめや枸杞の実を持ってきて食べてますよ」と話していました。やはり中国の人たちは家庭の中で自然と薬膳が身についているのですね。
 また、産後は「坐月子」と言って産後の養生法があり、食べるものも「月子餐」と言って1週間目は悪露の排出や母乳を出やすくする食べ物を食べる、2週間目は子宮や骨盤を回復させ滋養する食べ物など…ときちんと決められています。
 妊娠、出産、授乳は特に女性の心身に大きな影響を与えるので、漢方では2000年以上も前からその養生をとても大切に考えます。この時期にしっかり血を補い養生しておかないと、更年期になったり、歳を取ってからさまざまな症状が出やすくなると昔から考えてきました。
 最近は、男女平等参画社会が叫ばれ、女性の産後の早期職場復帰などがよく報道されますが、やはり自分のカラダのことなので、赤ちゃんも含めて大切に考えて欲しいと思います。社会や職場も共に養生していくという気持ちで一人一人体調や状況も違うので、その人その人に合った社会復帰が出来るよう支援して欲しいと願います。早ければ良いという風潮や、早くなければポジションや仕事の内容が変わってしまって不利になるというようなことがあってはいけませんね。
 坐月子については、改めてまた詳しく特集したいと思っています。

「坐月子」は女性の大切な産後養生法

血は陰、夜は陰気が旺盛な時間

 中医学では、に分類します。陰気の旺盛な夜間に血は補血薬や飲食した物から補われますが、夜更かしや不眠などで夜にしっかり睡眠をとらないと血を補うことが出来ません。現代では女性も忙しくてあまり早くベッドに入ることは出来ないでしょうが、理想は22時ごろには、遅くても23時ごろまでには寝るようにしましょう。出血しなくても夜更かしが続くと血虚体質になっていきます。生理中は特に早く寝るようにしましょう。

 穏やかな精神状態で情緒不安定にならないためにも血をたっぷり補っておくことが大切です。血虚体質になると落ち込んだり不安感に襲われたりしやすくなります。
 また、お肌や髪の毛にも血はとても大切です。血虚の人はとても色白で透き通ったような肌ですが、中医学的には感心しません。やはり血色の良い桜色の肌が健康的な肌です。潤いや弾力の無いカサカサな肌やザラついたりひび割れしたりするサメ肌になるのも血虚体質の特徴です。
血虚体質になると爪も割れやすくなり、さらに髪も養えず枝毛、キレ毛やパサつきが目立つようになります。「烏の濡れ羽色」と言われるような艶やかで弾力のある少し青みがかった黒髪は血がたっぷりあるからこそです。
 お肌や髪に高級な化粧品や増毛剤を使うより、質の良い血を補う方がずっと美しくなりますよ!
 このように女性の美と健康と穏やかな精神にとって血は必要不可欠です。
血を無駄遣いしないように心掛け、普段の食事でしっかり補うようにしましょう。

 血を補うためにも、また水の巡りを調えるためにも、毎回言ってますが脾(お腹)の働きを高めることが大切です。こってり食や冷たい物の飲食は極力控え、暴飲暴食も避けましょう。
 そしていつもハッピーハッピーに過ごすことで、脾の働きも健やかになり、質の良い血がたっぷり作られツライ症状もいつの間にか消え、当帰芍薬散のお世話にならなくてもよくなりますよ~♪

補血の薬膳茶でカラダもココロも健やかに♪

京都伝統中医学研究所の"立夏におすすめの薬膳茶&薬膳食材"

1.補血におすすめの薬膳茶&食材

 「なつめ薬膳茶」「なつめ竜眼茶」どちらも「命のスープ」とも言われるなつめ、枸杞の実、竜眼を煮出して作る薬膳茶。毎日コップ一杯飲み続けると一か月もするとカラダが喜んでいるのを実感。ストレスによる心労や働きすぎの過労、睡眠不足時や生理中などは朝晩飲んでたっぷり気血を補いましょう。
そのほか「増血美肌茶」「プレママ応援健やか茶」など。
オススメの薬膳食材は、「金針菜」「新疆なつめ」「枸杞の実」「竜眼」「山査子」「菊花」「黒きくらげ」「松の実」「桑の実」など。

 2.「健脾利湿」におすすめ薬膳茶&食材

 カラダに余分な水が溜まって身体や頭が重い、だるい、疲れやすい、むくむ、めまい、下痢気味などが起こりやすい湿痰体質は、脾(お腹)が弱っているので、脾(お腹)を調えて水の巡りを良くしましょう。
一番のオススメは薬膳スープ「四神湯」。台湾の夏の定番スープ。お腹を調え水の巡りを良くします。
薬膳茶では、「水巡茶」「そろそろダイエット茶」など。
薬膳食材では、脾の果と言われる「新疆なつめ」や利湿作用のある「はと麦」「緑豆」ジャスミン」「かぼちゃの種」「山査子」「金針菜」など。
薬膳スィーツセットの「いろいろお豆のお汁粉セット」をいろいろお豆のお粥にアレンジもOK。おやつは「八宝果仁豆」がオススメです。 

 「補血」「利湿」に全部食べる薬膳茶2種もどちらもオススメ。
スィーツのような薬膳茶で全部食べられて美味しくてとってもお得。
「調補気血茶 桂棗黒豆茶」 なつめ、黒豆、竜眼をブレンド、お湯を注いでそのまま放置(長めに抽出)。脾(お腹)を調え、気血を補う。黒豆が香ばしく、なつめや竜眼の自然な甘味があり、とても美味しい薬膳茶。
「健脾利湿茶 意棗紅豆茶」 なつめ、小豆、苡仁(はと麦) お湯を注いでそのまま放置(長めに抽出)。脾(お腹)を調え、特に水の巡りを良くし、湿邪を出し肥満やむくみを改善。 
☆どちらも、まるでお汁粉やぜんざいなどスィーツのような全部食べる薬膳茶です。

薬膳茶や薬膳食材などの商品は各ショップでお買い求めいただけます。

薬膳茶&薬膳食材専門店 京都 楽楽堂  本店公式サイト正式オープン

 国際中医師がオリジナルブレンドした季節の薬膳茶や、厳選した安心安全の薬膳食材を専門に扱っています。ぜひご利用ください。

京都伝統中医学研究所 楽天市場店 https://www.rakuten.co.jp/iktcm/
京都伝統中医学研究所 ヤフー店 https://store.shopping.yahoo.co.jp/iktcm/

 中医学や漢方の知恵を毎日のくらしに活かして、体質改善や病気の予防に役立てて下さい。
 次回は、5月21日「小満」ですね。立夏から芒種までの一ヶ月間ぐらいが一年で一番爽やかな季節ですね。早くも沖縄では梅雨入りする時期ですが、ジメジメと蒸し暑い季節なりますので、これからは食中毒などに注意して出来るだけ新鮮なものを食べるようにしましょう!
 
 

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