涙も痛みも全て「生き方」をみせたら、羽が生えていることを知った話
こんにちは、けーじろです。
フリーランスになって早いもので半年が経ちます。
ここらで少し、半年間を振り返りたいと思います。
僕にとってブログの発信活動は、自分以上に自分を見せている場所になっているんです。もともと自分の気持ちを表現するのが苦手で、
「嫌われたらどうしよう」
「これを言って変な風に思われたら申し訳ないな」
こんなことをずーっと抱えて生きていたタイプでした。
なのに真面目にコツコツと働くし、求められたことはソツなくこなす面もあって、人間関係は良好に築けると思われていました。
でも、実はかなーり繊細な性格でして。(こう見えてね！)
だから、周りが思う以上の何十倍も、僕自身は葛藤しながら生きてきました。
この葛藤って、誰にも伝えることが出来ないままでいると、
自然解消されることってなくて、どんどん蓄積されていくんですよね。
僕は、それを精神疾患や休職を経験して、ようやくその傷に気付きました。
それでも、自分が休職？あり得ない！
精神科に通い始めた頃、
「僕は何も変じゃない！！」
「こんなとこ来なくても平気です！」
そうやってお医者さんの発言を突っぱねたこともあります。
「休んだ方がいい」
と言われたことが＝自分はダメ人間だ
そんな✕印をつけるみたいで、認められませんでした。
そうやって力技で働いていて、身体がいう事を効かなくなって、
とうとう立ち上がることが出来なくなったとき、
僕は抵抗することも出来なくなりました。
その経験は、僕の人生を大きく変えることになります。
「自分って何者だ」
「何がやりたいんだろう」
そんな事を考えて、辿り着いたのがキャリアコンサルタント(通称キャリコン)でした。当時の僕は、自分を見つめなおすきっかけにキャリコンを学びはじめました。
これは僕に限ったことではなくて。キャリコンを学ぶ人の中には、自己理解を深めたい人も多くいました。っというか、自己理解・自己内省が出来ないと、人の支援は難しいので。
そして、会社に復職しました。
復職の前夜は、ほとんど寝れなかったことを覚えています。
骨折やケガと違って、精神疾患に完治はありません。
治療や休むことで安定することはあっても、完治はしないんです。
僕もそれは復職の前夜に体験することになりました。
トータルで６カ月休職して、最初の１カ月以外は割と普通に過ごせていたのにです。まさか前日に怖くなって眠れなくなるなんて。何てタイミングでしょう。
症状にもよりますし、個人差もあるものです。
でも、僕はこの完治しない自分との向き合い方がどんなに苦しいものかを知っています。復職して腫れ物を触るように接してきた人もいましたし、怪我のように完治して強引に接してくる人もいました。
これが、まーきつい事きつい事。
今はこうして問題なく生活しています。
でも、今でも溜め込んだりしたり余裕がない時には、自分でケアしながら生きています。
実は復職するときには、会社を辞めて独立することを決意していました。
もちろん、手を抜いて働くという事ではなく、会社に属しながら自分を整えていこうと考えていました。最初の頃は残業は極力しない。少しでも心が乱れそうになったら、すぐにその場から離れて休んでみる。
そうこうして、１年近く。
仕事内容や、同僚との関わりを通して
「このままでもやっていける」自信をつけていきました。
あとは副業でもして、軌道に乗ることができたら、その時は会社を辞めようと思っていました。
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実際には、このころからブログで発信活動をしていましたが、
クライアントさんとの関わりには繋がりませんでした。
ただ僕は、対人支援者として大事なのは、自己理解を通じた他者理解だと思っています。その為には、自分の弱い面や痛みを開示しないことには、自分を知る事も出来ないんだと思って、恥ずかしい話もバンバン発信しています。自分の弱い面も見せられないようでは、相手を知る事なんて出来ないし、表面上で信頼関係とか語りたくなかったから。
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復職する前に、おおよそ３年以内には独立しようと考えていたんです。
掲げる目標があると、目先の行動に繋がるので。
でも、予期せぬ出来事が起こりました。
それは父親の急激な体調悪化、余命宣告です。
父がガンを患っているのは知っていましたし、いつかは来るかもしれないことは想定出来ていたところはありましたが、
歩くのにも一苦労で、食べる量も減っていき、変わっていく体を見るたびに冷静にいる方が難しかったです。
父の看病、仕事、家のこと。
幸い兄弟も近くにいて、同僚にも助けてもらい、妻にもお願いすることが出来た僕は恵まれていたと思います。それでも必死なって、現実から背けようとしていたこともあります。
そして父が他界しました。
ずっと堪えていたのかな。
感情がどこかに行ってしまったのかな。
僕は告別式の最後。
お棺で蓋をする直前で、みんながお花や思いでのものを入れている中で、ただ立ちつくすだけでした。
最期のお別れにと、特別にお酒が好きだった父のために用意してくれたビールを、兄弟で口元へあげました。
兄が終わり、弟が終わり、僕は差し出されたビールを受け取ることが出来ませんでした。
「これでお別れなんだ」
感情がグチャグチャになって、初めて子供の前で大泣きをしてしまいました。親戚のおばさんやおばあちゃんに支えてもらいながら、なんとか最期のビールをあげたんです。
(それから、娘にはパパは泣き虫と言われるようになりました)
亡くなってからは、父の家の片づけを率先して引き受けました。
父との思い出を一生忘れたくないと思ったし、
人生って思ったほど長くないって思って。
「残された僕らが、やりたい事をやらないで後悔だけはしたくない」
その強い思いから、僕は上司に退職の意思を伝えました。
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フリーランスになってからの半年を振り返るって言ったのに。
だいぶ前まで遡ってしまいましたが、理由はあるんです。
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退職するまでに、起業を軌道にのせることは出来ないままでしたから、不安はありました。それでも、「今しかない」っていうタイミングは人生で数回あるんだと思っているんです。
収入の安定もないままの僕が、独立する決意に至ったのは、苦しみながらも経験や痛みを発信してきたことがとんでもなく大きいんです。
もし、表面上だけで発信活動をしていたら、こうはならなかったでしょう。
そして、「僕だからお願いしたい」と言ってくれるクライアントさんに出会えた事。これが確信に変わりました。
僕の発信は、しんみりする内容も多いし誰もが共感できるわけではないと思っています。それでも、苦い経験や涙の思いを書いてきて、届けたい人に届いた。
僕の生き方を見せて、届いていったんです。
こんな出合いや仕事って尊くないですか。
バカにされることもあるし、理解されないこともあるんだけど、
自分の生き方を発信して、価値観や視点を共有していくんです。
キャリコンやコーチングについて語るよりも、「僕の在り方」「僕の考え」「僕の視点」を見せて、「僕だから」と言ってもらえる。
この経験って、唯一無二。
あ、僕はやっていける。
僕は独立する本当の覚悟を見つけて、
背中に自由の羽が生えている事に気付いたんです。
そして今。
この羽でどのように羽ばたいていくか。
独立当初は想像もしていなかったことが、最近では起こっています。
繋がりの縁を大切にして、感謝して関わっていると、
そのチャンスはやってくるんです。
まだ漠然としていますが、一度砕けた海外挑戦も夢ではないところへ来ています。確実に羽は生えています。
それに、これからも「生き方」を発信していくし、痛みも苦しみも見せていこうと思っています。
もしあなたが誰かの力が必要だ、コーチングが気になっていると思っているのなら。
「視点や生き方に共感できる人」にお願いしてほしいんです。
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➀幸せになる為には、まずは自分を知ることだよね。
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どんな話でも、おはなししましょう♪
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