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祇園祭前祭 山鉾巡行と神幸祭神輿渡御2024

今年の前祭は、暑さも例年に比べるとマシで、心地いい風が吹いて割と過ごしやすかったです。

とは言え、湿度が高いので纏わりつくような暑さですが。

祇園祭は前祭と後祭に分かれて執り行われます。

前祭の山鉾巡行は7月17日、巡行で祓い清められた京都の街を神輿が通ります。
これこそが、本当の神事
です。

こちら宵山レポのつづきです。

京都癒しの旅ではフルコースでお客様をご案内しました。
それでは山鉾巡行と神幸祭神輿渡御のレポートをお届けします。



長刀鉾のお稚児さんが強力さんに担がれて

前祭の山鉾巡行は9時に四条烏丸スタート
8時半ごろからくじ取り式で決まった順に山鉾が近くに集まってきます。

信号機が邪魔にならないように向きを変えられます。

鉾が当たらないように信号の向きを変えられます。

くじ取らずの長刀鉾が四条烏丸交差点に会所から後進してスタンバイ。

四条烏丸にスタンバイする長刀鉾


禿さん二人が乗り込まれます。


囃子方や禿(かむろ)さんが乗り込まれた後、いよいよお稚児さんが。

神の使いの位をいただかれたお稚児さんは自分の足では歩かれません。
強力(ごうりき)さんの肩に担がれて。

緊張の瞬間です。

長刀鉾のお稚児さんが強力さんに担がれて

素晴らしいです。
みなさん、拍手喝采。

向きを変えて、八坂神社にご挨拶

無事にみなさん、鉾に乗られました。

山鉾巡行いざ出発


https://static.blog-video.jp/?v=MCaHN3ONhBPJBSpHXOnkHpHjH1

続々と順番に山鉾が進んでいきます。


山一番の油天神山。

山一番の油天神山、右に山伏山が待機。

どんどん出発します。

函谷鉾


綾傘鉾の棒振り

宵山にもありがとうございました。

綾傘鉾の棒振り囃子


場所を移動して、斎竹へ。

お稚児さんの見事なしめ縄切りが終わった後です。

斎竹

休憩は大極殿で琥珀流し


暑い暑い祇園祭。
何をおいても休憩は最重要課題です。

涼をとりに休憩タイム。

老舗の大極殿さんへ。

琥珀流しとわらび餅、そしてサイダーが添えられていました。

爽やかなミントで、身も心も涼みました。

ミントの琥珀流し


赤紫蘇の琥珀流し

大原の赤紫蘇を使い自家製のシロップ、これが天然の色。
スッキリ!

占出山の吉兆あゆは、こちらのお店のものです。

占出山の吉兆あゆ

夏の和菓子、どれも美味しそうでした。

大極殿前にて


辻回しと狭い新町通を行く鉾


町散歩しながら、新町通りへ。

新町御池でお稚児さんが降りられた後
細い道に、長刀鉾が入ってきました。

新町通に入ってきた長刀鉾

なぜか、例年より遅いですね。
後で知りました。

鶏鉾の車輪が割れて、巡行を中止。
生まれて初めてのことで驚きましたが、皆さんが無事で良かったです。

しかも他の大きな鉾とすれ違うのがギリギリで両方の屋根方さんが呼吸を合わせて通り過ぎられたことも知りました。

間近に通り過ぎる動く鉾にいつも見入ってしまいます。

電線や屋根に触れないか注意される屋根方さんの仕事も大変です


新町御池、函谷鉾の辻まわし。

辻回しは必ず奇数で回り切ります


人気の蟷螂山を御池通で見ました。

カマキリ、頭も羽も足も動かしてくれました♪
この時、左足前が無くなっていました(市役所前で落ちたらしいです)。

蟷螂山

お昼ごはんも祇園祭そのもの


巡行の後は、お待ちかねのお昼ご飯です。

お店の設えも祇園祭

冷房が効いた店内で、ほっこり。
暑かったですね〜


少量のお料理が豆皿にいっぱい♪
京野菜、鱧もいただきました。

祇園祭は別名『鱧祭』と言われ、お料理にも鱧が出てきます。

食べられる粽がついていました。中はさば寿司

祇園祭ですね。

粽に蘇民将来子孫也


の頭から尻尾まで、全部いただけるとのことで、美味しくいただきました♪蓼食う虫も好き好きの蓼酢が、いいですね。

鮎の塩焼きと蓼酢

お待ちかねの柚子雑炊

あっつあつの柚子雑炊

さらにぎゅっと柚子を絞って、暑い中、熱いものでさっぱり。

雑炊に柚子が合う、暑い夏に熱い雑炊が美味しい


山鉾巡行で祓い清められた京都の街を神輿が通る


神幸祭が始まります。
八坂神社へ。

八坂神社正門前


神輿を先導する久世駒形稚児さんが、白馬に乗ってこられました。

久世駒形稚児さん


神事が始まりました。

西御座・錦神輿会の皆さん

祇園祭の主役は、御神輿です。

石段下で行われる差し上げです。
三基の神輿が、見えるでしょうか?

左から東御座、中御座、西御座の神輿


ホイット、ホイット

中御座の神輿には素戔嗚尊が祀られています。


中御座の神輿、三若神輿会の皆さんが。
鳳凰が美しい。


雨が降るかもなんて予報は、どうなった?
神がかっています。

町内を回り、御旅所へ向かわれます。
ありがとうございました。

西に向かって


ご夕食場所にも祇園祭の花、檜扇が

この日のご夕食は祇園にある広東料理を。

どれも優しいお味で美味しゅうございました。


話がつきません。
楽しいディナータイムになりました。

こちらにも祇園祭のお花、檜扇。

7月17日、長い長い一日が終わります。

旅で、ご一緒してくださった皆さまが、昔からの知り合いのように
感じてしまう京都癒しの旅です。

お楽しみいただけて、案内人冥利に尽きます。

翌日は前祭の鉾の解体と後祭の山鉾建てへ。

今回は祇園祭2024前祭、山鉾巡行と神幸祭神輿渡御をお伝えしました。

祇園祭をまとめたマガジン



これからも祇園祭のことはもちろん、京都のこと、京都で見つけた小さな幸せなどを綴っていきます。

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