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インド映画『スーパー30』を見て思った教育の素晴らしさ

久しぶりに映画を見たいと思い、映画館へ行った。
今日見たのは、

『スーパー30 アーナンド先生の教室』

かなりの長編のインド映画だ。


自らも数学の天才だったアーナンドが、紆余曲折を経て、インド全土から貧しくて学ぶ機会がない生徒たち30人に無料で授業をし、食事と寮を与え、最高学府のインド工科大(IIT)を目指す話だ。これは、実話に基づいた話とのこと。

「王の子どもだけが、王になれる」と言われ続けてきたインド社会で、アーナンドは、

「王の子どもは、王じゃない。王になるのは能力ある者だ!」と断言する。

それにしても、インドでは、持てる者と持たざる者の差がこんなにも大きいとは。映画を見て、改めて感じた。映画で描かれる生徒たちも、ギリギリのところで毎日を送っている。学びたいという純粋な気持ちだけを持ち続けて。

アーナンドは、生徒たちを信じて、ひたすら心に響く授業を展開する。そして、迎えた合格発表。生徒たちは、最高の瞬間を全員味わったのだ!ここに至るまで、苦難と困難の連続だった。それでも、生徒たちは貧困や身分制度に屈することなく、学び続けた。

教育は、人生を拓く。夢を叶える力を与える。前に進む強い信念を授ける。

これは、性別・年齢・職業を問わず、どんな内容であっても学び続ける大切さを伝えているのではないかとも思った。そこには、いかなる障壁があっても吹き飛ばす力が満ち満ちているのだ。

アーナンドの教育にかける情熱。彼を師と慕う30人の生徒たち。彼らのまっすぐな熱い思いが、ダイレクトに心に刺さる。

今、普通に暮らせるありがたさと、教育の持つものすごいパワーを感じずにはいられない、心に響く映画だった。









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