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始業前の1時間で心を整えている私

「仕事をする上で、心がけていることは何ですか?」

もし誰かからこう聞かれたら、
「早く職場に行くことですね。」と、即答するだろう。

「早いってどれくらいですか?」と、次なる質問が飛んできたならば

「う~ん、大体、授業開始の1時間前くらいです。」

以前の職場だった日本語学校でも、今の職場である、海外ルーツの生徒達の通う中学校でも同じだ。授業が始まる1時間前には着くように、家を出ている。

同僚の先生たちからは、そんなに早く行っても、時給がもらえるわけでもない。自分の時間も減って疲れるのに、何でお金にもならないことをするのか・・と、何度もかなり突っ込まれて聞かれた。

「自分のためですね。」

そう言って、いつも私は笑っていた。

まずは、自分の心を整える。
ゆっくり深呼吸でもしながら。
始業時間ギリギリに着いて、あたふたと準備をし、教室に駆け込む・・・のは、やはり避けたい。気持ちがジェットコースターのようにぐるぐる回っているし、落ち着かない。そうすると気持ちが授業に入っていけないし、流れが悪い授業になり、学生や生徒たちにも申し訳ない。

それに私は、よくミスをする。
教材の印刷やコピーをしたつもりが、できていなかった。あると思っていたテキストが学生分そろっていなかった。・・・なんてことになったら、準備に走る。でも、早く来ているから焦りも少なく、幾分気持ちに余裕がある。

そして、教室のチェック。
ホワイトボードのマーカーは、きちんと書けるか。マグネットや、その他の備品はあるか。

これは日本語学校にいた時だが、授業前に入念にパソコンの操作を確認していた。zoomや、Googleスプレットシートを使っての授業など多岐にわたるため、機械音痴の私は何回も確認しておかなければならない。いつも、冷や汗噴出状態だ。

こんな風に、いろいろやっていたら、あっという間に1時間経過する。
やっとこれでホッとし、心が整い、授業に向けていつ発射してもいい感じになる。(まるでロケットの打ち上げみたい?)

だから、授業前の1時間は、私にとって絶対必要なのだ。お金にはならなくても、心の余裕が栄養になっているから。この時間が無駄とは、どうしても思えない。

やっぱり、「始業の1時間前到着」が、私の「仕事の心がけ」なのだ。









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