キョトー

宜しくお願い致します。

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コンタクトレンズ

ワンデイのコンタクトレンズを買いに行きました。 内容量が分からなかったので、 使用頻度を伝えて、 『1箱でどれくらい持ちますか』 と聞きました。 店員さんは、 「そ…

キョトー
3年前
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田舎に泊まろうのスタッフは、どこに泊まってるの?

キョトー
3年前

親子丼と他人丼があるんだから、他もあって良いと思う。例えば、ネコ肉とライオン肉が一緒になったら、親戚丼。「遠い親戚丼」ならいくらでも作れる気がする。難しいのは、「義理の親子丼」と「嫁と姑丼」あたりかな。

キョトー
3年前

「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編⑤(最終回)

・・・④からの続き。 すると、 「身を削って働いているのに、正式な書類では必要とされないことが悲しいんだ」 ん?どういうことだろう。 身を削る・・・、正式な書類で…

キョトー
3年前
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「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編④

・・・③からの続き。 筆記用具の声が聞こえるという特殊能力が芽生えたことで、今、筆記用具から話しかけられている状態になる。 話しかけられたら無視はできない。 し…

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3年前
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「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編③

・・・②からの続き。 もう信じるしかないのかもしれない。 自分だけに聞こえているのか? 右隣の席の、酒井は、片肘をついて寝ている。 左隣の席の吉田は、先生の話を…

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3年前
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「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編②

・・・①からの続き。 中学3年生の1学期のことだった。 私はいつものように、授業を受けていた。 退屈な授業だ。 先生を観察し、癖を見抜き、モノマネを習得してからは…

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3年前

「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編①

私は平均男である。器用貧乏という方が、馴染みがあるだろうか。 名前は小林学人。名前もよくある名前だ。 昔は、平均以上の男だと思っていた。昔というのは今から20年以…

キョトー
3年前
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コンタクトレンズ

コンタクトレンズ

ワンデイのコンタクトレンズを買いに行きました。

内容量が分からなかったので、
使用頻度を伝えて、
『1箱でどれくらい持ちますか』
と聞きました。

店員さんは、
「そうですね、使用頻度が低いので、片目ですと1箱で半年くらいはもちますね」

いつ片目だけにつけよう。
それとも、1つ目おばけに見えたのかな。

まーでも、片目だけ視力悪い人は片目だけにつけるんですかね?

確かに両目につけることは伝え

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田舎に泊まろうのスタッフは、どこに泊まってるの?

親子丼と他人丼があるんだから、他もあって良いと思う。例えば、ネコ肉とライオン肉が一緒になったら、親戚丼。「遠い親戚丼」ならいくらでも作れる気がする。難しいのは、「義理の親子丼」と「嫁と姑丼」あたりかな。

「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編⑤(最終回)

「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編⑤(最終回)

・・・④からの続き。

すると、
「身を削って働いているのに、正式な書類では必要とされないことが悲しいんだ」

ん?どういうことだろう。
身を削る・・・、正式な書類で必要とされない?
話しているのは鉛筆か?

続けて、そいつは、

「HBには勝てないし」と言った。

確信した。鉛筆だ。
鉛筆が話している。

私はもう少し、鉛筆の心境を聞いてみた。

「身体を削られてしまうのに、正式な書類ではボール

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「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編④

「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編④

・・・③からの続き。

筆記用具の声が聞こえるという特殊能力が芽生えたことで、今、筆記用具から話しかけられている状態になる。

話しかけられたら無視はできない。

しかし、何が話しているのだろう。

筆箱の中から声が聞こえているようなのだが、
どれが話しているんだ?

シャーペン、鉛筆、消しゴム、蛍光ペン、ボールペン、修正液、スティックのり、定規・・・。

甘い香りのする消しゴム、ロケット鉛筆・・

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「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編③

「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編③

・・・②からの続き。

もう信じるしかないのかもしれない。

自分だけに聞こえているのか?

右隣の席の、酒井は、片肘をついて寝ている。

左隣の席の吉田は、先生の話を熱心に聞いている。
熱心に聞いているから、筆箱からの声が聞こえない、という感じでも無さそうだ。

左の左の席には、長友が窓の外を眺めていて、何も気づいていなさそうだ。

後ろの席の川島、振り向かないと見えはしないが、違和感があれば、

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「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編②

「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編②

・・・①からの続き。

中学3年生の1学期のことだった。

私はいつものように、授業を受けていた。
退屈な授業だ。

先生を観察し、癖を見抜き、モノマネを習得してからは、授業中の暇つぶしもなくなった。

窓側の席であれば、体育でサッカーをやっている校庭に目をやり、視察に来た代表監督さながら、試合を眺めることが出来るのだが。

窓側の席や、学校一のマドンナの隣の席になれる程、席替えのくじ運はない。

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「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編①

「ショートショート」平均男の特殊能力『筆記用具』編①

私は平均男である。器用貧乏という方が、馴染みがあるだろうか。
名前は小林学人。名前もよくある名前だ。

昔は、平均以上の男だと思っていた。昔というのは今から20年以上も前の話になる。

親の転勤が多く、様々な土地へ行ったのだが、行く先々で方言を身に付けた。
そう、方言のトリリンガルだ。

更に、転校予定先の小学校で、1学年2組になるか、3組になるかの瀬戸際だった時は、私の入学のおかげで3組になると

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