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【エッセイ】大きな代償

本日、長崎から戻ってきた。今回の旅行は久々に仕事を忘れ、心から楽しめた。基本的には飲んで食べ、ちょっと観光地に訪れというありきたりの旅行だが、この当たり前を存分に楽しめたことは私にとってかけがいのものだ。

久しぶりに心底楽しんだが、楽しみすぎた代償は大きいと痛感している。

まず、この4日間で2kg増えた。
食い道楽で立派な吹き出物が顎下に4つもできた。
気持ちは若くてもやはりアラフォー。老いを感じる。

そして、愛猫の拗ねっぷり。よっぽど寂しかったのか、再会したもののそっけなく、いや忘れられたのかと思うほどで、再会して6時間経ってようやく近寄るようになってきた。

ペットホテルにいる間、食欲が激減したとのこと。抱っこするとその軽さに驚いた。肉付きがよかったのに背骨が浮き出ていた。

寂しさとはこれほどまでに体を蝕むのか。彼と二人で切なくなった。はじめから3日離れることは不安だったが、ここまでとは思っていなかった。今後3泊するときは友人に預けようと話した。でも、それは来年以降の話。もう年内は二人で旅行に行けないだろう。今はまた愛猫が安心して過ごせるようになること、一緒に長い時間を過ごすことが第一優先だ。

ぷくっと腫れ上がった吹き出物は完治するのにどれくらいかかるだろうか。来週は大切な予定があり、減量も必須。けれど、そこまで憂鬱じゃない。リフレッシュできたおかげで、心は栄養に満ち溢れている。明日からのダイエットも心機一転して取り組めるだろう。

とりあえず、今日はもう寝て明日からの日々に備える。

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