はじめてのおつかいよりも前に初デート?!
チャラ男シリーズ#7
学校でクラスの女の子からお誘いのお手紙をもらい、放課後一緒に遊ぶ約束をした息子、小学1年生。
「いってきまーす!」
元気に出て行ったものの、母は気になって気になって仕方がない。
幼稚園までは遊びに行く時は常に親が一緒、というのが世間一般的だが、小学生になると登校含め、急に一人行動が始まるもの。
急に親離れが始まって寂しいわぁというママ達の声もよく聞くが、手が離れて楽になって嬉しいわぁ、が私の気持ちだった。
がしかし、この日ばかりは違う。
(内緒で見に行っちゃおうか・・・)
(いやいや、そんなことされたらイヤでしょう・・・!)
(ばれたらどうするの?!)
(お買い物~とでも言えばいいじゃない!)
私の中で天使と悪魔がささやいている。
・・・そして悪魔が勝った。
こっそ~りこっそ~り、待ち合わせ場所の近所の公園へ。
明らかに私、あやしすぎる。
『はじめてのおつかい』のスタッフの気分。
(あ、いたいた・・・!!)
鉄棒のところで息子と女の子が何やら話している。
息子は鉄棒で遊ぶふうでもなく、ただつかまってブラブラ足を動かしている。
この距離では会話の内容は全くわからない。
あぁ~はじめてのおつかいのお守りマイクがあればいいのに・・・!
息子はどうやらまんざらでもなさそう。
女の子はフリフリのスカートをはいてニコニコ楽しそう。
(わかるなぁ~その気持ち!自分がいっちばん可愛いと思うお洋服着てきたのよね~!!)
なにやら一通り話をしたあと、今度はブランコに乗る。
(おお~このまま二人乗りとかしちゃうかぁ~?!)
と、そこへ他のお友達がやってきてどうやら一緒に遊ぶことになったようで。
私もいつまでも木の陰に隠れているわけにもいかないので、ここで退散。
なにやってるんだろ、私。
完全に母の一人浮かれ劇場なのであった。
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