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現代は映画も音楽も100年に一度という大変革の時代であるという事実がまだあまり理解されていない日本(後編)

昨日の記事の続きです。

昨日はエンタテインメントの産業の規範となるメデイアの変遷ー「その時代の産業の規範となる形態」を「パラダイム」という表現でそれがアナログからデジタルそして昨今のサブスクリプションによるストリーミングへの変遷を「パラダイムシフト」という表現でエンタテインメントの世界の変遷について述べました。

しかし一方で私はタイトルにもありますように「100年に一度という大変革の時代」という表現を行っています。パラダイムシフトは大きな変遷には違いないのですが、それだけでは「100年に一度」の大変革にはなりません。実はもう1つ大きな要素がこれに加わっており、それが単にメデイアが変わっただけではなく「価値観」も大きな変遷にもつながっていっています。

そのもう1つの要素というのはサブスクリプションによるストリーミングがインターネットというインフラをベースに展開されている、というのが大きなポイントです。

つまりインターネットというのは日本国内だけでなく全世界とつながっているという点がポイントです。

それがSNSやサブスクリプションのプラットホームを経由して情報やコンテンツが国境関係なく拡散されていく、という点。

実はこのことがある意味「革命」に近い状況を生み出すことになっています。

例えば以前なら欧米の視聴者は英語のものでしか歌や映画を始め海外のコンテンツを見ない、というのが常識でした。

しかし最近SNSのプラットホーム内で自動翻訳(またクオリテイは今1つですが..)や自動字幕機能もついてきたことでたとえなじみのない言語でも意味を一定限度理解できるようになりました。そのことで日本のアニメが中国やヨーロッパとかで当たり前のように楽しまれるようになりました。これが映像のサブスクリプションのプラットホームですとより突っ込んだ内容で鑑賞されるようになり、実際「鬼滅の刃」や「呪術廻船」などは既に世界中で楽しまれています。

またクリエイターや業界関係になりますとFacebookのグループーそれも日本国内向けでないグループとかで自分の作品、動画をシェアしたりということが行われております。Twitterですと拡散能力が強いので自己の作品やサブスクリプションをプラットホーム別にシェア拡散することがもはや当たり前のように行われております。もし英語会話能力を一定限度お持ちであれば海外の業界関係者、アーチストとの接触も可能。

あと日本では「流行りが過ぎた」と思われているクラブハウスですが実はハリウッドの業界関係でルームを作りそこに参加することができます。私は幸いなことに英語は一定限度できますのでハリウッドの第一線にいる人たちとクラブハウスで会話しています。中にはとんでもないビッグネームの人が参加していたりします。私は最初「成りすまし」だと思っていましたがどうやらそうではなさそうなので驚きました。

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クラブハウスで感じたのはFacebookやTwitterで行うテキストデータと比べ「実際に話す」ということがテキストデータのやりとりより遥かにお互いの親密性が増すという点です。(ズームやスカイプですともっとですけどね)いずれにせよオンラインによるプラットホームによって世界中どこにいようが誰とでもコミュニケーションを図ることができる時代になっています。まあ英語に対するハードルがない、というのが条件になりますが...

そうした一連のプラットホームによるツールによって以前では考えられなかったことが起きています。起き始めています。たとえば

1)  日本にいながらにしてハリウッドを始め海外のオーデイションへの応募、参加ができる  SNS特にFacebook経由で可能です 

2) 日本にいながらにして海外のプロデューサー、監督とつながることができる。こちらもSNS特にFacebook経由で可能です

3)日本にいながらにしてハリウッド作品、海外作品の出演機会をえることができます。東京バイスだけではありません。実は水面下でいくつか動いています

つまり一言でいえば

コンテンツ制作については国境が全くなくなっている

ということです。そのために従来では考えられなかったことが起きています。起き始めています。

そしておそらくこれらは始まりにすぎません。

特に日本ではもう1つ越えなければならないハードルがあります。それは日本のいわゆる「芸能界」と呼ばれるものが世界の潮流からすれば完全に「ガラパゴス」な状態になっているからですが、これについてはまた別の記事で書きます。

とにかくインターネットとSNSやサブスクリプションのプラットホームによって「国境がなくなった」ことが「100年に一度という大変革」をもたらしていることがおわかりになったでしょうか?

最近感じるのは日本人は「変化を好まない」人が非常に多いという印象を持ちます。変化ではなく安定を求める人の方が多いと感じます。しかし世界の潮流は容赦なく変化しており、日本はその流れに背を向けると世界から大きな後れを取ってしまいます。事実今さまざまな点で日本は大きく後れをとっています。

今の日本人は変化というものをネガテイブに受け止める人が多すぎるような気がします。しかしこの100年に一度、という変化によって「今まで不可能だったことが可能になる」と考えれば寧ろこの変化は千載一遇のチャンスをもたらす、という風にお考えになりませんか?

私たちは100年に一度、というめったに起きないチャンスに遭遇しているのです。それをネガテイブに受け止めるのではなく自分のビジネスチャンス、アーチスト、クリエイターとしてのチャンスが目の前に訪れている、そう考えれば今自分たちはとても楽しい時代に生きている、と普通に考えれば思うはずです。

皆さんもこの楽しい時代、思い切り楽しもうではありませんか?

そのために私も微力ながらFacebookのグループを通じてお手伝いができればと考えております。

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