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【日記】5月27日〜6月2日

5月27日
朝、いつも流れているラジオに耳を傾けていると「さて、今週最初の曲は9月にリリースされるフルアルバムからの先行配信曲です。ジンジャー・ルートで"ノー・プロブレムス"!」という前口上とともに聴き覚えのある歌が流れて来た。いつものラジオ局、ジンジャー・ルートまで流すとはさすがだ。この新曲、最初はあまりピンとこなかったけれど、いつの間にか何度も聴いてしまう。ポップミュージックの魔法。

先週からさらに最低限の検品だけをして台数を稼ぐ作戦になったので集中しつつ猛スピードでやる。が、まだまだ速度は上がらず。独り言が増える。

終わって着替えていると会社近くに住んでいる配送さんが「ウチの近所で山崎がめちゃくちゃ安く売られてましたよ」と教えてくれたので帰りに一緒に行ってみることに。残念ながら山崎は配送さんの見間違いで17000円くらいの値が付いていて買えず。でも、気になっていたデュワーズの限定品が定価で売られていたので嬉々として購入。週末に飲もう。
配送さんと並んで歩いていたら事務所の"テロリスト"が自転車で疾走している姿を見かける。その様はあたしンちのお母さんそのものだった。

夜、くるり「Tower of Music Lover」を聴く。

5月28日
朝、新卒さんと今日から始まるプロ野球の交流戦についての話で盛り上がる。
新卒さんはユニフォームを2着持っているそうで「もし球場に行くってなった時は私が着ない方のユニフォームを着てくださいね!」と言われる。いよいよ本当に球場へ連れていかれそうな雰囲気になって来た。

昼前にラジオから「毎週火曜日のこの時間は毎月ゲストをお呼びして1ヶ月間に渡りお仕事にまつわるコツや働き方などを伺います。6月はゲストに"水曜日のカンパネラ"の詩羽さんをお招きしてお話を伺います。お楽しみに」との予告が流れて来た。新譜もまもなくリリースされるので来月は色々と楽しみ。

昼食を食べながら先輩から「そうだ、7月から別の部署に異動するそうだよ」と伝えられる。そこで3ヶ月の研修をして終わったら3月までいた部署に復帰する可能性が高いとも聞く。なかなか落ち着かない。

夜、TM NETWORK「Self Control」を聴く。

5月29日
朝から自分が担当する商品に破損や欠品が多発。先輩にその都度修繕してもらうことになり何とも申し訳ない気持ちになる。さらに以前担当した商品にミスが見つかり気分は沈む。

終わって配送さんとおしゃべりしながら駅まで歩く。つまらない一日のほんの僅かな楽しい時間。

夜、ムーンライダーズ「Don't trust over thirty」を聴く。

5月30日
新卒さんは時間休をもらって彼氏と野球観戦に行くので、いつものリュックに応援グッズを詰めて出勤。心から夢中になれるものがあるって素敵な人生。

夕方、嬉々として球場へと向かう新卒さんを送り出し残り30分ほどで定時を迎える頃、課長が慌ただしくやって来る。"定時以降、元いた部署のヘルプをお願いしたい"との依頼。リーダー不在の状況なので後輩達に指示を出したり配送さん達と積み込みについてやり取りをする。が、今やる必要のないことをせっせとやり始める後輩達が目に入る。困惑しつつ1時間半弱の残業。

夜、アプリで野球の試合速報を凝視。気づけば贔屓でもなかったチームの勝敗に一喜一憂する日々。自分がいかに影響を受けやすいかを痛感。ちなみに今日は長期戦の末に引き分けだった。

5月31日
ようやくたどり着いた金曜日。
朝、明らかに眠たそうな新卒さんから前夜の話を聞く。「引き分けじゃダメなんですよ!もう勝ち方を忘れちゃったのかなあ。このままだと今年はBクラス確定なんでそうなったら興味なくなりそう」という言葉に推しチームへの熱い偏愛を感じる。

今日でお世話になった配送さんが退職されるのでご挨拶を、と思っていたらすれ違いばかりで全く会えず。最後の最後に片付けをしているところに遭遇したので「またどこかで!」とお別れの挨拶をする。しばらく休んだら九州方面で大型車を乗り回す仕事に就くかもとのこと。

色々あった5月もこれでおしまい。いつの間にか自己肯定感が著しく低下していることに気づいた。あまり考え過ぎると鬱モードになるので気をつけなくては。

夜、高橋幸宏「ア・フラグメント」を見る。

6月1日
朝から買い物に出かける。梅雨間近の晴れの日。街は人々で溢れていて賑やかだった。
ふと入った古着屋で半袖シャツを買う。以前は出勤する時の服装に対してかなり無頓着だったけれど、今はそういう訳にもいかないのでまもなくやって来る暑い季節を前に古着屋を巡っている。

昼に"サッポロ一番醤油ラーメン"に野菜炒めを載せたものを食べる。麺を茹でながら気まぐれにほんだしを少し振りかけたら案外良い感じだった。今度サッポロ一番の塩ラーメンを作る時にもやってみよう。

「ポール・チェンバース・クインテット」を聴く。ジャズの作品を紹介するサイトや書籍でもあまり取り上げられていない作品で、自分も中古屋の「ポール・チェンバース」コーナーで初めて知った1枚。なんの制約もない自由なスタジオで5人のミュージシャン達がのびのびと演奏しているのが楽しい。録音かミックスの関係でポール・チェンバースのベースがちょっと引っ込んでいるのが残念だけど、相変わらず歌いまくりのベースがとても素敵だ。

夜、「YMO REMIXES TECHNOPOLIS 2000-00」を聴く。

6月2日
また朝から買い物へ行く。
中古屋でFLIP FLAP「Liv la la la Luv」を300円で見つけて懐かしくなり購入、帰宅後早速聴く。クレジットを見てほとんどの楽曲をCMJKが手掛けていることを初めて知る。"カントリーロードチルアウト"という曲がとても好きだ、と久しぶりに聴きながら確認する。

「蒙古タンメン中本」カップラーメンの喫食に再挑戦。先日は豆乳で作ったので今回は表示通りにお湯で作る。オイルは半分だけ入れる。やはり辛い。でも意外とすんなり食べられた。たまにはこういう暴力的な食事で汗をかくのも小さなストレス発散で良い。

とある人物がライヴハウスのフロアにいるのにバンドの演奏を碌に見もしないでスマホでサッカー観戦、そして大して見ていないのにバンドの若い女性メンバーの気を引くために演奏を絶賛する文章をXに投稿、という話を目にして久しぶりに憤りを感じる。
元々あまり評判のよろしくないことで有名な人だけど、それは演奏者にも音楽にもライヴハウスにも非常に失礼な行為ではないか。いつまでそんなことをするのだろう。

夜、「細野晴臣と地球の仲間たち」DVDを見る。2007年に行われた超豪華出演者による細野さん還暦お祝いイベントの記録。細野さんのバンドでアコーディオンを奏でるコシミハルさんの姿に見惚れてしまう。そして黒いアコギをかき鳴らしながら歌う細野さんはめちゃくちゃカッコいい。
そして、これは日比谷野外音楽堂のステージに立つ片岡知子さんの姿が見られる作品でもある。
片岡さんはステージで不思議な音が出る短いステッキを演奏していて、2008年のDVD発売当時にお会いした際「細野さんのライヴで使っていたステッキみたいな楽器ってどこで買ったんですか?」と聞いたら「銀座のヤマハで偶然見つけて買ったんだよ」と教わりすぐ買いに行ったものの売り切れで買えず、後日その話をしたら「銀座まで行ったの!そんなに欲しかったの!?」と言われた、というのは個人的な思い出。もはや何もかもが懐かしい。もう二度とやって来ないすばらしい日々の記憶。

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